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頑張れエリンギ6

それではもっと具体化に、実習に行く前の準備について述べます。これは資格によって少しずつ違うので、関係する資格別に書いていきます。

まず看護師。事前レポートもしくは学習というレポートを大量に書くことになります。

基礎演習は見学がメインで、期間も短く、項目も少ないのですが、いろんなところへローテーションで回る、総合演習は実際に受け持ちを割り当てされ、直接援助にあたります。

その際は大体2ヶ月くらい前から学校でオリエンテーションが始まります。その時にこの時期までにこの項目の事前学習レポートを作成して、とスケジュールを渡されます。(これは学校によって様々らしいですが、私の知っている範囲で書きますね)これがまた多い。その時にスケジュールも渡されますが、大体グループごとに大きく、手術室、検査、呼吸器、循環器、消化器などの内科、整形外科、外科などの外科、ICU、慢性期の病棟、老年期、精神科(認知症、回復期、隔離病棟など)、耳鼻科、眼科、小児科、周産期医療、保育園、歯科、地域包括ケア病棟、老人保健施設、デイサービス、特別支援学校などを回ることになります。大体二週間くらいずつになります。(眼科、耳鼻科などは抜かすところもあります)

そこでクリアすべき項目があり、それについての事前レポートを書くことになり、病棟初日に書いてないと実習には入れません。

順番はグループごとに決まるのですが、いきなり手術室になるなどすると大変なことになります。書く項目が多いからです。また、それ以外にも、自分がやりたい、やらせていただきたいという項目についてはそのレポートを書いておかないとやれません。

実は私は手術室からのスタートでしたが、レポートの枚数は1000枚を超えました。確か40項目くらい書いたと思います。

内容については例えば麻酔についてでも、麻酔とは?から始まり麻酔の種類、薬剤、その副作用、麻酔を行う際の看護師の役割(外回り、器械だし)、硬膜外麻酔を打つポイントへの介助の方法、麻酔が効く範囲、麻酔による同一体位から起こる麻痺やその他の副作用とその予防、、など。

また麻酔の器械の仕組み、ソーダライムに至るまで。

麻酔、だけでここまでかきます。※これは事前

これを延々と書くことになります。また、ただそれを書くのではなく、実習中は見ずに質問に答えていくことになりますのである程度頭に叩き込む必要があります。が、

とりあえずかきましょう。覚えるのは前日で良いです。

各病棟で同じようなことをやりますが、病棟ではこれに加え受け持ち患者を持つことになり、大体週明けから演習が始まるので、前の週末の金曜日もしくは土曜日に最低限の情報をもらいます。これは個人情報保護の観点から、だそうです。

ちなみに例としては、

80代 男性、COPD、HT  肺炎 って感じ。

そうすると、

A氏80代から、アセスメントが始まります。そして開始までに、既往症のこの場合三つを全部レポートに書いておきます。

COPDとは、からどうなっていくかの成り行きまで

HT(高血圧)とは、から薬などまで、

肺炎とは、これも、成り行きまで。

それぞれ病態、原因、治療法、薬、看護に至るまで。なので、これだけでも物凄い量になります。また、たくさんの病名が上がっていたら全てになります。私で最高7種類がありました。

また、これも余談ですが、万が一のことがあり受け持ちが急に変更になり、レポート書いてきたのにいざ初日に変更、という事もあります。これも、私は3人変わった事がありました。

なので最初にあげた大きな項目については事前演習の間に書き上げておくことをおすすめします。実習中は追加、追記と、受け持ち患者の記録、毎日の記録に集中できるようにするためです。

看護師だけで長くなりましたか、これはまだ受け持ちが一人の時の話なので、総室つまりお部屋丸ごと受け持ちの最後の方は四人分とかこれをやります。

続く


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