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みなさんにお尋ねします!


お友達から

「昨日、映画見にいってきたんですよ」 と言われて…

みなさんならなんて返しますか?


① 「へえー、どこの映画館に行ったんですか?」

② 「へえー、何の映画見てきたの?あ、鬼滅?」

③ 「へえー、映画が好きなんだ。私も月1回は行ってますよ!」

④ 「へえー、コロナとか、大丈夫なの?」

⑤ 「へえー、映画に?」


どれが正解ってわけではないんですが、これだけでもあなたがどういうタイプなのかが分かります。


①②を選んだ方

質問内容が“相手より自分”の興味関心に寄ってしまっています。

その質問は、相手が話したい内容かどうかはお構いなしです。

自分の興味や好奇心を満たすために、聞きたいことだけ聞いてしまう傾向にあり、相手との気持ちに「ズレ」が生じてしまいがちです。


③を選んだ方

“話ドロボウ” タイプです。

「へえー、映画が好きなんですね。私も月イチで行ってますよ!鬼滅見ました?ぼくはプペルが好きだな。〇〇の音響いいっすよ」

みたいに、他人の話を奪いとって自分の話をし続ける人は、実はとても多いんです。


④は、話の先を決めつけ、早合点して思い込みを作り、それを押し付けてしまうタイプ

映画館って密なんちゃうの?感染ヤバいやろ!って先に解釈しちゃう人


だから僕なら⑤をチョイスするのがベストという考えです。

オウム返しをしているだけですので、面白くも何ともないかもしれませんが、それでも相手は気分を害することはないでしょう。



いずれにせよ、相手が何かを伝えたいから話し始めてるのに、何を話したいか見極めないで会話を進めてしまうのはどうでしょう。

「当たればラッキー」ですが、自己中な感じが伺えて、内気な人なら次から自発的に話すのをためらうようになる場合もあります。



人は、自分の話したいことを遮られたり、反論されたりするだけでなく、知ったかぶりして、勝手に自分の意見を解釈されたりすることもイラっとする原因なんです。



僕もよく経験したんですが、

例えば、医者は自己診断してくる患者をとても嫌います。

「先生、わたし腰が痛いんやけど、たぶんヘルニアとかではないと思うんですよ。内臓疾患から来てる可能性もあるし、ストレスもあるんでそれかもしれませんよね。すい臓も腰にくるんでしょ…」

なんて言っちゃうと、


うるさいよ!

それを判断するのは医者である私だ!

あんたは症状だけ教えてくれればいいんだ!

お前は素人だろ!


ってなるんです。



もし医者が診断に迷っているときに、受付の事務員さんが

「先生、これってすい臓がんじゃないですか?検査の値も高いし…」

なんて口出ししようものなら、怒りMAXです。


そんなことは、こっちは百も承知なんだよ!

お前より百倍知識も経験もあんねん!

分かったうえで悩んでるんや!素人はだまっとれ!



ついつい人は、なんか人が悩んでいたら答えを提供しようとしたり、アドバイスしようとします。

大した根拠もないのに…


これ、イラつかせる素。

だから禁じ手なんですよ。



女の子が

「PCがインターネットにつながらないの…ヤバいわ、どうしよ~。明日までに調べないといけないのにぃ~…困ったわ~」

に対して、

「ルーターのランプ消えてない?」

「有線でつないでる?それともWiFi?」

「メールの送信はできるの?」

「スマホはどう?スマホがつながってるなら、ネット環境じゃないね、デバイスの問題だよ」


なんて言っちゃぜったいダメなんです。

もう ブチ切れ です。



女の子は「困ってる」ことを共感してほしいんです。

ネットにつながらないことが問題ではなくて、「困っている」ことの方が優先事項なんです。


この洞察力がいるんです。

これを「傾聴力」といいます。

聴く力!

この字「聴」

相手の耳と目と心、あるいは、耳と十四の心で相手に傾ける



なのでまずどう言うべきかというと

「それは困ったね。ヤバいじゃん!大丈夫?ヘルプしよっか?」

…とこういかなくちゃいけないんですよ。


これ、自分にも戒めてるんですけどね。


本当に人と良好な関係を作ろうと思うならば、自分を出さずに相手に合わせましょ。



聴く力の講座やってますので、ぜひお立ち寄りください。




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