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オリラボさんでiPhoneXS用の手帳型スマホケースをつくってみた時の話の続き

先日、手帳型スマホケースを注文しました。その辺りの経緯は、こちらです。

その後、届きまして

母と開封の儀をし、新旧のスマホケースの記念撮影などをしました。その時の感想などを記録しておきます。1週間もしないうちに届けていただき、ありがとうございました。母が「もっとかかるかと思っていた」と、とても驚き、ビックリしていました。


まずは、古い方です。母が言うには「1年も使っていないのにボロボロになってきた」そうです。機種変更をしたときに同じ場所でついでに購入したようでした。

母は雑なところがあり、私もかれこれン十年間、心身ともに色々傷ついてきた(私がよけるのがヘタクソという見方もできますが)ので、もしかしたら、このスマホケースも酷い目に遭ったのかもしれません。最初に相談を受けたときもそうでしたが、同情を禁じ得ませんでした(もちろん、母ではなく、スマホケースにです)。

しかし、母の主張する通り、ちょっとつくりがアレなのかもしれないとも思いました。撮影に際し、余計にボロボロにしたりなどはしていません。


それから、新しい方です。

え?高くない?と思った方もいらっしゃるかもしれません。マーケット向けには盛り気味にしてみました。今はきっと売れないと思いますが、これくらいの価格でもお買い上げいただける人になりたいです。

母には、シープスキンということは伝えていなかったのですが、母は触れた瞬間、「これ、革?」と私に尋ねました。そしてその手触りが気に入ったようでした。全然違う!とのこと。
雑なわりにこういうのの違いはよくわかるんだなと思い、ビックリしました。後期高齢者ですが、まだ頭や感覚はハッキリしているのかもしれないと思い、ほっとしました(そうでもないと思える時もあるのですが・・・)。あたたかいとも言っていました。古いのは冷たい、と。両者に触れて、比べていました。自分で言うのもなんですが、あるいは母は、私のあたたかさを感じ取ったのかもしれません。

「革だで長持ちするワ」とも言っていました。母がこのことに自分で気付いて嬉しかったです(内側は革ではないということも伝えました)。

また、色も気に入ったようでした。「明るいから鞄の中でもすぐに見つかる」とか、何かの宣伝文句のようなことを母は言いました。正直、どんな色になるかは賭けでした。同じデータでも別の時は違う色になるなどの記述もありました。とにもかくにも、母の好きな色になってほっとしました。

データをつくるときは、オリラボさんの「プリントに関する注意事項」

の下の方にある「デザインエディタ画面上の色とプリントした実物との色の違いについて」を確認しつつ、頭の中はハテナでいっぱいになりつつつくりました。

それから

こちらに気になることが書いてあったのですが

背表紙部分にはベタ塗りを入れないでください(3mm以上推奨)。なお、仕上がりが気になるお客様には、目立ちにくいカラーの選定をお勧めしております。

実物が届き、意味がわかりました。これについても写真をうまく撮れなかったので、言葉だけですが、今回お願いしたデータは思いっきり背表紙がベタ塗りでした。届いたものにはムラがありました。背表紙の左右の端、表表紙と裏表紙になりつつある領域が白っぽくなっていました。気になる人には気になるという感じでした。大雑把な性格の場合、気にならないでしょう。細かいことは気にしない!

母は気にならないようでした。白黒ええよんです。

それから、今回お願いしたタイプはスマホスタンドにも変身するので、折り目があるのですが、その折り目を境にインクの乗り(あるいは色の感じ)が少し違いました。背表紙と同じようになっているところと、わりと塗られているところという感じです。これもおおらかな人は気にならない部分だと思います。私は本人がいいならいいか、と思い、今回はそのままにしました(ずいぶん気に入っているようですし)。しかし、お客様によってはこれはちょっと・・・というお声をいただく場合もあるかもしれないと思いました。私がお客様だったら、気付きつつも、まぁ、これも、味・・・ということにすると思います。

「(3mm以上推奨)」は理解できませんが、あまり質問するのもアレなので、謎のままにしておきます。とにかく、背表紙はムラが発生する可能性有。背表紙の両脇は色が薄くなる可能性あり。そして、折れる側(裏表紙)も半分くらいはムラが発生する可能性有です。

それから、位置についてズレる可能性があるという記述もありました(ギャグのような例が掲載されていて、こんなにずれるの!?と思っていました)が、絵の部分がちょうどいい具合に入り、ほっとしました。母は、「ひらめいた!」の文字が入った側を見せるように持って、会議とかでこれを掲げたらいいとか言いながらその真似をし、楽しそうにしていました。

他にも色々あったのですが、終始、嬉しそうでした。

母は自然な感じで笑っていました。母の笑顔は、私が初めて見たんじゃないかと思えるようなものでした。DVのイエでヨメを40年以上務め、妻や母として思うようにできないことが多々あったことと思います。もちろん、私もそのあおりを受けたわけですが・・・。

母が引っ越して、本当に良かったと思いました。父が他界したとはいえ、DVの現場で一生を過ごすのは、辛いことです。フラッシュバックもあるでしょう。本人ではないので、わかりませんが・・・。DVということにすら、気付いていないかもしれません。弟がたまに来て怒鳴り散らし、暴れるのも嫌でした。母との同居については、お試し期間を設けたりもしたのですが、私はあのイエで暮らす気にはなれませんでした。

母は、父方の伯母の介護もしていたのですが、それも限界でした。実家は自営で、伯母は大黒柱でした。父はそれにくっついている感じでした。お金を稼ぐ者が偉い者として位置付けられ、内助の功には無関心でした。しかし、もう見る影もありません。母は色々酷い目に遭ってきましたが、伯母の面倒も優しくみている様子でした。

