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【レポート】屏風にフレームはあるのか?(ANTEROOM TABLE「フレーム」)

ホテルアンテルーム京都で毎月開催している哲学カフェ「ANTEROOM TABLE」、今月のテーマは「フレーム」でした。会場で開催されているKYOTOGRAPHIE KG+ 特別展「JAPAN PHOTO AWARD + INTUITION | 2023」に因んだテーマです。

会場にはたくさんの個性的な写真があるのに、どうしてフレームは全て四角なのだろう?という素朴な疑問からはじまったこのテーマ。写真に限らず、仕事の手順や認識の枠組み、性格診断など様々な「フレーム」について考えていきました。結果的に関連する言葉である「分類」や「境界」についても深掘りして粘り強く考える時間となりました。

個人的に興味深かったのは屏風やフスマに書かれた絵など、日本の美術作品は作品にフレームがあるというより、それ自体が部屋などの空間を仕切るフレームとしての役割を持っているのでは、という話。フレームのもつ役割について色々と考えるヒントになりそうでした。

次回のANTEROOM TABLEは6月11日(日)開催、テーマは「直感/直観」です。ご興味あればチェックしてみてください。

(おわり)


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