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芳住
2024年3月11日 10:58
3月6日(水)自分の中にあるセンサーが敏感になっている気がする。3月7日(木)深夜。暗い部屋でひとり、膝をかかえ、声を押し殺す。泣きつかれて眠ってしまった。3月8日(金)腫れた瞼に気づいた母が、デニーズへ苺パフェを食べに連れて行ってくれた。「迷惑をかけたくない」と漏らすと、悲しそうに眉を下げながら「じゃあ私が貴方のことを頼ったら迷惑なの?」と言ってくれる母に幾度となく救われてきた。
2024年3月6日 00:02
3月4日(月)部屋の中央に鎮座する、大きな机。そこで話している人たちは、ギラギラしていて、もはや圧と呼べるほどのオーラを放っている。燃えているみたいだ。わたしはさっきから向こうの会話が気になって仕方ないのに、向こうはこっちのことなんかちっとも見えていなくて、気にもしていなくて、ただわたしだけが身勝手に、ひどく身勝手に傷ついている。疲れた。ギラギラしている彼等にも、彼等をギラギラさせる
2024年3月3日 15:42
2月26日(月)高円寺で傘をパクられたことを根に持っている。正確に言うと『取り違えられた』のだけど、もうこれはパクられたと言っても過言ではない。取手部分にだけ可愛いベージュ色が付いている私の傘が、店を出る頃にはただの馬鹿でかいビニール傘に成り代わっていたのだ。馬鹿でかかったので、まだ良い。これで本当にただのビニール傘だったら、その場でこぶしを握りしめていたところだ。取り違えた犯人は、可愛い