仮想通貨でお金を17倍にした大学院生のお話。
はいどうもこんにちは。
タイトルにあるように仮想通貨が17倍になって返ってきました。具体的な金額は言いませんが、17倍ってすごいですよね。
今回は仮想通貨が17倍になって帰ってきた大学院生が改めてお金の使い方について考えてみました。楽しんでいってください。
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いきなりですが、これが17倍になって返ってきた仮想通貨のグラフです。インドの新規感染者のグラフと酷似してますね。実はインドの感染者数と仮想通貨の相場には明確な因果関係があります。
ってそんなわけあるかぁ。少しでもあると思った人は陰謀論の餌食になるので気をつけてください。
さて僕、この仮想通貨にいくら突っ込んでいたと思います?
1万円分買っていたら、17万円に。
10万円分買っていたら、170万円に。
100万円分買っていたら、1700万円に。
1000万円分買っていたら、1億7000万円に。
わはは。夢が膨らみますねえ!でも具体的な金額は言いません。
こういうのウザイですよね。自分で振っておいて答えを言わない人。ウザイので、あとで殴っておきます。
これから僕はジャラジャラの宝石をまとい始めるかもしれません。もしそうなっていたら、埼玉のドン・ファンと呼んでください。
まあ僕もただの学生ですから、突っ込める金額なんてたかが知れています。僕が億万長者になったと思い込んで、変な保険商品とかのセールスするのは勘弁してください。生保に就職した友人とか結構いますから、ビビってます。
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さて仮想通貨を買ったのはいつだったかな。あんまり覚えていません。
仮想通貨には色々な種類がありますが、その中の5種類を等しい金額で買っました。17倍になったのはその中の1つです。
17倍になった以外の4種の仮想通貨は全部で合わせて1.5倍くらいになりました。5種類目が問題の仮想通貨です。
僕がその仮想通貨を購入した後、すぐにその仮想通貨だけがなぜか売買が停止されてしまいました。
停止されていたので、僕としては買ったはいいものの売却できず、「塩漬け」するしかなかったです。
なかなか取引が再開されることはなく、仮想通貨自体、頭の中から消えていくような期間が続きました。
5月の頭くらいに久々に取引所のアプリを開くとさっきのグラフのように爆伸びしているではありませんか。うおおおおおお売りたい!!売らせろ!!!
売却のボタンをいざ押そうとすると…押せないではありませんか。そうです。売買停止されていることをすっかり忘れていたのです。
目の前で僕のお金はどんどん増えていく。どこまで上がるのかのチキンレースです。でも僕は売買に参加できない。もどかしい。もどかしい。
いつ下がるかわかんないんだぞ!さっさと利確(売却して利益を確保すること)させろ!とその仮想通貨販売所を恨んでました。
どうにか売却する方法はないかとTwitterなどを検索していると、通常の取引では無理だが「現物取引」という方法を使うことで売却できるとあるじゃありませんか。情弱は損をすると実感します。
血眼になって「現物取引」するページを訪れて、なんとか利益を確定させました。この瞬間、僕の元には17倍になって仮想通貨が帰ってきたのです。おかえりなさいませ。よくやってくれました。cheers!!
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そもそもなんで仮想通貨を買っていたの?という話ですが、僕は意外と新しい技術とか新しいものが好きだからです。とりあえずやってみるか。損してもいいし的なノリでした。始めた当初は一発儲けようとか全然考えてなかったです。
それでも実際に目の前でグラフがグングン上がっていくのをみると、妙な興奮に包まれます。普段ギャンブルをやらない僕ですらそうなのですから、賭け事が好きな人からすれば、あの瞬間はたまらないでしょう。もっと儲けたいと思っても不思議じゃない。
しかし、これまでのお話を見てもらえればわかると思うのですが、僕はマジで仮想通貨について勉強することもなければ、儲けるための綿密な市場分析も全然してないです。なので、仮想通貨がどんな仕組みの技術でなんで自分が儲かっているのとかも全然わかりません。
ですが、今回、勝手にお金が結構な金額増えました。これ怖くないですか?仕組みも何もわからない得体の知れない技術を適当に使うことで自分が大金を手にして、成功者であると勘違いしかねないです。
言い方は悪いですが、仮想通貨にはどんなに頭がよくなくても、適当に買って、それが当たると億万長者になれる可能性があります。仮想通貨で一発当ててしまった人が人生を狂わせてしまうのはよくわかります。
だから僕は利益を確定させた後のツイートで以下のように書きました。
一発当てただけで、自分が仮想通貨のセンスがあるとか考えるのは本当に恐ろしいことです。なのでさっさと出金して書籍代にあてようと思いました。ただでさえ大学院生はたくさん本を買わないといけないものなので、今回の「アタリ」はこれまで真面目に生きてきたご褒美のようなものだと考えるようにしました。
世の中にはたくさんのギャンブルがあり、そのどれもを僕は忌避しています。合理的に考えて、ギャンブルは長く続けば続けるほど確実に損をするようになっているからです。
かくいう仮想通貨もギャンブルなのですが、まあ新しい技術を勉強する意味で…ってことで手を出してしまいました。
しかし、その新しい技術を勉強することもなく、ただ一発当てるだけに終わりました。これで僕にとって仮想通貨もまたただのギャンブルとなりました。
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少し話は変わりますが、ギャンブルの反対にあるものはなんでしょうか。
それは投資です。投資とは将来、確実に「元手」以上のリターンをもたらす行為です。だから僕はギャンブルで得たお金で投資することにしました。これが一番賢いギャンブルで稼いだお金の使い方だと思ったからです。
ギャンブルで大きく増やした「元手」で投資をすることでどんどん「元手」を増やしていく。なんとも皮肉な感じですが、これが資本主義の世界を正面から歩いていく方法です。
僕らが生きている資本主義の世界は「元手」を持っている人間が圧倒的に有利です。「元手」を持っているとさまざまな機会を利用して、お金を労せずして増やすことができるからです。
それこそ、今回も仮想通貨に突っ込む「元手」がなければ、仮想通貨市場に参入することすらできないのです。残酷ですが、これが資本主義の現実です。
今回、僕は「元手」を運よくゲットすることができたので、僕はそれを投資することにしました。投資にもいろいろ方法はありますが、本は一番効率のよい「投資」の方法なので、本を買うことにしました。
だから僕は自分が特別な人間だと勘違いせずに確実に将来にわたって「元手」を増やせるように「さっさと出金して書籍代に充てます」と言ったわけです。
何かギャンブルを当てたからといって、それはあなたが何か特別な能力があるからではありません。せいぜいこれまで真面目に生きてきたご褒美のようなものです。なのでそのご褒美を効果的に使ってください。
そんな神の声が聞こえてきました。
当分、仮想通貨アプリを開くことはなさそうです。
完。
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