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大塚すごい

お遍路は終わったけど旅63日目。
徳島県に未練を残さないためにもう1日滞在する。
最大の目的は大塚国際美術館
初日の鳴門で前を通ったが時間がなかったので、お遍路を終えてから観に行くと決めていた。
徳島城跡から直通のバスに乗る。

バスが鳴門市に入り、車窓からポカリスエットのどデカい看板が見える

初日に見た時には気にしてなかったけど、大塚製薬って鳴門の会社なのか。
この歩き遍路でカロリーメイトを20箱は食べたし、ポカリを飲んで頭の中にCM曲だったTRICERATOPSの『GOING TO THE MOON』を流してヤル気を出してた。
大変お世話になりました。

そんなことを考えながら、大塚国際美術館の「大塚」が大塚製薬の「大塚」であることに気付く。
大塚すごい。

2ヶ月越しの念願の入館。

音声ガイドを借りて観て回る。

撮影可能だったのでたくさん撮ったので、特に印象的だった一部の作品を載せる。

紅白歌合戦で米津玄師さんが歌われた場所としても有名な『システィーナ礼拝堂』。
天井絵をずっと見上げてると首が痛いので、途中から椅子に寝転がって観てた。

こちらで将棋を指すの、カッコいいな。

『受胎告知』ってこんなに沢山作品があるのか。
倉敷の大原美術館にあるエル・グレコの作品しか知らなかった。

『解放者テセウス』
美しい裸体には魅かれる。

『聖キリストと聖女ユリッタの祭壇前飾り
殉教シーンそのものも怖いけど、無表情なのと赤黒メインの配色がさらに怖さを引き立ててる。

ここから3点はフェルメールの作品。
デルフトの小路』
なぜが引き込まれてるずっと観てられる。

『デルフトの眺望』

そして有名な『真珠の耳飾りの少女』
他の美術館でも観たことがあるけど、何度観てもドキっとする。

『無原罪の御宿り』
顔が可愛くて、透明感があり清くて美しい。

昼食はレストランのカレー。

『棍棒での決闘』
観ていると、鈍い殴る音が聞こえてきそうで、暗く悲しい気持ちになる。

『雨、蒸気、速力:グレート・ウエスタン鉄道』
ぼやけてるし鉄道は小さいのに迫力を感じる不思議な作品。

『民衆を導く自由の女神』
昔、Dragon Ashのジャケットのパロディーでこの作品の存在を知った。

『眠り』
エロい。
生々しさから体温が伝わる。

『舞台の踊り子』
孤高の強さと悲しさを感じる。
左の半身だけ見えている黒い人はパトロンらしい。

『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
賑やかで明るくて楽しい作品なのだろうけど、元気を押し付けられているようでしんどい。

『浴槽の裸婦』
裸を描いているのにエロさは無く、お湯と光の温かさと静寂さが伝わる。

『オファーリア』
アパレルのメルヘンなイメージ写真みたい。
女性のお顔が写真のようにリアル。
これが170年も前の作品とうことに驚かされる。

『死と乙女』
女性はボロボロでみすぼらしいが、こちらに向けられた目力から愛と生の強さを感じる。
左の男性は死んでいるらしい。

『家族』
両親が全裸で状況が意味不明なのに、何故か気持ち悪さは無く、何故が家族の絆を感じる。
男性にジョジョみがある。

以上。
11時に入館したのに、閉館の17時まで居ても時間が足らず、多くの方が仰る通り「一日中いれる美術館」だった。
大塚すごい。
作品の数が多すぎて脳ミソがパンクする。

芸術ってその時々の年齢、経験、知識、感情、場所によって感じ方が変わるし、刺さったり刺さらなかったりするから楽しい。
理解できずとも、理解しようとすること、なんとなく理解したつもりになることで、感性が刺激される。
今こうやってブログを書きながら作品を振り返って自分の言葉で感想を記すことも良い刺激になっている。

徳島市の街中に戻ってホテルで自転車を借りて『昭和湯』へ。
綺麗なナイスリノベ銭湯。

サウナーにはお馴染みのオロポという、オロナミンCとポカリスエットを混ぜた飲み物がある。
なんとそのどちらも大塚製薬。
サウナ業界って大塚のカモやん。
僕はオロポは滅多に飲まず、似たような味のマッチを飲む。
調べたらマッチもグループ会社の大塚食品。
大塚すごい。

そこから『ぞうさんのめ』でクレープを購入。
平日で中心地から少し遠いのに順番待ちができる地元の人気店。

・照り焼きチキンジャーマンポテト
・鳴門金時白あんバナナ
をホテルに持ち帰っていただく。
美味しゅうございました。
なにより安くて大きい。
相場の半額くらいのお値段。

6日目に即ったベヨのお店にお邪魔してお茶をいただく。
美味しゅうございました。

この子には僕のブログとTwitterがバレていて、友達に僕に即られた時の記事を紹介してくれたらしい。
自分のセックスの描写を友達に読まれるの、恥ずかしくないのか。
(この記事↓)

前回ゼルダの伝説の話をしてたら「お遍路でリアルオープンワールドしてるよね」と言われて印象に残ってた。
そして日付が変わってゼルダ新作の発売。
そろそろリアルオープンワールドから画面中のオープンワールドに帰らなきゃ。
(めっちゃ面白いのでプレーしてみてください↓)

これで徳島でやりたいことは全てやれた。
未練なし。
ベヨとお別れのハグをしてホテルに戻って就寝。

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