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実家療養歴2年8カ月が、ついに仕事を再開

僕はメンタル疾患を悪化させて仕事を辞め、実家療養を始めて2年8カ月が経過した身であるが、障害者就業・生活支援センターを利用して、来週からアルバイトを始めることになった。

しかし、病気が治ったかと言えばそうではない。体重は仕事を辞めたときから比べると4キロくらい増えたし、最近はスロージョギングを継続的に行って多少体力もついてきたものの、病気が本質的に治ったかと言われれば、そんなことは無いのだ。

食事の量は実家療養当初からほとんど増えていないし、体力もそこまでついていなくて、夜9時以降になると、座ってテレビを見ているのがしんどくなってしまい、ベッドに横になる時間が多い。また、体力がないため友達と遊ぼうという気持ちにもならず、2023年はまだ1回も友達に会っていない。

では、こんな感じの僕が、なぜ仕事を始めようと思ったのか。それについて理由を書いていこうと思う。

仕事を始めようと思った理由

これ以上療養しても治らないと思った

仕事を始めようと思った理由の1つとして、これ以上療養しても治らないと思った、というのがある。2年半以上療養して、運動して睡眠もしっかりとって、お酒も一切飲まず、いろんな治療院を転々としたが、それでも体重が4キロ増えたくらいで大した回復は無かったので、もうこれ以上家にいても良くなることは無いと思ったのだ。

病気が治っていない状態のまま生きていこうと思った

上述したように、これ以上休んでも治らないと悟ったので、もう病気が治るのは諦めて、今の状態のまま生きていこうと思うようになった。もちろん、これからも適切な運動や睡眠など、健康的な生活習慣を崩すことは無いし、病気改善のための情報収集もするが、基本的にはこれ以上治らないことを前提として、生活をしていこうと思う。

今の僕の体の状態では、フルタイム勤務は全然できなくて、パートタイム勤務ならなんとかできるかどうかという状態である。しかしそれでも、少しでも働いていれば、マッチングアプリもできるし(ニートだとさすがにマッチしないのでやっていなかった)、そこから恋愛に発展するかもしれないし、彼女ができて家に転がり込むことができるかもしれないし、可能性は色々広がってくるのだ。

また、ちょっとでもお金を稼げば多少趣味にお金を使えるようになるし、とにかく働くことで、今より楽しいことや新しい選択が増えると思うのだ。だから僕は、病気が治っていない状態のまま、働いていこうと思うようになった。

障害者就業・生活支援センターについて

また、働こうと思った僕がなぜ障害者就業・生活支援センターを利用したかというと、これはかかりつけの精神科の先生の紹介である。僕が、「働いてみたいです」と相談したら、このサービスを紹介してくれた。

障害者就業・生活支援センターでは、担当の社会福祉士の人とまず面談を行った。面談では、自分の体調や病気について、小学生時代までさかのぼって事細かに説明した。初回の面談で、1時間半くらい自分の病気のことについて説明した。たぶん、かかりつけの精神科の先生より、この社会福祉士の人の方が、僕の病気について詳しいと思う。自分の体の状態について理解してくれる人が、担当でついていると安心感があるので、とてもよかった。

そして、2回目の面談では、1回目に説明した自分の病状について復習をしつつ、バイト先を紹介してくれた。そしてその次はバイト先に面接に行くのに同行してもらって、仕事が決まったという具合である。

始める仕事について

始める仕事は1カ月の短期バイトで、時間は1日2時間を週5日である。僕は自分の体力にかなり不安を抱いているので、1日2時間という選択肢を与えてくれたのが本当にありがたかった。

また、働く場所は障害者が中心となって働いているお菓子屋さんなので、自分も頑張ろうという気持ちになった。仕事自体も簡単なものが多いと思うので、その点はなんとかなると思う。

まとめ

正直1日2時間と言っても、体調面の不安はめちゃくちゃある。2年半以上働いていなかったので、自分の体がどうなってしまうのか想像ができないし、事前に頓服をしっかり飲んで臨もうと思う。ここは逃げてはいけない壁だと思うので、頑張っていきたい。

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