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【ブン食べてフォー食べてビアホイ飲んで(後編)】2023年6月ハノイ⑤2日目
フォー・ティンで遅めの昼食を食べた私は少しホテルで昼寝をした。6月のハノイは蒸し暑い。クーラーのきいた部屋でビールを飲み昼寝。窓からはバイクのクラクションが聞こえ、ハノイであることを感じさせてくれる。何とも幸せな異国の昼寝だった。
夕食はレストランで
今回のハノイ旅行で私はビアホイや地元の人が行く店で食べてばかりだった。1回くらいは観光客が行くレストランで食事をしようと思い、どこに行こうか探していると猛烈なスコールとなってしまった。
ものすごい土砂降りだったので遠出はやめてホテルの近くで探していると、マーマイ通りど真ん中にGoogle評価が「本当かよ!?」の5.0の店を見つけた。
Quan Que Restaurantで夕食、きれいな店内、美味しい食事
この店は私のカタコト英語など足元にも及ばないほど流暢な英語を話す店員が多く注文にも困らなかった。よく効いたエアコンに清潔な店内、欧米の観光客が多かった。
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メニューの種類も豊富だ。定食から鍋まであり、一人で入る店ではなくグループでいろんな料理を分け合いながら食べると楽しそうな店だと感じた。
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まずは揚げチーズをつまみで注文した。これで99,000VND(500円強)だから旧市街価格、マーマイ通り価格だ。
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Pho mai Queとは揚げモッツァレラチーズのこと、【The 冷凍食品】の味がした。
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この時はご飯が食べたかったので牛肉と野菜炒め定食を注文。酢豚のような調理方法であり、少し魚醤の香りがする味付けだった。
味はもちろん美味しい。でも屋台やビアホイの方が圧倒的に素材のパンチ力を感じられると思った。
そして何よりも、私自身はエアコンのきいたレストランより、歩道のプラ椅子に座ってビアホイを飲む方が楽しい気がした。
店内は清潔で店員もフレンドリーで楽しい店だった。Google評価が高いのも納得だが私はビールをお替りする気にもなれなかった。繰り返すが店が悪いのではない。これは完全に好みの問題であり、私はやはり地元の人に混じってビアホイが飲みたかった。
シーフードの美味しいビアホイ
違う店、ビアホイに行こうと思いながらも外は土砂降り。前日にも行ったビアホイが近かったので小走りで移動をして飲み直すことにした。
店は最近のオープンなのかGoogleには載っていない。マーマイ通り近くのT字路にある黄色い壁の店。各国通貨の両替の看板が目印だ。
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そもそも盛大にシーフードを焼く良いにおいが漂っているので分かりやすいと思う。この日は土曜日の夜で店もにぎやかだった。
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メニューを見ているとネムフンを発見した。前夜にも来た店なのになぜ気がつかなかったのだろう。私はネムフンが大好物なのだ。ネムフンとは豚の耳と米粉を混ぜて発酵させバナナの葉で包んである。それをイチジクの葉で小さく巻いてチリソース付けて食べるのだ。
自宅近くのベトナムショップでも見かけることはなく、日本で食べる難易度が高いからこそ、個人的にはこれがハノイのローカル料理のベスト1と思っている。
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ネムフンを食べながら周りのテーブルを見ていると、シーフード(貝類)を食べている人が多いことに気が付いた。
「しまった、腹の膨れる水牛ジャーキーを頼んだ後だった」と頭に浮かんだが、香ばしい匂いに誘われ貝のグリルを頼んだ。
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アサリ程の大きさの貝を網で挟んで焼いたもの。香草の盛り付けもベトナムらしい。そして貝の美味しいこと。うま味と塩味が最高だった。
外は猛烈な豪雨で店から出られないのだから仕方がない、もうビアホイが止まらない止められないと私は上機嫌で杯を重ねた。
お隣さんとモッ・ハイ・バー・ヨー
あまりにも私がリラックスをしていたのだろうか、隣のベトナム人カップルがモッ・ハイ・バー・ヨー(1・2・3で乾杯!)をしようと言ってきた。もちろんグラスを合わせたことも楽しかった。
ベトナム語だけの会話は全く成立せず、だからといってGoogle翻訳を挟んでは楽しくないので、お互いうなずいてグラスをカチンと合わせるだけにしておいた。
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「注文を忘れていてくれたら嬉しいなー、だって他の貝を食べたいし」と思っていたら来た、水牛ジャーキー。これで満腹確定となった。
他のシーフードが食べたいのなら、またこの店に食べに来ればいいのだと思うことにした。その次がいつになるか分からないが、またハノイに来ればいいのだ。
完全にココロを解放&弛緩することができたビアホイだった。大雨と雷鳴と、それにもかかわらず道路を行き交うバイク。ハノイの喧騒に身が包まれる感覚、身を浮かべる気持ち良さを感じた幸せな夜だった。
大満足で杯を重ねたビアホイからホテルに帰って2日目の夜も気絶するように寝た。
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