20230312_片付ける(予定)
姿勢や箸の持ち方他、しつけが厳しい家庭で育った。けど今思えば、感謝している。ただ、一つだけ良く分からず未だに反抗している事がある。それは、「片付け」なるモノについてだ。
一番リラックスできる場所で、なぜちゃんとしていないといけないのか。
僕はそれが分からなかったので、友達を家に呼ぶときも、等身大の姿をさらしていた。「今日友達くるよ」と親に言うと、掃除を勝手にされていた。僕は、「なんで友達来るのに、掃除なんかするんだよ!」と意味がわからない反抗していた。なので、途中くらいから親に言わずに友達を連れてきた。そしていつも、「片づけていない部屋に、いれるんじゃありません」と怒られた。
ただ難しいのが、自分は掃除が嫌いというわけでは無いのだ。なんとなく、「これ以上は・・」はという線引きがあって、それまでは放置していても大丈夫という感じだ。だから、そのラインが来たら掃除を能動的にする。また、完璧主義なので1日以上かけてちゃんと納得がいくまでやる。つまり、勝手に掃除をされるのを極端に嫌うらしい。
綺麗好きな親だったので、時間があれば掃除をしていた。もちろんわたしの陣地もだ。別にやましい物があるわけでは無いが、掃除されたその綺麗な部屋を見た時、とても嫌な感じがした。綺麗なのに、乱されたという感覚になった。だから、「なんで勝手に掃除するんだよ!綺麗になるじゃないか!」とここでも意味の分からない反抗をした。
それと、僕は掃除機の音が尋常じゃないくらい苦手だ。あの音が聞こえると、部屋の扉を閉めて、耳を手で塞いだ。入ってこれないように鍵までした。鍵しても、音量は変わらないけど。今思えば、感覚過敏だからという説明で終わるのだが、当時は、部屋にショベルカーが押し寄せてきているんじゃないかというくらいに怖かった。「あー平らにされるー!」と。小学校のころ、国語の俳句の授業で「休みの日 急な掃除機 やめてくれ」みたいな俳句を作って学校に提出して、先生とお話する事になったのを覚えているが、それくらい身の危険を感じていたのだろう。
一人くらしを始めて、2か月になろうとしている。最初は極端にきれいにしていたけど、なんで人来ないのに綺麗にしようとしてるんだろうと、ふと思ってしまったので、少しずつ乱れてきている。けど、いつものように定期的に掃除はしている。ゴミだしもしているし。鍵はいつも定位置に置いているのでなくるなる心配もない。
結局のところ、自分の場合は「必要な時に必要な物が取り出せれる事」とさえできればよいのだと思う。逆に、それが出来なくなった時が掃除時なのだろう。「なんか汚いな」と思う感覚は頭の片隅に植え付けてあったようなので、これからも適度にやっていこう。逆に、やりすぎると疲れるから。
今日はこの辺で。本日もお疲れさまでした。
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