風花

小説家志望。読書感想と日記。休日は自宅で映画やアニメを見たり、近所を散歩しています。あ…

風花

小説家志望。読書感想と日記。休日は自宅で映画やアニメを見たり、近所を散歩しています。あと、言葉をあれこれして遊んでいます。平日は仕事!

最近の記事

【日記 #3】坊っちゃん文学賞に応募した

昨日、坊っちゃん文学賞に応募した。 書いたのは、たったの四千に収まる文字で作られる物語。 すっきりとした達成感とは少し違う、終えたことへの寂しさなども含ませた、この何とも言えない、やりきったような初めての感情がある。 書いて終わりではない。それはそうなのだ。 今からこんなことではどうしようもないのだが、なんだか誇らしい気分。 昔から文章を書くことは好きであったが、それはたとえば、思いのままに浮かんだ場面をざーっと書き起こしてみたり、表現や言葉遊びをしてみたりといった具

    • わーい \(^^)/ 初心者:これ投稿しがち というあるある雰囲気すぎるけど、例に漏れずしっかり喜んでしまったので載せます!見て!嬉しい! 固定機能のおかげだけど、全体数が多そうな「自己紹介」のタグで選ばれたの嬉しい。 スキを押してくださった皆様、ありがとうございました。🦦

      • 【日記 #2】クローズド・サークルって難しい

        (この記事は【秘密の読書感想文 #1】の続報です) 「十角館の殺人」を読んだときに感じた違和感の正体が分かった。 それは「前提の裏切り」に対する悔しさだったようだ。 当の作品で、犯人は島と本土の行き来ができたという話があった。 そこに関して、謎解きの範囲が島の中で完結していないという部分に私はがっかりしていたらしい。 犯人と他では見えている全体が違う。 そのため、犯人だけ特別な行動がとれる構図になるのは当然であるが、置かれた状況だけは揺るがないものであってほしかった気

        • 【秘密の読書感想文 #2】そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

          とても面白かった。 主要人物10名、全員のキャラクターがはっきりしていて、それぞれに限りなく見合った言動がとられていた。 一貫してぶれがなく世界に入り込みやすかった。 この人物はこんなことしないだろう、こんなこと言わないだろうという引っかかりが無かった。 取るに足らないストレスを挙げるとしたら、うち2名の職業だろうか。 私にとって聞き馴染みのない役職であった元陸軍大尉と退役将軍の違い。 お国柄だろう。このような職に親しみがなく、スッと入ってくるものではなかった。 実際、

        【日記 #3】坊っちゃん文学賞に応募した

        • わーい \(^^)/ 初心者:これ投稿しがち というあるある雰囲気すぎるけど、例に漏れずしっかり喜んでしまったので載せます!見て!嬉しい! 固定機能のおかげだけど、全体数が多そうな「自己紹介」のタグで選ばれたの嬉しい。 スキを押してくださった皆様、ありがとうございました。🦦

        • 【日記 #2】クローズド・サークルって難しい

        • 【秘密の読書感想文 #2】そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

          【エッセイ】探偵は悪者

          これは私が20を過ぎた年の頃の話。 当時、私は調査員として探偵事務所に勤務していた。 ぽつぽつとじれったい雨が私を気早な性格にさせていた。 ある男を待っている。 名前は大橋貴文(仮名)。年齢43歳、身長170cm前後の中肉中背。 はっきりとした目鼻立ちに、横に流された長めの前髪。 今日に限っては、三つ揃えの薄くストライプがかったネイビースーツに、小さめのドットが入ったボルドーのネクタイを持つ。 ここ港区という地に勤めるこの男が本日のターゲットである。 依頼者は大橋の奥

          【エッセイ】探偵は悪者

          【秘密の読書感想文 #1】十角館の殺人/綾辻行人

          小説を最後まで読み切ったのはいつぶりだろうか。 まずは、よく頑張った。 兎にも角にも読むというところに重きを置くならば満点である。 内容は、なんと言ったらよいのか。 普通の一言で片をつければ楽であるが、はたしてこれが十分であるかに疑問が残る。 まず、名前がカタカナで登場人物がなかなか覚えられなかった。 後半には馴染み、毎度と詰まることはなく話が入ってくるようにはなったが、それでも負荷だったことには変わりない。 町名も、S町やJ崎や。なぜあえてローマ字なのだろうか。一般的にそ

          【秘密の読書感想文 #1】十角館の殺人/綾辻行人

          【日記 #1】ベストセラー作家になる女

          職業:作家。それすなわち、売れるものを書くということ。 ━━━━━ 女は、承知している。 それでもなお、女は、そこにしか見つからないのだ。 主に、小説を読み、その感想を書いていく。 ■ 来たるその日への宣言 ■ 小説家、それは私の夢だ。 これまで何をしていたかって。何もしていない。 小説を書くこともしなければ、小説を読むこともしない。 何もせず、ただぼんやりと持ち続けていた。 頭の中には「できない理由」「しない理由」が全巻そろっている。 めちゃくちゃ、ダサい。

          【日記 #1】ベストセラー作家になる女