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【雑記】マイ・フェイバリット・ミニマム・ジャーニー

(写真は大好きな喫茶店の大好きなシナモンティー)

おこんばんは!
昨日は秋の気配に調子に乗って7分袖で出かけたのですが、映画館の中以外はまだ暑かったです。今日も余裕で暑かった。

さて、前回の自己紹介のような記事の中で、あてのないドライブが趣味だと書きました。今日はこのことについてお話したいと思います。

周りの友だちの多くは、早い子だと20歳くらいまでには車の免許を取得していたようなイメージがあります。わたしは日々電車や自転車移動だったのと、そもそも車の運転にさほど興味がなかったので、20代も後半に差し掛かった頃にようやく免許を取りました。

わたしの長い長〜い学生生活最後の夏休みに、1ヶ月青森県の自動車学校に通いました。なぜ青森なのかは、また追々触れるかも触れないかも。

自分の車を持ってからもまだ長くはないのですが、日々運転する中で気づいたことがあります。

「ひょっとしてあたい、運転好きかも!」

(普段から一人称があたいなわけではないですが、心の中では自分をそう呼びます。びっくりさせてごめんね。)

わたしは音楽やラジオを聴くこと、ひとりで考えごとをするのがとても好きなのですが、家だと他ごとが気になって集中できないこともしばしば。

たったひとりの密室でありながら、場所を移動でき、頭の中はほどよく自由に思考することができる。ドライブという行為はわたしにうってつけのプチ・アミューズメントだということに気づいたのです。映画「ドライブ・マイ・カー」で西島秀俊さん演じる主人公の家福の気持ちがわかる気がします。

冒頭で「あてのないドライブ」と書きましたが、最近はもっぱら家から少し離れたチェーンの喫茶店で読書をすること(または何もしないこと)が趣味です。

なるべくなら知らないお店に行きたい!と感じていた時期もありましたが、今はちょっと遠いチェーン店に惹かれます。なんというか、車に乗って例えば隣の市まで来ると、自分大人になったな〜と感じるのです。

これはフィンランドひとり旅中に見つけたBURGER KING。旅先で見かけるチェーン店というのは思わぬ安心感を与えてくれます。

チェーン店と言いつつわたしが訪れがちなのは、何を隠そうコメダ珈琲店です。大きい飲み物もあるし、甘いものからしょっぱいものまで豊富なフードメニュー、印象的な深い赤のソファ…いつもついつい長居してしまいます。

わたしは愛知県住まいなので(だからなのか?)、家から1時間弱車を走らせる間に体感で10軒弱のコメダがあります。

最近お気に入りのコメダは、そこそこ大きな川沿いの、夕陽がとてもきれいに見える場所にあります。そして特筆すべきは、店内にある小上がりゾーンです。3段ほどの「これ意味ある?」みたいな階段を上がったところにある小上がりゾーン。小上がりってなんであんなに魅力的なんでしょうか。2段ベッド然り、幼少期から「ちょっと高い場所」への憧れが知らず知らずのうちに刻み込まれているのかもしれません。

おまけにそこの小上がりゾーンは、天井が自分に近く、中心に向かって高くなっています。頭上にゆるやかな四角錐の空間が広がっているようなイメージです。多くのコメダは木とレンガを基調としたカントリー調の様相を呈していますが、その四角錐天井のせいなのか、余計にバンガローをほうふつとさせます。どこの県かは覚えていないし、あんまり好きじゃない年下の友だち家族と泊まったあのバンガローです(わたしは子どもの頃から子どもが苦手でした、今となってはよい思い出、のはず)。

小上がりとバンガローにわくわくされない方は、何を読まされているのかという気持ちかと思います。わかります。

最初に訪れた日は小上がりバンガロー席を尻目に、低い場所の2人席に通されてしまったのですが、2度目でそこに座ることが叶いました。意外とすぐ叶った!

しかしその小上がり席、ひとつ問題があります。

そのコメダが大きな川沿いにあることは最初に説明しました。申し分ないロケーションなのですが、そのせいで夜、窓に近い席はちっっちゃい羽虫が飛び交うのです。

あ〜ん!玉に瑕!ついつい、
「文庫本にコバエが舞う影」
という自由律俳句を詠みました。
次は明るい時間帯にゆったりと小上がりバンガローを堪能したいと思います。

ちなみに、「かが屋の鶴の間#243」で採用いただいた
「彼女のことを向こうと呼んでいる」
という句は、この日隣に座っていた男子大学生と思しき2人組の会話から生まれた句です。喫茶店は人さまの会話から新しい知見を得る場所でもあります。

ドライブの話題から転がりまくって、遠いところまで来てしまいました。これからもこのような調子でお送りしていきます。

ドライブといえば国道沿いという言葉も大好きなわたし。今や絶滅危惧種の2階建てのマクドナルド(デッッカイプレイルーム併設)、1階が駐車場になっているひっっろい回転寿司、平らなラーメン店の、電球で取り囲まれたデッッカイ長方形の看板…これらを代表とする国道沿い名物すべてに惹かれるのですが、広かったりデカかったり、2階建てが好きな気がしてきました。

あなたの好きな喫茶店の内装や国道沿い名物、おすすめのドライブなど、もしありましたらこっそりお伝えくださいね。いつでもお待ちしております。


ではでは、たいへん長くなりましたがお読みくださりありがとうございました✴︎またどうでもよい話にお付き合いください。

ここで本日の一曲
青い車/スピッツ

愛車はまさしくコキンちゃんカラーの鹿むらがお送りしました。

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