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Gaffel だぜ パワフル魂

肝臓もバカサバイバー、という話(ではない)。

今日の昼食はシュマッツでした。首都圏近郊にお住まいの方はご存じかと思いますが、近年けっこう色々な場所で店舗を見かけるようになった、ドイツ料理とビールを楽しめるビアカフェです。いろいろなスタイルのビールを手軽に楽しめて大変重宝する。シュマッツ独自で委託醸造しているビールと、他の有名ブルワリーの銘柄も飲めます。

店によってメニューに差異があるようですが、私が何度か行っている店舗のランチ営業は、ハンバーグやチキンステーキなどガッツリメニュー。サラダ、ライスまたはパン、コーヒーも付いています。仕事中などビールを飲まないシチュエーションでも定食屋ライクに使えるお店ですが、今日は休日で後の予定もなかったので、遠慮なく。

本日飲んだのは Gaffel のケルシュ。

堂々Lサイズ

ケルンの名門ブルワリー、流石の高品質。Lサイズでいただきましたが、チキンステーキと一緒に進む、進む。淡色麦芽の穀物らしい軽い香ばしさと、リンゴジュース系のフルーティ風味が心地いい。以前、風味が複雑すぎるケルシュスタイルにあたって以来、ちょっと警戒気味だったのですが、これくらいシンプルかつ味の輪郭が明確なビールだと良いですね。今回は洋食で、シンプルな塩味のチキンにジュースライクな甘味がよく合っている印象でしたが、刺身&醤油なんかとも合わせてみたい。美味しかったです。

シュマッツでは、ビアスパイクも楽しむことができます。伝承では欧州の鍛冶屋の飲み方が由来とされ、なんと高温に熱した鉄球をビールに浸して香ばしさと甘みを引き立てる手法。シュマッツ・オリジナルのジャーマンボックポーターという銘柄で楽しめます(私が行った店舗の場合)。濃色ビールも愛好する身としては、想像するだけで涎が出ます。きょう、そちらの銘柄も飲んでしまおうかと思ったのですが、休日の昼間だけあってお店も混雑気味、さらにアルコールなしで楽しんでいるファミリー層も多かったので、悪目立ちしてはならないと思い自粛しました。音や店員さんの動きで人目を引くかもしれないので。また今度挑戦してみたいと思います。

私が初めてケルシュスタイルのビールを飲んだのは、2012年ごろ、大学の近くの麺と日本酒に焦点をあてた居酒屋にて、小瓶での提供でした。当時の自分はケルシュという銘柄自体を知らず、ようやく上面発酵と下面発酵の違いを理解するかしないかくらいの知識程度だったわけですが、お酒に拘りのある店だけあって流石の信頼感、一杯飲んだら虜に。

銘柄は、いま調べ直すと、新潟麦種のヨーロピアンケルシュだったようです。これ、ラベルが異常に渋くて格好いいんですよね。なぜか八海山泉の銘柄だと記憶していましたが、同社はケルシュ出してなかったようです。渋いラベル繋がりでの記憶違いかな。ライディーンになってからは派手だけど。

そのお店では、同銘柄は薄はりの小ぶりなグラスで提供されていました。今思うと、ケルンにおけるシュタンゲをイメージした器選びだったのかもしれません。正直に白状すると、私は今に至るまでシュタンゲでビールを飲んだことがないです。本場ではわんこ蕎麦のように、飲み干す度にじゃんじゃん次が提供される、というような説明を読むたびに、羨ましく思っている次第です。例えば、せっかくビアスパイクという高度に体験型要素のあるビールを提供しているシュマッツあたりが、ケルシュも本場方式で出してくれたりしないかな。他力本願すぎるか。

ドイツ発祥の銘柄名について書いたついでのようで恐縮ですが、サッカードイツ代表、おつかれさまでした。日韓W杯ではドイツ対サウジの8−0試合を北海道で生観戦しました。あの大会から思うと、日本がドイツを破る、さらにドイツを差し置いて決勝Tに進む日が来るとは思わなかったなぁ。

以上

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