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歌舞伎からエンタメを学んでみたら

『歌舞伎を観に行ったことありますか?』

歌舞伎って格式高いというか、なんか別世界のようなイメージではないでしょうか?

僕はそう考えていました。

それで、実際に歌舞伎座へ足を運んでみたところ、率直に歌舞伎って面白いなぁって思ったんです。だからせっかくなので歌舞伎についてnoteに書き記しときます。

歌舞伎はもともと大衆文化

現在は、歌舞伎を観ることができる場所は20カ所ほどしかありません。しかし、江戸時代には日本各地に歌舞伎を観ることのできる舞台や劇場があり、数千とも言われています。当時の歌舞伎は、大衆文化として定着していました
。(大衆文化=映画やテレビのような)

歌舞伎座の取り組み

歌舞伎を見るハードルとして、内容を理解できないのではないか?という不安があると思います。

そんな不安を解決する施策として「イヤホンガイド」というものがありました。レンタル料金は一回700円。僕も借りてみました。

歌舞伎の公演を見ながら、片耳に装着して観覧するスタイルです。このイヤホンガイドでは公演のストーリーや内容はもちろんのこと、初心者には難しい、歌舞伎の所作一つ一つの意味まで解説してくれて、改めて歌舞伎は奥が深いと痛感しました。歌舞伎を観られる方にはぜひ試してみて欲しいです。

歌舞伎とはまた違うエンタメとして、最近お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが「映画・えんとつ町のプペル」リピーター施策として副音声上映を実施しました。

西野さんがひたすら作品の解説や裏話を話続ける(ほぼ西野さんのラジオ)ですが、これもこれも面白くて上映中、副音声に聴き入ってしまうほどでした。
映画や演目を観ながらの副音声解説を聞くという形は他のエンタメでも始まっています。この分野はこれからもさらに拡がっていくでしょう。

僕が観た歌舞伎の公演は中村勘九郎さんや片岡愛之助さんなどメディアにも多数出演されている方々も出演していました。

Q.最近歌舞伎役者がよくメディアに出演しているのは?

歌舞伎役者はずっと歌舞伎座にいるのではなく、これまでの紡いできた歴史を途絶えさせないためにも歌舞伎を広める役割を担っているからだと思います。 注目してもらって歌舞伎に足を運んでもらう 使命をそう考えると彼らをより一層応援したくなってしまいます。

これ以降は歌舞伎に関してメモしたことを共有します。そのため箇条書きになっていたりします。ご了承ください。

歌舞伎の由来

かぶく<傾く>=逸脱する

江戸時代
正統派=能・狂言 ↔️やんちゃ=歌舞伎
当時の歌舞伎はニューカルチャーであった
新宿・歌舞伎町の由来は、元々は歌舞伎座ができる予定だったから

歌舞伎ヒストリー

1603 出雲阿国 出雲から来た国一座
出雲阿国一座が京都などで派手な衣装で踊る 
→歌舞伎の起源 
始まりは女性から
女歌舞伎(遊女)←幕府禁令 風気が乱れるため
若衆歌舞伎(美少年)←幕府禁令

それからしばらく歌舞伎が禁止されたが、復活の声が根強かった
歌舞伎解禁の条件⇨成人男性のみの芝居

野郎歌舞伎のスタート
セクシャル要素×
演劇的(お芝居の内容で勝負)・女形(成人男性で女性役も務めなければならないから)

1564-1616 4/23
シェイクスピア
・脚本主義
内容→体制的 権力者側(貴族や王様向け)権力者が喜ばれる パトロンになってもらえる

歌舞伎
・演出主義(見得など)
内容→反体制的 庶民を描く
江戸末期に弾圧 七代目市川團十郎 江戸を追放される


大衆文化として定着
江戸=荒事 ヒーローもの 男性が多い街
京都=和事 モテる    女性が多い街 安定していたから?

芝居小屋 数千あった 現代の映画のような

【歌舞伎の変化】
娯楽から教養の古典芸能に
映画やテレビの台頭→芝居小屋減少 数千→20

観光資源としての古典と改革の息吹
・スーパー歌舞伎
・六本木歌舞伎
・コクーン歌舞伎
→若いひとに見てもらうため、敷居は高くない


歌舞伎必須用語


・立役=男性役

・女形(おやま)=女性役

・隈取 紅=主人公 藍=悪役 代赭(明るめの茶色)=妖怪・幽霊

・スッポン=花道のせり上がり 大体幽霊
・屋号=チーム名 市川團十郎(成田屋)中村勘三郎(中村屋)
・大向 劇中に屋号など叫ぶこと 
セミプロ大向 歌舞伎を無料で見られる
・見得 参加型芸術
・定式幕 緑・オレンジ・黒 当時幕府公認の大劇場にしか使えなかった 3つのみ
・十八番 七代目市川團十郎 初代・二代・四代目得意な演目を18個ピックアップ



Q.なぜ歌舞伎役者の多くが白塗りをするのか?


江戸時代今のような照明道具ががなく、暗い状況で舞台を演じることが多かった。そこで遠くで見ている観客にも登場人物を目立たさせるために顔を白く塗ったそうです。 (初代市川團十郎
)

ここまで読んで頂きありがとうございました。歌舞伎は誰もが楽しめるエンタメです。ぜひ実際に足を運んでみてください!

これまでの記事を読んで頂けるとさらに嬉しいです。
それでは、また!


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