母は引っ越してからだんだん明るくなってきた気がします。本人も引っ越さなきゃよかったとは言っていませんし、引越先での生活を楽しんでいるようです。お互いにとって良かったのではないかと思います。脚の筋肉が弱ってだるだるになっていたそうですが、それがしっかりしてきたという話も聞きました。食事も、つくりたいものをつくれるようになって楽しそうです。
母のしてくれることについては、いつもオーバー気味にお礼を言っています。今まで誰もそんなことを言ってくれる人は居なかったと母は言います。食事の最初と最後(時には途中にも)もそうです。母は、とても嬉しそうです。
母にもっと立派な家を用意出来たら良かったのにと思うこともありますが、今のすまいを気に入ってくれている(なぜか、やたら褒めるのです)ので、有難いことです。


なんか、これ書きながら思ったんですが・・・・

いつか、母もしくは私が他界することになるんだ、と。この先ふたりがどうなるかわかりませんが、そのときが来るまで、できるだけたくさんのあたたかい時間を過ごせたらと思いました。母がどうなっても母に優しくし続けられる自信は、私にはありませんが・・・できるだけそうしようと思います。もしこの先、私が母に辛く当たることがあっても、それは、過去の復讐ではなく、その今の自己防衛だと思います。嫌なことは嫌とハッキリ言うのです。

泣けてきました・・・


そして、写真です。全然納得いっていないのですが、今のベストです。撮影にはオリンパスさんのTG-4を使用しました。たくさんあるので、小さめにしました。クリックで大きくなります。

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ムラとか、全然伝わらなかったと思います。ホワイトバランスも全然ダメです。テカっているのも嫌です。しかし、撮ったままを掲載しました。

色の感じは、オリラボさんのサイトの説明のように、マーケットの画像よりちょっと薄めになった気はします。悪い意味ではなく、やさしい感じに。

スマホリングの場合透明な素材にプリントするため、指定した色に近しい色が出やすい一方、下地が白のスマホケースのにプリントする場合、指定した色よりも濃い色で塗ることをお勧めします。


それから、今回注文したタイプは、多数の機種に対応できる代わりにカメラの穴がありません。スライドできる機構があり、そこにスマホを貼り付けておき、撮影時はひょっこり顔を出させるようになっています。

この部分にうまく貼り付く機種とそうでない機種があります。母のスマホはiPhoneXSなのですが、貼り付かない機種でした。そういう機種のために、もう1種類、粘着シートが入っていました。それを使用すると、スマホが落ち着きました。


今回、自分の作品を欲しいと言ってもらえたのも嬉しかったのですが、届いたスマホケースを手にした母がとても喜んでいたのが、私の心をあたたかくしました。

他にも何かつくってみたくなりました。機会を窺ってみます。
オリラボさん、皆さん、素敵なおくりものをありがとうございました。


突然ですが、こんなのよりうんと素敵なのをつくれると思った方、何かつくってみたいと思った方にお知らせです。もし、オリラボさんでつくるなら、初回購入時5%OFFになる紹介コードがあります。

紹介された側がお得になるのはもちろん、紹介した側も、100ポイントもらえます。別の方のコードを使っていただいても嬉しいです。また、別のサイトでつくっていただいても嬉しいです。仲間が増えるのが、嬉しいです。自分の作品を何かのアイテムと一体化させるのって、楽しいです。

私はオリラボさんのキャラクターが可愛くて好きです。基本的に可愛いのですが、特に注文完了画面のが素敵です。サポートも素早くて親切で嬉しいです(会員が増えるにつれ、時間がかかるようになるかもしれませんが。そして私もそのうちの1人ですが)。アイテムの種類が豊富なのも楽しいです。

それぞれのサイトとの相性は人によるので、絶対おすすめ!とは言い切れませんが・・・パーカーの生地の色も、私はオリラボさんのが好きです(SUZURIさんでは、いつも悩んでいた想い出があります)。まだ全部のサイトを利用したわけではないので、今後もっと好きなところが見つかるかもしれません。お声がけいただけたのも嬉しかったです。作品を手間暇かけて素敵な画像と言葉たちでご紹介いただけたのも嬉しかったです。ただちょっとシステム的に不便だなと思うところがあったりはします。

このnoteで原価が安い話など説明しきれていないのですが、詳しくは、オリラボさんのサイトにあります。この情報を基に、例えばSUZURIさんと比較したところ、全部が全部というわけではありませんが、傾向としてはそんな感じでした。さらに、最近まで30%の手数料があったのですが、無料になりました。嬉しいです。

ちなみに、私は今のところ1点も売れていません。自分用につくるんなら楽しめそうな気がしています。オリラボさんとのご縁は、もしかしたら、この母とのスマホケースの体験をするためにいただけたものだったのかもしれないとも思い始めています。もう、いくら頑張っても売れないのかもしれないと思う瞬間もあります。

ちょっと仕組みは違うのですが、こちらでは、作品を商品化する時に既に報酬をいただけましたし、売っていただけているのですが・・・

とはいえ、既に人気のある方や、販売力のある方ならオリラボさんで売れそうです。実際、お買い上げいただきましたツイートもお見かけします。それに、まったくの初心者でも可能性はゼロではありません。やってみなくてはわかりません。私も、弱気になりつつも、続けるうちに売れるようになるかもしれないと自分に言い聴かせています。

それから、オリラボさんでは紹介とは関係なく20%OFFとか500円引きとか色々ゲリラ的に実施されているので、タイミングが合えばそちらのほうがお得かもしれません。オリラボさんに紹介コードの併用はできるか伺ったところ、可能とのことでした(紹介についての説明のページに記載が無かったためですが、今後記載されるかもしれません)。

私の紹介コードはG2SEPです。

ありがとうございます。それでは、また。


※続きを書きました。既にこんなに長いのに!