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「宿のブログ」内での書き分け

とあるツイートが、心に引っ掛かった。
https://twitter.com/akyska/status/992608383302754305

「記事」は「誰にどんなことを伝えたいか、構成をしっかり考えて徹底的に読者視点で書く」、「ブログ」は「自分だけに向き合い、徹底的にエゴで書き進める」。
何気ない短文だが、深く、重い。

今まで「宿のブログ」は「一つの投稿」の中で「前半で催しや宿の様子を記し、後半で主観を述べる」方法を採ったものが多い。その都度、コンセプトや“想い”を伝えようとしてきたからだ。もちろん告知だけのものもあるが、一方で僅かながら、自分の“想い”だけを主観的に記したものも混在する。
宿とは関連性の薄いものは「note」に分離したが、あえて2か所で載せているものも多々あるし、明確な基準はない。

「ブログ」ゆえに、「記事」には徹していないし、かと言って「完全なブログの体をなしてもいない」という感じだが、今、あらためて考え直す。
「宿のブログ」を読む対象者は誰か、誰に読んでほしいのか——。

それは何と言っても「これから泊まろうと考えてくださっている人」に尽きる。
ならば現状で主としている「前半で事象→後半で雑感」という記し方ではなく「事象だけの投稿」と「主観的な記述」を分離したほうがいいのかもしれない、と思い始めている。

つまり「1本で記してきた記事を、2本に分ける」ことになる。

そうすることで、連作的な要素も出てくるし、写真の使用に偏りが生じるが、一つひとつの投稿は読みやすくなる(ただでさえ長文が多いので)。また、“想い”は要らないという人もいれば、“想い”を共感してくれる人もいるだろう。
テーマが一つだから「1本で書いてきた」が、もっと「読み手にやさしく」を意識し、新たな技法に取り組んでいかなければと自戒する。

新聞社に従事していたころ、さんざん言われ続けてきた「読者目線」。
分かっているつもりでいたが、「書きたいこと」に囚われすぎていたかもしれない。「ブログだから」と考察していなかった点を、精査し直そう。
きりがないので過去の記事は書き直さないが、次から「宿のブログ」は記す手法を変えていこう——。

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