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リキテックスのアクリル絵具が乾く前に水晶末を振りかけてみました。

かねてから気になっていた実験をついにしました。

水晶末を用いたものです。

日本画のキラキラに感動して

まずは水晶末からと思い、5、6、7、8番をわけていただきました。大きさがわからなかったので、実物で確認することにし、大きめのから順番に4種類です。と言っても、粉ですが・・・。


今日、M6のキャンバスを横にして、山の絵を描きました。色んな絵具を画面上で半混ざりの状態にして描いていく実験をしました。また新しい描き方を見つけました。

そして・・・

思ってしまったのです。ここに、あの粉を振りかけたらどうなるだろう?いつかいつかと言っていたら水晶末を一生使わないまま終わるんじゃないか?あのキラキラを画面に出現させたかったのではないか?と。

絵具は、ソフトタイプがメインでした。ソフトタイプで、最大限盛った感じでした。高低差はありますが、盛れているところは盛れていました(乾くと痩せそうですが)。乾いていないところに振りかければ、そこに粉が定着するのではないか?そんな淡い期待がありました。

「これはこれにして、実験用の絵はまた別に用意しよう」と言うもうひとりの自分を説得して、遂に水晶末を使用しました。

今回は、8番。

今思えば、指でつまんで少しずつ振りかけたら良かったのかもしれません。

小さめの計量スプーンに入れて、盛大に撒きました。均等に撒けませんでした。狙った場所に振りかけられるようになるのが今後の課題のひとつだとわかりました。

砂風呂よろしく、絵が埋まるくらい撒きました。

そして・・・

なんと、乾いていない絵具が粉を伝って移動を始めました。私はそれに気づかずに粉を動かしてしまいました。計量スプーンで均等に撒けなかったので、均そうとしたのです。途中で気付きました。盛った分、移動もたくさんでした(盛り上げ系のメディウムは使っていませんでした)。ソフトタイプなので、しみ込みやすさもありました。

失敗・・・

あの絵のまま乾かせばよかったかも、と一瞬思いました。水晶末なんか振りかけるんじゃなかった、と。いや、振りかけ方に問題があったのだ、とも思いました。ひとまず、絵の具が固まるのを待ち、表面がどうなったか確認することにしました。案外、斬新な何かが生まれているかもしれません(というわけで、しばらく山の絵はそっとしておきます)。


絵具が粉を辿って移動するなら、逆に、粉の形を予め決めておけば、絵具たちはそこより先には行かないのかもしれません(うんとたくさん使用したら、別のところに出かけたくなるかもしれませんが)。かつては脱走を防ぐために堤防を築いたりしましたが、

粉伝いに移動してもらうほうがもしかしたらうまくいくのかもしれません。堤防を築くと、堤防内を絵具で満たすのがなかなか大変だったりするのですが、粉を伝って自分で移動してくれるなら、大丈夫そうです。あとはボロボロ崩れたりしないといいのですが・・・。それから、案外移動しなかったり、絵の具を垂らした衝撃で砂の形が崩れたりとかしないといいのですが・・・。

粉の上は絵具が覆ってしまったとしても、裏側は粉が付いているといいです。絵具で覆われるとキラキラしない気がするのです。粉なので、大半が落ちてしまいそうですが、ギリギリの部分で付着している粉の表面は、キラキラしそうです。うまくいったらひっくり返してコラージュ・・・と思っているのですが、絵の具の方が下に潜り込んでしまったら、上下ともに絵具に覆われることになります。そうなってもキラキラするか確認したいです。潜るかどうかも。

というわけで、近日中に再び実験です。


山の絵は撮るのを忘れました(そして今、水晶末に埋まっているところを撮る元気が無いのです)が、最近描いたお魚です(別のタイミングで撮りました)。

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絵具を何度も重ねました。にっこり顔にできて、嬉しいです。満月が綺麗だったので、満月から生まれ出たお魚を描きました。明日から3月。実は私は魚座です。そして、母も。M6のキャンバスは、お魚や山を描きたくて手に入れたので、描けて嬉しいです。

前回投稿した緑の抽象画と共に、Casieさんにエントリーしてみました。3点目は制作にうんと時間がかかりそうだったので、ここで一区切り。今度は通りますように!

そして、みんフォト!

今日は、ライブブラシの水彩で絵具が移動する様子を眺めました。伝って移動、で思い出したのです。色々描いたのですが、最終的にこうなりました。形に特に意味はありません。

ありがとうございます。それでは、また。