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天孫降臨(ワイ的歴シ8)

どうもどうも、やって参りましたワイ的歴シ8弾!
今回は葦原中国を治めてたスサノオの血筋であるオオクニヌシが、高天原のアマテラス派に国譲りを行い、国を治める者として 天孫 こと
瓊瓊杵命(ニニギノミコト)が主役になります

この話のキーポイント
・ニニギが現れてから人間と神という区別が生まれた
・神様も面食い



前回までの古事記シリーズ

イザナギ&イザナミ編

アマテラス&スサノオ編

スサノオ(ヤマタノオロチ)編

オオクニヌシ編

国譲り編



〜〜〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜

神々から天地創造を命じられたイザナギ・イザナミだが、その際イザナミは亡くなってしまう。その後産まれたアマテラスは弟のスサノオに、天界を荒らされてしまい、天の岩戸に引き篭もってしまう。だが、アメノウズメの働きにより完全復活するアマテラス。さらに横暴な態度を取るスサノオを天界から追放した。地上にやってきたスサノオは、ヤマタノオロチを退治し、地上にいた国津神 クシナダヒメ と結婚し出雲に宮殿を作る。ヤマタノオロチ退治の時に手に入れた、草なぎの剣を高天原に献上する。その後、スサノオの6世子孫のオオクニヌシに時は移る。因幡の白ウサギ、八十神の迫害、スサノオ試練を乗り越え、一目惚れしたスセリヒメと共に葦原中国のボスとなる。その後、オオクニヌシを筆頭に国造りが行われ栄えた。だが、高天原のアマテラスから国を譲るようにと要請が入る。オオクニヌシの子神vsタケミカズチの小競り合いを経て、オオクニヌシを奉る大社の建設を条件に国譲りを承諾したのであーーる。


天孫降臨

天界のアマテラスからの要請で国を譲るようにと、使者を送り込まれたオオクニヌシは、
「出雲に俺祀る大社建ててくれたらイイぜ!」と承諾した。

これを受けたアマテラスは、宮殿を建てることを約束し、誰を葦原中国の神とするか議論が行われていた。


アマテラス「私は前にも言ったけど、
天之忍穂耳(オシホミミ)が最適だとおもうだけど、、、」

タカミムスヒ「わしもそうも思う!」(絶対考えるのめんどくさいだけ)

オシホミミ「ありがたき幸せ、、、有難うございます。ですが、わたしは息子の
 瓊瓊杵命(ニニギ)を推薦したいのですっ!!
この子神こそ、天照大御神の意思を継ぐべく葦原の太陽神として相応しいかと……どーでしょうか?」


アマテラス「あ、イイんじゃない?それで。ニニギって響きもなんか、かっこいいし!でも、1人で行かせるのは不安だから5柱連れていかなさいな」

ということで、5柱の随伴を伴い、天津久米命(アマツクメ)・道臣命(ミチノオミ)を先導役とし、地上界に向かう。

ニニギ「我は天孫なり!行くぞ!5柱よぉぉ」


えらい張り切りである。


そしてニニギは、筑紫の日向の高千穂の久士布流岳(クジフルダケ)に降臨する。
これがいわゆる「天孫降臨」である。

高千穂をたいそう気に入ったニニギは、「ここに宮殿を建ててやるぜヤロウども!!」
という感じに「高千穂宮」を建てた。

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・俺は面食い

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日向に降り立って宮殿をこさえたニニギは、笠沙の御前で1人の美女に出逢う。

ニニギ「なにあれ、スッゲェーー美人じゃん!声掛けよ!!」

ニニギは声を掛けた

ニニギ「そこのねぇーちゃん、名前なんて言うの?すげぇー美人じゃん!!俺の嫁になってくれよ!」

古事記で描かれる神々は大体において女好きでチャラいのだ。

サクヤヒメ「(うわっ、なんかチャラ!でも男前〜)私の名前は 木花之佐久夜毘売(サクヤヒメ) と申しまする。結婚に関しては、返事は父上を通してさせてもらいます」

サクヤヒメは父の オオヤマツミ に求婚されたことを相談すると、

オオヤマツミ「おぉ、天照大御神の孫に求婚されたとな!?是非嫁ぎなさい!!
ついでに姉の 石長比売(イワナガヒメ) も嫁がせよう。」

そういうとオオヤマツミは、姉のイワナガヒメも一緒に貰ってやってくれと言い2人を嫁がせた。

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だが、いざイワナガヒメを目の当たりにしたニニギは、
「(なんじゃこりゃー!めっちゃブサイクじゃねぇか!!こんなのいらねぇよったくよぉ!)
…………お帰りください」

イワナガヒメ「……は?」

ニニギ「ですから、お帰りください…申し訳ございませんが!」

イワナガヒメは悲しそうに立ち去っていった…

これを聞いた父・オオヤマツミは激怒し、

オオヤマツミ「あぁ〜、折角2人嫁がせたのに、、イワナガヒメ泣かして許せんなクソ!!でもこれで長寿ではなくなったぞ。バカめ、、サクヤヒメにはな、天神の御子たちがこの世(葦原)で繁栄する為に嫁がせたのだ。そんでイワナガヒメにはな、この世で永遠の命(長寿)でいれるために嫁がせたのだ。ここが続くであろう歴代天皇の命も木の花のように儚いものになるであろう。これで神にも寿命が出来たのだ…ククク」

ここでとうとう神→人になってしまったのである。



ワンナイトラブ?

イワナガヒメを送り返したニニギは、その夜サクヤヒメと「一夜婚」を行う(SEX)
するとサクヤヒメは一夜で懐妊したのだ!

ニニギ「えー!マジカヨ!というか一晩で懐妊てありえなっいしょ。それさぁ、国津神共の子じゃないの?どーなの??え?」(終わってる)

サクヤヒメは自身の身の潔白を証明しようと、戸のない室に籠り、火を放ってその中で出産したのだ。

サクヤヒメ「これで無事に生まれなければ、この子は地上の神の子でしょう。無事に生まれたならば、その時は間違いなく天神御子の貴方様の子どもですわ」

カッコいい女である!

その後無事に生まれたのが

火照命(ホデリ・海幸彦)

火須勢理命(ホスセリ)

火遠理命(ホオリ・山幸彦)

この後いわゆる「海幸山幸の神話」に発展するのだが、それはまた後ほど。

今回はここまでです。
どーでしたか?
どちらにも良いところがあり、その意味も込めて送り出したオオヤマツミの意思を踏み躙り、イワナガヒメを送り返したことによって皮肉にも、寿命 と向き合っていかなくいけなくなった面食いチャラ男のニニギの回でした🌞🌞🌞

次回は海幸彦やるか、神武東征からヤマトタケルまで行くか悩んでます。。。

ではまた次回ー👾👾👾👾👾

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