初詣の持つパワーとは
お正月も明けていつもの日常に戻りつつあるかと思います。
みなさんは、初詣には出かけられましたか?
今年は、新型コロナウイルス感染が一向に収まる気配がなく、お正月はむしろピークぐらいの感じだったので、なかなか気軽に参拝する状況ではなかったかもしれませんね。
日本人は結婚式には、教会で神社で仏前で人前で…クリスマスにハロウィンに正月に盆に…と何でもあり。
無宗教の人が多いと言われていますが、それでも70%の人が初詣には行っているといいます。
先日も部下に言われました。
部下:「部長はいつもどこへ初詣に行ってるんですか?」
僕:「いやー、最近はあんまり行ってないなぁ…」
部下:「えー?初詣に行かない人っているんですね?びっくりです」
「初めて出会いました…そんな人に!」
こっちこそびっくりしました。
初詣って、そんなに当たり前なことなの?
それにしても、僕はおかしな気がしています。
常日頃からお参りをして、神様に感謝を捧げているのならば、初詣もして
「神様、今日までありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします」
とご挨拶するのは理にかなっています。
ところが、普段から何の信仰もなく、正月だけお参りして
「今年こそ運が巡ってきますように!」
などと願掛けするのは、なんとも自分勝手な話よのう…
って思っています。
ただ、心理学的には、信仰心は
・精神的に安定する
・体の健康にいい
・孤独感が少ない
という効果が研究で認められているそうです。
「オオマイゴッド!」
とよく言うじゃないですか。
「常に神様が見ている、守られている」という感覚があるから、精神的安定が得られているんでしょうね。
それに「お祈り」は健康に効くらしい…というハーバード大学やコロラド大学の金のかかった信憑性の高い研究もあって、あながち「神や仏に手を合わせる」ことによる効果は無視できないようです。
キリスト教やイスラム教やユダヤ教や仏教や…
世界にはたくさんの宗教があって、そこに信仰する人は幸せを得ているのかもしれません。
ですが、一方で宗教間の争いが起きたりもしていることもまた事実です。
ですが、日本の宗教もぐちゃぐちゃですが、そもそも最古の神道って、唯一神じゃないんですよね。
そこには経典があるわけでもない。
ここが世界の他の宗教と違うところです。
私たちは、昇りくる太陽に手を合わせ、山々に手を合わせ、星空を拝み、滝の前で目を閉じて祈ります。
中には、岩や石ころや木を神と崇めたりもします。
自然の中に神を見出し、自分の心の中に神を見出しています。
神は人それぞれみんな自分の心の中にあるんです。
「悪いことするとバチが当たるよ!」
とおばあちゃんから教えられてきました。
それは、自分の中にある神様がいつも見ているよ…。
ってこと。
これが道徳なのかもしれません。
だから、みんなそれぞれの神様が違うもんだから、神様どうしで争ったりしません。
違いを受け入れてると、争いは起こらないんです。
そんなふうに考えると、日本の信仰心って、なんか世界一、イケてる気がしませんか。
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