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#録音
021. フィールド録音のススメ
コンサートホールは、“守られた空間” です……そう、雨風から。
マガジン【009】で「LOW CUT」や「ホールの空気を録る」ということに触れましたが、雨風から守られた空間では、正直なところ “空気” を実感しにくいのではないかと思います。なぜなら、空気が暴れないからです。
そこでいちど、空気の流れというものを屋外で体感(体験)しておくと、音そのものへの理解が深まるはず……そんな理由から、フィ
010. オーケストラや室内楽を録る際に最も重要なこと
前回は、「砂漠が、単なる “砂場” になってしまいます」という意味不明なタイトルでした。“正解” として習ってきたことが、時と場合によっては正解でなくなる――こういったことは割とたくさんあって、それらは「目からウロコ」であったり「新しい視点」であったりするわけです。
私が「新しい視点」と出会うキッカケとなったのが、とある1枚のディスク(SACD)でした。その録音に感銘を受け、ブックレットのクレジ
009. 砂漠が、単なる “砂場” になってしまいます
前回は「バランス伝送」について軽くふれました。機材の中には、バランス接続できるように見えて実は平衡回路ではないものもあるので、取扱説明書で確認すると安心です。
さて、意味不明なタイトルですが、今回のお題は「LOW CUT」です。
下の画像の赤丸にある「への字」みたいな記号?をみたことありませんか?
これは、「LOW CUT」をあらわす、おそらく世界共通の記号です。
マイクロフォンの中には、
008. バランス伝送
前回は「マイクロフォンを選ぶ」がテーマでしたので、
そろそろ予備知識として「バランス伝送」のことにふれておきたいと思います。すでに「XLR」という言葉も説明なしに使ってしまいましたからね……予備知識とはいえ、重要ではあります。でも、知らなくても困らないかもしれません。
「プラス」と「マイナス」、そして…
いつも使っているコンセント(家庭用電源)の口は2つ。乾電池だって、プラスとマイナスしかあり
007. マイクロフォンを選ぶ
前回は「3点吊り装置」をテーマにお届けしましたが、
“衛星” をどの位置に置けば良いのでしょうか。
……これは私にとっても永遠のテーマ。使うマイクロフォンによっても違いますし、録音手法(マイクロフォン・アレンジ)によっても変わってきます。
そこでまずは、「最もシンプルで最も奥が深い」と言われる「ワンポイント・ステレオ録音」でアプローチしてみることにしましょう。私の録音の師のそのまた師は、往年
006. 3点吊り装置について
前回は「音声信号のレベル」がテーマでした。
これまでのことを概ね理解していて、マイクロフォン、ケーブル、レコーダーがあれば、コンサートホールで録音できるはずです。順序としてはマイクロフォン選びが先かも知れませんが、その前に「3点吊り装置」について掘り下げたいと思います。
その見た目から「●●」とも呼ばれる
005. 音声信号のレベル
前回は「音を聴く手段」がテーマで、ヘッドフォンなどをご紹介しました。
これで「録る」から「聴く」までをひと通り実践できたことになるので、一歩踏み込んで「音声信号のレベル」について簡単に触れておきたいと思います。
レコーダーの入力端子に、こんな表記がありますよね?
004. 音を聴く手段
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前回は「可聴周波数」がテーマでした。
ところで、
音を聴くのに、どんな道具、使ってますか?
スピーカー、ヘッドフォン、イヤフォン、色々ありますよね。
そこでまず、マガジンを購読いただいている方に感謝の意を込めて、
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「結局、ヘッドホン & イヤホンは、どう選べばいいのか?」
003. 可聴周波数のおはなし
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前回は「録って、耳で聞いた音とくらべてみる」というテーマでしたが、
そもそも、ヒトはどんな音を聞くことができるのでしょう?
この話をすると決まって出てくるのが、「周波数」という言葉。
定説では、ヒトは 20 Hz から 20,000 Hz の音を認知できるとされていて、“聴くことが可能な周波数” という意味で「可聴周波数」と呼ばれてい