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頑張れエリンギ4

さて。目標と記録について。

指導者などによっては、みっちりと書いて、という事もあるようですが、

まず前にあげたように、目標にそってなにをしたのか、そしてその過程、結果、良かった点悪かった点。悪かった点についての改善するべきこと。これが書いてあればまずよろしい。

あとは自分の感覚や、感情、思います、は書かない。これが大切。感想文ではないからです。

私は記録の指導を割と多くやってきましたが、あとは読める文字を書きましょう。当たり前だけど。下手でもいいので、相手に読ませる字を書くこと。文字で表す事が難しいならば図にする、絵を描く。とにかく相手に伝える工夫をする事。

例えば部屋の配置など。どんなに言葉にしようと難しい。百聞は一見にしかず。見取り図を添付しましょう。とてもわかり易いですし、なるほどこれね、と読み手も納得できます。え?図なんてつけていいの?と思うかもしれませんが、絵は書くなと、言われましたか?

記録にも同じ事が言えます。記録にも、客観的なことをきちんと書く。主観で物事を捉えない。また、対象となる患者さん、利用者さんが言ったことは、きちんと引用しましょう。とても内容のある記録になります。

足浴をしました、気持ちよさそうでした。

より、

足浴をしました。「気持ち良いね。」と笑顔で仰っていました。

同じことをして、その場面がより鮮明なのはどちらか、よくわかるでしょう。

入浴の予定でしたが、朝のバイタルサインと、直前のバイタルサインの数値がいつもと違うため、報告相談の上お風呂は中止となり、足浴を実施しました。楽しみにしていた入浴ができなかったが、足浴に満足されたのか、「気持ち良いね。」と笑顔で仰いました。「調子が良くなったら、お風呂に入りましょうね。」とお声掛けをすると、頷かれました。

というようにその場面をきちんと想像できるように。また、なぜそうなったのか、予定の変更についての根拠、それに対するきちんとした説明またフォロー、代替案、そして感想(相手の評価)が読み取れるように書くことです。

記録は職務においで不可欠なものです。文章が苦手だと思う方は慣れていくことです。指示書には記録は大抵5分程度しか割かれていません。なので、予め自分の中での雛形を持っておく事も必要です。

次は患者さん、利用者さんに対する心構え、いわゆる倫理観について。


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