ジャパンXVvs.オールブラックスXV ラグビー観戦
ジャパンXVvs.オールブラックスXV
@秩父宮ラグビー場
2023.7.8. 17:00 K.O.
バックスタンド、カテゴリA 3列目ややメインに向かって右より
ノンキャップ試合であり、藤井ディレクターが
”「(初戦は)合宿の中の1試合(という感覚)。そんなに調整をせずに、体もきついままで最初の試合を迎える。その後に徐々に試合形式(の準備)に変えていくと思います」“(https://www.nikkansports.com/sports/news/202305240000439.html)と言っていたことからも、勝敗は度外視、というのはあったのだろう。
そしてメンバーのコンディションは今が底なのだろう。
だとしても。
ジャパンXVのほうにはあまりにも見どころのない試合だった。
現地観戦のみでTVで観返してないのでいろいろ誤認あるかもだが、齋藤がかなり悪かった。ウェバーが素晴らしく、最初の2トライはウェバーが生み出したトライだったこともあり、齋藤のアタックでの機能しなさが目立った。
判断が悪く、パスも少しズレる。ハーフからのパスがズレるとそのズレはずっと後を引く。後半の交代前のプレー、自陣ゴール前でのターンオーバーボールを相手の背後に蹴らない選択は信じられなかった。あんなのハーフはほぼ反射で裏に蹴るものだと思っていたが…。
サンウルブズ(途中終了したけど)、代表で順調に成長していると思っていただけに残念というより驚きが大きい。コンディションが悪いだけと信じたいが…。安西監督よろしく「全く成長していない…」と呆然としてしまった。
ジャパンの方がボールへのリアクションも悪い。ターンオーバーしたボールを活かせない。ターンオーバーからの速攻は日本の得点源であるべきなので、これではトライ取れないのも当然。
後半のほうがペナルティが増えた気がするが(スタッツ未確認)、そうだとしたら修正が必要。
ディフェンスの問題もあったが、一番の問題はアタックでトライを取れないこと。XVでもオールブラックスは点差が離れて余裕が出るとアタックを止めづらくなっていく。
小倉という選手は代表には少し足りないと個人的には思っているが、点を取られた後に流を促してキックオフ速攻をしようとしていたのは素晴らしかった。(未遂に終わる)
結局のところ、その種のアグレッシブさが足りなかった。特にノンキャップメンバーで見られなかったのが残念。福井が少し気を吐いていたくらい。
自分達の置かれている立場を分かっているのかと疑問に思うほどだった。
オールブラックスXVは、やはりウェバー、グッドヒューというベテランが目立っていた。あとはナンキヴァルもよかったし、バックスリーのハイボール処理はジャパンXVを圧倒していた。
冒頭の藤井ディレクターの言葉は、1試合目は勝ちに行ってないとも聞こえて、個人的には2万2千の観戦客を舐めていると感じるが(あのチケットの値段設定で!)、それはW杯をゴールとした強化の手段の一つなのだろうから、本番では必ず結果を出してほしい。
オールドファンは優しいからどんなに舐められてもついてきてくれるかもしれないが、15年、19年で増えたファンは、ジャパンが弱ければすぐに離れる。
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