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デザインを通じて人の「心」を動かしたい。さらなる成長を追い求めて、未経験のオフィス内装業界へ

「47(よんなな)グループにはどんな人がいるの?」という疑問にお答えするべく、今回は47内装株式会社でオフィス内装設計デザイナーをつとめる中根さんのインタビューをお届けします。

<プロフィール>
中根 孝太(なかね こうた)
千葉県出身。2022年、47内装株式会社に中途入社。
前職はディスプレイ業界でデザイナーとプランナーを経験。現在はオフィス内装設計デザイナーとして従事している。


デザインの力で、人の感情に深くアプローチしたい。学生時代から注目していたオフィス内装業界へ

── 中根さんが47に転職しようと思ったきっかけを教えてください!

前職はディスプレイ業界で、主に展示会やイベントのブースデザイン・プランニングを手掛けていました。新卒入社してまず1年間はデザイナーとして手を動かし、その後2年間はプランナーとして企画をしていました。

そもそもディスプレイ業界を志望したのは、大学でデザインや建築について学び、「設計者として人の感情を動かす仕事に携わりたい」と思ったからでした。展示会は多くの人が訪れる場ですし、ディスプレイも目立つものが多いので、大きな影響を与えることができます。

そんな中で転職をしようと思ったのは、人の感情に対してより深く、長期的にアプローチしてみたいと思ったからです。展示会はたしかに規模が大きいですが、来訪者は数十分~数時間しかその場に滞在しません。そう考えると、「果たして自分の仕事は本質的に人の感情を動かせているのだろうか…?」という疑問が生まれたんです。

そこで、就活の時に候補として挙げていたオフィス内装業界に転職しよう、と決意しました。オフィスは長い時間過ごす場所ですし、使い込むことで変化も生まれます。長きに渡って人の感情に影響を与えることができるため、よりやりがいを感じられるのではないかと思いました。

オフィス内装業界となると会社も絞られてくるため、そこから47に出会うまでは早かったです。

── 47に入社しようと思った決め手は何ですか?

オフィス内装業界の中で大手・ベンチャーどちらも見ましたが、47のようなベンチャーであれば幅広い案件に携わることができ、自分自身の成長可能性が広がると思ったからです。

内装業界未経験者としてゼロから知識を付けていくと考えると、この転職を通じて自分がどれだけスキルアップできるか、が大切です。大手には大手の良さがありますが、僕はベンチャーという環境で自分にあえて負荷をかけて頑張りたいと思ったので、47への入社を決めました。

前職で積んだスキルを活かしつつ、新しい知識を吸収し続ける。すべては自身の成長のため

── オフィス内装業界に転職後、前職から活かせたスキルはありますか?

前職でデザイナーだけでなくプランナーも経験していたので、お客さまのニーズを深掘りして本質的にアプローチする考え方や、プラン提案のスキルなどは活かせていると感じます。

また、前職でスケッチを描くことが多かったので、その習慣も活きていますね。オフィスの図面やパースは作成に時間がかかるので、その前にさくっとスケッチを描いてお客さまに見せると、早い段階でイメージしていただきやすいです。また、イラストにすることでお客さまとの認識のズレがないかどうかも確認できるので、一石二鳥だと感じます。

── 逆に、入社後苦労した点はありますか?

やはり、業界未経験のため知識や経験が不足している点です。同じデザイナーと言えど、ディスプレイ業界とオフィス内装業界はまったくの別物ですし、日々勉強の連続です。

実は、新卒の就活時にオフィス内装業界も視野に入れていたこともあり、事前に内装関連の参考書を読んだり、資格勉強をしたりもしていたんです。でも、それだけでは全然太刀打ちできないですね。実際に案件に携わったり、現場に出てみないと分からないことがたくさんあります。

── 専門的な業界ならではですね。その苦労はどうやって乗り越えてきましたか?

未経験の業界に転職する以上、最初に苦労することは分かっていたので、ミスをしても必要以上に凹まず、「一度したミスは二度と繰り返さない」という気概で乗り越えてきました。47内装が手掛けている案件は規模やニーズも様々なので、覚えなければいけないことが多いのは確かに大変ですが、僕自身はそれを苦痛だとは感じていません。

というのも、47への入社の決め手でもお話した通り、「あえて負荷をかける」という環境を選んだのは自分自身です。成長のために苦労は欠かせないと思っていますし、むしろポジティブなことだと捉えています。

大切なのは、いかにプラスαの価値を提供できるか。これからは個人の成長だけでなく、組織の成長にも貢献したい

── 中根さんが日々の業務で心がけていることを教えてください!

お客さまの希望に寄り添うことはもちろんですが、プラスαの価値をどれだけ提供できるかを意識しながら日々業務にあたっています。

たとえば「緑を入れることでストレス値を10%下げ、より集中できる環境をつくります」とか「香りを操作することで集中時やリラックス時の効果を増大させます」といった、お客さまのご要望以外でも様々な提案をしています。僕たちの提案で「それいいね!投資しよう!」とお客さまに思っていただくことこそが、ワークプレイスのプロとして求められる働きだと思うからです。

こうした提案の引き出しを増やすためにも、携わる案件すべてで何か一つ、新しいチャレンジをすることを心がけています。もちろん、最終的なジャッジを下すのはお客さまなので、こちらのエゴを押し付けることは一切しません。ですが、提案が通った場合もそうでない場合も、何かしらの学びがあり、次の案件に活かすことができます。

── 仕事のやりがいを感じるのは、どんな時ですか?

志望動機に通ずる部分でもありますが、人の感情が動いたことを実感できる瞬間は、特にやりがいを感じますね。お客さまのオフィスが完成して入居挨拶に行った際、お客さまが楽しくイキイキと働かれている様子を見ると、案件に携われた喜びを感じます。

また、自分自身の成長を感じられる瞬間も、「この仕事をやってて良かったな」と思います。以前ミスしたことを繰り返さず先回りでカバーできた時や、デザインコンペで自分が提案したプランを選んでいただけた時は、とても嬉しいです。

── 最後に、今後の抱負を教えてください!

今後、オフィス内装設計デザイナーとしてより提案の精度を上げていくと同時に、新しいチャレンジをし続けていきたいと思っています。

そのためにも、自分が見えている範囲外にも意識的にアンテナを張っていきたいです。たとえば身近なところだと内装コンサルタント、事業をまたぐとオフィス仲介コンサルタントや家具コーディネーターなど、他部署に対する理解を深めていかないと、本当の意味で「ワークプレイスのプロ」とは言えないと思います。

また、自身の成長はもちろん、部署の成長にも貢献できる人材になりたいです。デザイナーの人数も増えてきましたし、せっかくチームで働いているので、「個」の強みを結集させて「部」の強みに昇華していけたらいいですね。


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