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利上げはどうする?FRB。銀行規制強化検討へ

アメリカのSVBを発端に、欧州のクレディー
スイス銀行のCDS保証料跳ね上がりなどで、
一気に金融不安が世界の景色を変えた1週間が
終えようとしている。

私は、本来ただの備忘録の独り言として
書いているので、一週間の沸騰率や市場の流れ
はたまた個別株の決算や経済指標の予想など
全く書く気はない。

世の中にはお金を払ってでも欲しいような
良質な情報を完成度高く提供してくれている
方がいるので、そちらを参考にして頂くと良い

ただ、その方々は本当ありがたいので
ここでお礼申し上げたいと思う。
そして、それを参考にしてこの備忘録を
書いている事も付け加えたい。

そう、受け売りによる私自身の主観の変化を
書き留めているだけなのだ。

今週はいろいろとあった

では、話は戻そう。
今週は色々と振り返えなければならない。
なぜなら、FRBが銀行救済プログラムと
銀行の規制強化を検討しているとの
報道があったからだ。

その事が今後のマーケットの進む方向性と
水準について大きく影響を及ぼす事となり
私のポジションやポートフォリオや判断に
影響するからである。

救済プログラムの事は、前回書いた備忘録を
見て頂きたい。

ここでの見解は以下である。

今後は今年後半から利下げなのだろうか?
利下げにならなくても、利上げ打ち止めには
なるだろ。インフレに対しては、時間軸効果を
活かして様子を見ていくのだろうか。

今年は金融不安がずっと燻り、景気後退の流れが鮮明になりながら進んで行くのだろう。
金利低下、景気後退、株価下落が基本路線
と捉えなければならない。

1月の楽観的な動きは何だったんだろう?
私の備忘録から

基本的な路線は変わりはないが
時間軸での効果を見ながらという悠長な事は
言ってられなくなるのではないかと感じる。

FRBが銀行規制を検討へ

もし、規制強化される様であるならば
景気後退の速度などは一気に加速するだろう。

いや規制強化されるのは避けられないので
一気に加速の前提で動き出すのが間違いない。

規制が強化されるのを機に、
リスク度の高いポジションクローズや
一部の含み損から実現損へ損切りしたり
貸し渋りや貸し剥がしなどが起こる事は
容易に想像が出来る。

この事が利上げをしなくても金融引き締めに
直接的に影響する事は、いつも参考にさせて
頂いている ストラテジスト岡崎良介さんが
分かりやすく説明されているのでググってみる
と分かる。

岡崎良介さんも私の神セブンの1人である。
(少し古いが…)

色んな賢人達がいるので、
また少しずつご紹介していく事にしよう。

FRBの選択は?

ここからが、いつもの私の妄想である。

来週のFOMCでFRBは
この状況下で利上げができるのか?
という事がSNSやyoutubeなどで
発信されているのを見る。

普通ならば金融不安の懸念が
収まるかどうかというタイミングなので
利上げ見送りや来年大統領選挙なので
早めに収束させる為に夏までに利下げだろう
という意見も見られる。
現にCMEのFED watchでも確認できる。

だが、気になることがある。

複数の大手銀行によるファースト・リパブリックへの預け入れ合意ついて、連邦準備制度理事会(FRB)と財務省、連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)は歓迎の意を示した。
bloombargより

これを意味するところは、
多少の問題は民間でなんとかしてくれ。
俺たちFRBはインフレ退治の姿勢を緩める事が
できない。ということではないか?

今まで利上げしてきたが、雇用市場が堅調で
なかなかインフレが収まらない状況がある。

銀行規制強化という新たな引き締め策により
無理やりにでも景気を鈍化させてインフレを
沈静化させるのかもしれない。

FRBは、利上げを続けてハードランディングに
舵を切る覚悟をしたのではないかともとれる。

ここ数日の株価やメディアの報道などを見ると
景気後退の懸念が米国内に広がり、米国民の
消費マインドを冷やすのにも絶好のチャンス
にも思う。

普通なら、絶対に大幅利上げや長期利上げ
するような見通しではない局面である。

しかし、万が一にもFRBが景気後退を早期に
起こしてインフレを一気に鈍化させたいと
判断する可能性もある事を頭の片隅に置いて
おいた方がいいようにも思う。

また、FRBか判断を間違えないとは言い切れない事も付け加えておく。一昨年のように。

そして、大統領選挙は来年であり今年ではない

夏までにリセッション入りにさせて
今年の後半から雇用を見ながら手を打つという事も考えられる。もし来年にリセッション入りしてしまうとバイデン民主党は、大統領選挙で
大敗して共和党に政権が移るだろう。
それは避けたいと思うのはごく自然である。

FRBの判断一つで景気後退を早めさせる事が
出来る状況なので、痺れる展開である。

WBCの日本対イタリア戦ような
シビれる展開を熱く見守りたいと思う。

立ち回り

という事で、私的な投資戦略もなければ、
妙案もない。水準感を見極めについていく。
立ち回りというほどでもない。

今後の見通しや仮説、投資戦略は、FOMCを
見てからで、神セブン(七賢人)の方々の意見
を聴いてから、ゆっくり考えようとしよう。

では、リスクはほどほどに。

サポートしてくれたら、うれしいなー。記事の中でお礼を言いたいと思います。