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わたしの “お品書き”

ホームページには通り一遍のことが載ってますが、note にはもう少し掘り下げて「何ができるの?」「どんなことが好きなの?」を自己紹介がてら記しておきますね。


1.主軸は「オーケストラや室内楽の録音」

キャリアをスタートしたのはスタジオだったのですが、とあるCDの録音に衝撃を受けて、そのレコーディング・エンジニア(バランス・エンジニア)に弟子入りしたんです。サイトウ・キネン・フェスティバル(現:セイジ・オザワ松本フェスティバル)の現場では、アナログ・ミキサーを2、3台並べて、多くのマイクロフォンを設置して……ということを1ヶ月間の間に何度も繰り返したので、本当に得難い経験でした。しかもフェスティバルだから時間がたっぷりある。すると、実際の演奏と録音の結果とを聴き比べることが存分にできるわけです。これで、“耳” “基準” ができたのかも知れません。

というわけで、何本もマイクロフォンを使う収録もできるのですが、経費やら人件費やらが障壁となって録音が実現しないことが幾度となくあり歯痒かったので、「もっとシンプルでいいんじゃない?」と始めたのが UltraLight Recording なんですよね。


2.音声の収録・編集 〜 オーディオブックなど

キャリアをスタートした音響ハウスでは、ラジオCM やゲーム用ボイスの仕事に携わっていました。音楽好きだったので、入社当初は音楽のレコーディングに関わりたかったのですが、Mac が使えるからという理由で(?)そんな配属になったようです。最前線にいる声優さん、ナレーターさんとご一緒することができたので、間合いとか演技とか、多くを勉強させてもらいました。

フリーランスになってからもこの仕事は続けていて、最盛期(笑)はアクセント辞典がほとんど頭に入っていましたね(今や記憶あやふやですが)。オーディオブックには黎明期から関わっているので、RXの無い時代には手作業でリップノイズを除去する鬼編集を何時間も……。


3.フィールド・レコーディング

山歩きが好きなんです。だから、趣味と実益を兼ねたお仕事なので、サイコー!ですね。厳冬期の戸隠など、鼻水をたらしながら録音したり。映画用の環境音、雑誌の付録CDなど。


4.コピー・ライティング

レコーディング・エンジニアとしてラジオCM の仕事に関わるうち、「原稿、面白いな〜」と思って広告の世界に興味を持ったのが始まり。それから『広告批評』『ブレーン』『宣伝会議』なんかを読むようになって、ついに宣伝会議の「コピーライター養成講座」に通ってしまうw……講師は、コトバの山本高史さん。私のあだ名は課長補佐(笑)。クラスのみんな、元気かな。

で、いろんなご縁から、音響機器や楽器のコピーを担当したり、ブルーバックスの校正をしたり、ラジオCMを書かせてもらったり……なかなか居ないと思うんですよね、

レコーディング・エンジニア ✕ コピー・ライター の組み合わせ。

コピー・ライティングの何が面白いって、「本質は何か?」って考えるところなんですよ。「それ、本当に言いたいことなの?」とか「実は、魅力は他の部分にあるよね」とか。上っ面の言葉遊びじゃなくて、本質を二人三脚で掘り下げていくのが醍醐味。


5.マスタリング

裏メニュー的な感じでやっています。大学を出て、サイデラ・マスタリングのインターンになったのがマスタリングとの出会いでした。ただ、サイデラではマスタリング・エンジニアとして活動していなかったので、あくまでいろんな音源を聞いて “とある基準” ができた程度。あとのことは我流なので、マスタリングは表立って宣伝していないのです。ただ、クラシック音楽のバランスを知っているとか、そういった部分でご依頼くださる方もいます。

これは持論ですが、マスタリングは “第三者” に施してもらう方が良いです。客観的に捉えてもらえるし、「言いたいことは何か?」を整理して引き出してこそ、だから。

大した機材は持っていませんが、それでもよろしければご相談ください。


……と、久々に棚卸ししてみましたが、相変わらずですね。これまでほぼ “音ひとすじ” でしたが、この2020年から「撮影・配信」にも取り組みます。こちらのご依頼は当面お請けできませんが、コーディネートは可能です。クラシック音楽の動画配信にご興味ある方は、どうぞコンタクトください。


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