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人間性はどこでわかるか?




社会人になると人間関係で悩むことが多いと思います。

ただ、人間の頭の中までは分からないので、個人の本心は分からないままです。
いい人かもしれないし、そうでもないかもしれない、、、。

組織やネットの世界において、どこまで人間を信用していいか悩むところ。

しかし、僕の経験上、人間性が現れやすい状況があります。

それは「失業した人間は本心が出やすい」ことです。

僕は20代の時に日雇いのアルバイトで過ごす時期が長かったので、失業した人間に多く会いました。

その経験から言っても仕事を失った人間の人間性が現れやすい。


僕が20代の時、ハローワークの入り口で立っていると、中年の男性に声をかけられました。

「兄ちゃん。そんなだらしない格好してたらダメだわ。背筋も伸ばさないと。」

その男性は笑いながら僕に言いました。
その後も、色々と説教じみたことをいう始末。

当時は余計なお世話だと思いましたが、当時を振り返ってみると僕のことを思って声をかけてきたんだと思います。

実際、その男性をときどきハローワークで見かけました。
就職で悩む僕のことを思ってアドバイスしてくれたのだと思います。

その男性からしたら僕に声をかけるメリットはないのに、僕は心より感謝しています。
きっと、それが彼の人間性なのだと思います。


仕事を探している間は日雇いのアルバイトで生計を立てる人は多くいます。
即現金化できるのでメリットがあるんですね。

僕も長く日雇いのアルバイトをしました。

彼らと一緒に働くと、人間性がわかります。


前の職場の愚痴や、上司、部下の批判。

他人に優しく接する人。

大手企業に勤めていたことの自慢など。

そういう人に数多く出会ってきました。

その中においても仕事を失い、辛い状況でも他人に優しく接することができる人は就職が決まっています。
そういう人は日雇いの仕事でも一生懸命に働く傾向にありました。

僕も人を採用することがあるので、アルバイトで出会った女性に声をかけたことがあります。

人間性は困難な状況でこそ現れるのです。


僕は会社で嫌な人と働くことがあっても、一度立ち止まって考えます。

「こういう態度をとっているけど彼、彼女らの本当の人間性なのだろうか?」

もちろん、嫌な人はどこまでいっても嫌な人です。
僕にも大っ嫌いな人はいます。

たとえ、いい人だと思っていても他人を平気で裏切る人もいます。
アホなおっさんだと思っても、本性はいい人だという人もいます。

しかし、その人の環境(肩書き上、嫌な人を演じる人も入れば、いい人を装い職場での評判を得ようとする人など)により、仕事場ではわかりにく部分もあります。

ただ、仕事を失った人は何も演じる必要がないので「素の人間性」が現れやすいのは確かだと思います。





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