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コミュニケーションの悩みには、これ1冊!〜書評「明日の子供たち」

久しぶりに本読みたいなぁ…
でも、何を読んだらいいんだろう。

そう思っている、そこのあなた✨

今回のnoteでは年間300冊以上の本を読む私が
今年一番面白かった本をご紹介します🌸



こんにちは!

コミュニケーションライターの
和澄しゃいんです✨

私は普段、司会やMC、
ナレーションを行ってぃます。

自分の引き出しの多さや感性の豊かさが、
成果物のクオリティに大きな影響を与えるため、
読書は必須。

このことから私は、
毎年300冊以上の読書を自分に課しています。


朝起きたら読む、朝食を摂ったら読む、
大学へ行く準備ができたら読む、
駅に着いたら読む、電車に乗ったら読む、
電車を降りたらエスカレーターで読む、
大学までの道の信号待ちで読む、
大学に着いたら授業が始まるまで読む、
休み時間に読む、下校時も同様に読む、
家に着いたら読む、
やることを全て終えて寝るまで読む……

そんな生活を送っています。


そして、ジャンルも

文学、哲学、日本語、歴史、生物、心理学、
芸術、宗教、健康、美容、コミュニケーション、
恋愛、マナー、実用書、エッセイなど

ベストセラーから古典、知られざる名作まで、
何でも読んできました。



そんな私が

「「出会ってしまいました」」

特別な1冊に。

それを今回、ご紹介します。

正直、全人類に教えてあげたいような
私ひとりだけの秘密にしておきたいような

複雑な気持ちを抱えながら、執筆しております。


本をたくさん読まれる方にも
普段はあまり読まれない方にも

どちらの方にも楽しんでいただける作品だと
思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

それでは、参りましょう🥳





ベストセラー小説の名手が描く、知られざる逸品


今回ご紹介する私のとっておき本は
有川ひろさんの「明日の子供たち」です。

簡単にあらすじを説明すると

児童養護施設「あしたの家」に転職した主人公、
三田村慎平が周りの職員や子どもたちと
ぶつかりながらも成長していく物語です。


児童養護施設が舞台だとお伝えすると

「難しそう…」
「重い話、堅苦しい話なのかな…」

とおっしゃる方がいるのですが、
その心配はありません。



と言いますのも、この本の著者は
『図書館戦争シリーズ』でおなじみの
有川ひろさん!


『植物図鑑』『フリーター、家を買う』
『三匹のおっさん』など映像化作品も多く、
若者を中心に人気を集めている作家さんです。


さらに、元々『電撃ゲーム小説大賞』から
ライトノベル作品でデビューされている
作家さんのため、エンターテイメント性が強い!


キャラクターの生き生きとした描き方。
動きがあって飽きないストーリー展開。

文芸小説とライトノベルの中間くらいの、
読みやすくてクセのない、素直な文体。


文芸小説とライトノベルの
良いところ取りをしたような、
豊かな魅力を持った作風が特徴の作家さんです。



そんな人気小説の名手が執筆した小説。
それはもう、当然のように面白い。

スルスルと物語が心の中に流れ込み、
気づけば夢中になっています。


この本を読むと得られること


この本を読めば人間関係について、
以下8つの経験を得ることができます。


①人には人のそれぞれの正義や善意、
 考え
があることを実感することができる

②気に入らない人と、何とか折り合いをつけて
 生きていく方法
がわかる

③なぜか自分だけ嫌われてしまうとき相手は
 何を思っているか
と、その解決方法がわかる

贔屓や根回しがなぜあるのか
 その利点や効果がわかる

⑤人の性格や言動が、それまでの経験から
 生まれたものであることがわかる

エゴのない愛情は、時間がかかっても
 本人に届くもの
かもしれないと希望を持てる

⑦まっすぐな熱さだけでは
 どうしようもないこと、まっすぐな熱さでしか
 解決できないことがある
ことを学べる

格差を食い止める方法の1つを
 知ることができる




詳細は本を読んでいただいての
お楽しみとしますが、ここでは8つの根底にある

「互いの違いを受け止めて、共生していく方法」

について、お話していきます。





どんな言動にも、それの生まれた要因となる出来事がある

前述の通り、この本の舞台は
児童養護福祉施設です。

生きてきた背景の異なる人が集まり、
毎日同じ場所で過ごしています。


そのため、最初は

「なんでこの人は、
こんなに頭がかたいんだろう」

「そんな冷たいことを言わなくたって…」

と思う場面がいくつも出てきます。



子供たちの靴を揃えようとする主人公に
「勝手なことしないで」と咎める、
教育担当の和泉。

進学を希望する奏子について「進学する資格が
あるのは意識の高い子供だけだ」と切り捨てる、
先輩の猪俣。

当事者活動に対して「施設の秩序を乱す」と
頑なに否定する、施設長の梨田。


例を挙げると、キリがありません。



しかし、読み進めるにつれ、それぞれに
子どものことを考え、思う気持ちから
生まれている言動であることがわかります。

登場人物たちも、そのことに気づくことで、
互いに分かり合い歩み寄り、
課題を解決していきます。


本の世界に限らず

「この人とは考え方が合わない」
「なんで理解してくれないんだ」

と思う場面は少なくありません。


そんなとき

「この人がこうした言動を選ぶのには、
何かしらの理由があるのだな」

ということに、
反射的に思いを馳せられるようになる。

そして、解決するのに適切な方法を
選ぶことができるようになる。

これが、この本のもたらしてくれる、
1番大きな効果です。



また本の中には、贔屓や根回しといった、
日本社会の良くないところとして
扱われがちなトピックも出てきます。

しかし、それらは「利点があったからこそ」
これまで生き残ってきたわけです。


それらが守っているもの、それらがバランスを
調整するために役立っている場面を見た上で、
その是非を考える。

そうすれば、ただの「日本の風習」という
言葉以上のものが見えてくると思います。


読んだ人が、今までより少し想像力を広げ、
自分の周りの人間関係に向き合える。

「明日の子どもたち」は、
そんな力を持った1冊です。


より良い人間関係を望む方

想像力を持って世の中を見てみたい方は

ぜひ、お手にとってみてくださいね🌱


以上、和澄しゃいんでした✨



追記🌸

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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そして、このnoteを読んでくださったあなたに
ぜひともオススメしたい記事があるので、
この場をお借りしてご紹介させていただきます!


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【 作曲note 】

・音楽初心者、未経験者の方
・作曲に興味はあるけれど、
 何から始めればいいかわからない方
・スマートフォンを持っていらっしゃる方

上記に当てはまる方にオススメの記事です。

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【ビジネスnote】


・ビジネスをやってみたいが、
 何から始めればいいかわからない方。
・ビジネスの基礎、基本を学びたい方。
・起業に興味はあるがまだ自分で
 稼いだことはなく、私と一緒に頑張ってみたい
 と思っていらっしゃる方。

上記に当てはまる方にオススメの記事です。


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こんなところまで読んでくださる、
あなたが大好きです🥰

Have a nice day!!


和澄しゃいん(hikarinooto3)



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