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ただあなた(Goal)だけを見つめていたい

 Goal設定のコツは、Goalに恋をすることです。
 心を掻き乱されるくらいに、激しい恋をすることです。
 何故なら、Goal設定と恋はとても似ています。
 それについて、まといのばのブログで分かりやすく説明してくれているので、引用させていただきます。

(引用開始)

誰かを好きになったときに、内なるドリームキラーはこんな風にささやくかもしれません。
誰かを好きになり、良い気分にひたっているときに、内なるドリームキラーはそこに水を差してきます。
 
その恋のゴールは何ですか?
結婚するのですか?
責任は取れるのですか?
目的は何ですか?
一時の気の迷いでは?
 
と。

ゴール設定も似ています。
というか、恋に落ちることとゴール設定はとても似ています。
一見すると不合理で、一見すると感情的で、一見すると馬鹿げていることに見えるのです。
でも、恋以上に大事なことなんてありません( ー`дー´)キリッ
もとい、ゴール設定以上に重要なことはありません。
 
いま何かに好きになったり、何かにハマっているのは、それ自体が価値があることで、未来を見据えてとか全く意味がない立論です。
その意味では未来などなく、「今」しかないと思うことです。
 
冷静に理性的に考えているつもりで、単に保身でドリームキラー的に自分を攻撃しているだけということは往々にしてあります。
 
無駄なことでも、一時の気の迷いでも、無責任でも、感情的でも、冷静に考えれば無意味なことでも、何でも良いので、今の気持ちというのを重視することです(しない方が良い場合も多いのですが、、、)。
今の気持ちと行動を重視というべきかもしれません。
 
「今、何かにハマっていて、それが楽しいなら良い」とシンプルに考えることです。
「これが将来、何かにつながるだろうか」とか不安になることはないのです。
 
Jobsが言うConnecting the dotsということで言えば、カルマやガッツというのを信じることです。自分がフラフラとランダムウォークをしているだけに見えて、未来から観たらそれが最善かもしれないのです。

(引用終了)

明け透けに言えば、頭のいい人に恋はできないということです。
 Goal設定も同様に。
 
 ひとたびGoalを設定すると、人は恐怖を感じます。
 どうやって達成すればいいか、まるで分からないからです。
 かかるコストは?
 リスクはどれくらいだ?
 そもそも、本当に達成できるのか?

 そうしてリスクとコストを冷静に計算して、「やっぱり無謀な夢だったのだ」と諦めることになります。
 その気持ちは私も分かります。
 しかし、今現在の頭で考えても仕方ありません。
 Goalの達成の仕方なんて、分からなくてなんぼなんですから。

 コーチングの創始者であるルー・タイスも、そのように現在の能力やリソースだけで考えて、Goal達成を諦める人達を指して、こう言っています。

(引用開始)

多くの人が、ゴールやビジョンを設定するときには必要なリソース(資源)がどこにあるかを知っておこうとします。それが、彼らが人生でわずかなことしか成し遂げられない理由です。

(引用終了)

 もっとバカになっちゃてもいいと思います。
 盗んだバイクで走り出してもいいと思います。
 将来なんて微塵も考えず、ただ彼女(Goal)だけを見つめればいいと思います

 それができなかった人達は、つまりGoalをどこかに落っことしてしまった人達は、悲惨です。
 私も、Goalを失ってしまった時は、Goal設定はサボり、気功もコーチングも頭から追い出し、ただひたすら質の低いジャンクフードみたいなネット小説を読んでいました。
 安寧はありましたが、成長も進歩もなく、ずっと同じような生活を繰り返していました。

楽であることが、何故かとても苦しかったのです。


 この歌も、一見、恋人と別れたラブソングに聞こえて、実際は、Goalを失ってしまった人間が、再びGoalを取り戻そうとする歌に私は聴こえました。
以下に、歌詞の一番を引用させていただきます。

(引用開始)

君が私を限界まで追い込んでいた関係性が愛おしい
君が恋しいの
彼の元を離れる時に私には彼が必要だと気づくべきだった
君が恋しいの
君が私の世界に火を灯した
そしてその熱さを制御できなくなった
今ひとり寝ている、凍えながらも
私を助けに来て欲しいの
私の上に雨を降らせて
ねぇ、帰ってきて
あなたに私の人生をダメにしてほしいの
私の人生を滅茶苦茶にしてほしい
私のこんな夜は消えてしまえばいい
私に夜はいらない、どんな夜も
あなたから初めてほしいの
たとえ全てが間違っていたとしても
私が元に戻せるからさ
私の人生を無茶苦茶にしてよ
君にしてほしいの
私の人生、君で埋め尽くして可笑しくなりたい
私の人生をダメにしちゃって
私のこんな夜も無茶苦茶してよ
この世から夜がなくなってしまえばいいのに
君から初めて
もし間違っていても
私がどうにか大丈夫なようにするから
あなたに私の人生をダメにしてほしいの
私の人生を無茶苦茶にしてほしい

(引用終了)

 すごく良い歌なので、ぜひ皆さんにも聞いて欲しいです。
 ちなみに私の心を最も震わせたのは、この歌詞ですね。

君から初めて
もし間違っていても
私がどうにか大丈夫なようにするから
あなたに私の人生をダメにしてほしいの
私の人生を無茶苦茶にしてほしい

 「君」とか「あなた」という二人称を、Goalに置き換えて読んでみると、結構面白いことになりそうです。
 なんていうか、Goal設定って、破壊なんだなぁ、って最近思います。
 Goalを上手く設定できると、現状は大きく揺らぎ始めますし、Goalのゲシュタルトの臨場感が現状のゲシュタルトを上回ると、現状のゲシュタルトは壊れてしまうからです。

 だから、Goalの存在は、私たちの人生を無茶苦茶にするのです。
 でも、それでいいのです。
 「私がどうにか大丈夫なようにするから」です。

 脳は安定と秩序を好み、混乱と無秩序を恐れ嫌いますが、実は脳は、混乱と無秩序の中でこそ、その創造性を発揮できるのです。
 それは、大型の肉食獣に襲われたとき、普段より速い足で逃げるのと似ています(似てるかな?)。

 だから、恋をしたとき、またはGoalを設定したとき、将来のことを考えて不安に思ったり、「どのように」と心配する必要はありません。
 
 今、この瞬間が全てです。
 少なくとも、私はそう思います。

 それでは、また。


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