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小説講座:第14回 構成と起承転結について

まあ構成ってどう読むんじゃー、みたいなのって結構多い気がするんです。ぶっちゃけてしまえば、要旨抜き出しみたいなものなんですが_(:3」∠)_

まあタイトル画像のデザートビュッフェもそうなんですが、並べ方が大事だってやつでして。

これでもう意味が全部取れる人は、普段から構成読みに慣れてるんじゃないかと思います。

でも世の中、要旨ってのをどう分けていったらいいのかしら、書く場合にどうやって判断したらいいのかな?って人も結構多くてですね。

例えば、読みやすくするために空行を作るなんて嫌だ、って人なんかはそうです。

単に作者の好みって場合もあるんですが。
でも、俺の好みで読者は苦労しろってなると話は別になってきます。
特にスマホで小説読む場合、空行がないと読みにくいどころか、そもそも小説読めないって人まで出ます(マジです)

そんなに敷居をあげて苦労させることに意味があるのかって話でして。

で、その上で、別にそういう人には読んでもらわなくていい、っていう選択なら別に構わないんですが。
多くの場合「俺の好みは優先するが、その苦労を踏まえて読者は読むべきなのになんで読まれないんだ」みたいな話になります。

そりゃー、なかなかうまく行きにくい不幸なすれ違いでして。

利用するのは読者の仕事ですが、利用しやすい形を作るのは作者の仕事です。

自分だって、どこかの飲食店に行って、ココどうやって頼めばいいんだ?ってなったら嫌になるみたいなもんでして。
そういうシステムや導線は、ちゃんと決まりを持ってできているし、そのためのノウハウってのがあるんですな。

構成っていうのはそういう「利用しやすいシステムを作る」ために必要な概念だと思ってください。

特に、制作側の考える構成というものを、ひとことでざっくり言ってしまえば「流れの手順を整えること」です。

今回はそういう話をしていこうと思います。

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