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伏見稲荷大社茶店のお神酒 飲み比べてみた

お稲荷さんの総本山「伏見稲荷大社」

千本鳥居で有名ですよね~

その鳥居があるのが「稲荷山」という霊山。なので、本気でここに参拝しようとすると、登山になるんです💦


昔は、夜通し境内社を巡ったり、稲荷山で滝行する行者が沢山いたそうなんですね。そして、その人たちの「ちょっと休みたい」「温かいモノが食べたい」というニーズにお応えするためにできたのが「茶屋」

今じゃ「おしゃれなカフェ」みたいな感じになっています。

いや、いいんですよ~。だってね、参拝客のニーズが変わっただけですから。ただ、昔ながらの「参拝グッズ」も販売中って、ご存知ですか?

その1つが「オリジナルお神酒」

京都はお酒が有名ですから「どんな味なんだろう……」ちょっと飲み比べてみました🍶

その感想を、詳しくご紹介しますね~。



山頂一の峰の「神聖御神酒」

まずは、山頂の茶屋で購入できる「神聖御神酒」

ここの茶屋は、扉をピタッと閉めています。……と言うのも「ココは山頂ですか?」と毎日毎日聞かれまくるから💦

こんな張り紙までありました🤣

という訳で。扉を開けて、中にいる方に「お神酒下さい」といえばOK👍 他にも「和ろうそく」「お供え」も販売中です。


このお酒は……神聖な雰囲気はあるのですが⬇️

やはり、醸造アルコールが入っています。一括りに「悪い」とは言えないのですが、悪い使い方をしている会社が多いので、あまり期待しないで味見をしたところ……

うーん、やはり醸造アルコール独特の「つーん」とした飲み口、後味が妙に甘くて、それがしつこく残ります😭

これは、液糖も使ってますね~

ここら辺の詳細は、最後で詳しくご紹介します。で、次のお酒に行きますよ。


薬力社の「健康祈願酒」

稲荷山には、色んな境内社があります。その1つ「薬力社」……健康にご利益があると言われています。

そこにある茶屋が「薬力亭」

佇まいが清々しくって、お店の方も大変親切。時代劇のセットのような「毛氈の台と蛇の目傘」があり、とっても落ち着きます👍

ココのお神酒がコチラ⬇️

「健康祈願酒」いかにもご利益ありそうです😆

で、飲んでみた所……うーん、やっぱり「つーん」が結構💦 けど、甘くはありません。まだ日本酒の風味があります。

ただ、残念ながら悪酔いしそうな日本酒です。


熊鷹社竹屋の「キンシ正宗」

伏見稲荷の中でも、霊験あらたかで有名な「熊鷹社」

そこにある茶屋「竹屋」は、エアコン完備👍

近代的な茶屋です。
そこで販売中の「キンシ正宗」⬇️

これにも醸造アルコールは使われていますが……そこまで感じない、上品な使い方。この中では最も「日本酒の味」が残っています。


同じ会社でも色が違う

実は、キンシ正宗は「キンシ正宗株式会社」が製造。

それ以外は「山本本家」が製造。

そして、この2本は製造元が一緒なのに、酒の色が違います⬇️

健康祈願酒が、ちょっと黄色。だから、原材料や仕込み方が違うんでしょうね。


醸造アルコールの裏

日本酒に使われる「醸造アルコール」……日本酒は微生物が醸してくれる「生き物」ですから、常に「アルコール分15度以上16度未満」に収まるわけではありません。

それを微調整するために入れる「良い醸造アルコール」

安い原材料で、効率よく日本酒を作るために入れる「悪い醸造アルコール」

があるんです。さらに、効率よく醸すために液糖を入れる会社があるそうなんですね。そういう所は、見学させてもらうと「搾りの時、ドロッとしている」

……と、お世話になっている酒屋さんが教えてくれました😆


こだわりの酒屋が勧める「緑川」

その酒屋さんは全国の蔵を回り、その過程で「搾りの時、ドロッとしている」「ある工程だけは非公開」などなど、いろんな酒蔵に巡り合い……納得できる蔵のお酒だけ販売しているんです。

……という訳で。

私は、そこの日本酒「緑川」を持参して

お供えした後、使うことが多いです👍

ココは、見学「通年可」隠すことが何もないんでしょうね~

緑川は、芳香あふれる軽い飲み口。「つーん」と残る、きついアルコール感もなく、するっと飲めます。「日本酒はまずい」と思っている方は「日本酒の概念」が覆るかもしれませんよ👍

ただ……300ml瓶が最小みたいなので、ちょっと重いのが難点🤣

私が購入したのは「季節限定 生」なので、Amazonでは購入不可ですが、興味のある方は専門店で探してみてくださいね。


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