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【米国】遺伝子組み換え小麦、国内栽培可能に

とうとう……

米国政府は、自国民を「家畜認定」しました。

ビオセレスの遺伝子組み換え小麦、安全な国内栽培可能=米農務省

米国政府は、遺伝子組み換え小麦を国内で栽培できるよう、大きく舵を切ったみたいですね。


遺伝子組み換え小麦は今までも作られているのですが、ことごとく「ボツ」になっているんです。それは……

小麦は、米国民の主食だから


2000年、遺伝子組み換えトウモロコシ健康被害が出たことがありました。

今じゃ忘れ去られていますが、当時はスゴイ騒ぎだったんですよ~

で、一度世に出てしまうと、その遺伝子を消し去ることは不可能。その責任を色んな企業が取らされて……うんざりしていた、まさにその時✨

モンサントが

「遺伝子組み換え小麦を販売します!」

と発表しました🤣

これにカナダ小麦委員会がぶち切れ💢💢

CCB(カナダ小麦委員会)は2003年6月27日、モンサントと行政機関の同盟軍に対して宣戦を布告した。「遺伝子組み換え小麦を、カナダに持ち込まないことを約束させるために、私たちは死力を尽くすつもりだ」と、CCB代表エイドリアン・メスナーは宣言した。

モンサント マリー=モニク・ロバン著 作品社 p364

こういう経緯もあって、遺伝子組み換え小麦は商業栽培されていないのです。


あと、東京大学の鈴木宣弘先生がご指摘の通り⬇️

アメリカ人は小麦については遺伝子組み換え作物を作っていない。なぜならアメリカ人が日常的に食べるものだから。大豆やトウモロコシは人間向けではなく、家畜のエサとして作っている。人間向けではないから、遺伝子組み換え作物であっても、除草剤をぶっかけていてもかまわない。
 アメリカの穀物協会の幹部が日本のテレビ局のインタビューにおいてそう言っていたのです。

国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係 鈴木宣弘 森永卓郎著 
講談社+α新書
  P119

つまり。今回の報道で分かりました。

米国政府は、米国民を「家畜認定」したのですね🐑


ついでに。

この遺伝子組換え小麦は、アルゼンチンで開発されました。

国民からは「遺伝子組み換え、イヤだなぁ」「本当に安全なの?」という声が上がっていたのですが、その声を決定的に強くしたのが

「子ども用お菓子で販売します👍」

という、無神経な方針決定🤣

日本で言えば、森永やグリコ、カルビーなんかが「ウチのお菓子で使います」と、声高に宣言した感じでしょうか。

それに対し、一般的な🐑消費者も「それはおかしいでしょ💢💢」「絶対食わん🤬」バッチリ目覚め、大きな反対運動に発展したのです🤣



ひょっとしたら……これも、🐑米国民に目覚めを促しているんでしょうか?

そうだとしたら。「目覚め」も最終段階ですね👍


ちなみに。

グリホサート耐性の遺伝子組み換え稲。あると思いますよ~。ただ、グリホサートは水溶性なので、水稲とは大変相性が悪いんです。だから、陸稲にしか使えない。

つまり「水田は温暖化の原因」と騒ぐのは

水田をなくして、遺伝子組み換え陸稲を栽培したいのでは?

と、深読みしてしまいます~🤭

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