初めてMy本棚をお出迎えした日と本棚紹介。
先日、本好きな私にとって「居場所」とも呼べるものをお出迎えした。
真っ白な本棚である。
見ての通り、とても綺麗だ。
家具のアウトレットセールにて一目惚れした。ただ、アウトレットとは言ってもちゃんと相談した上で決めたオーダー品である。
収納ボックスを天井近くまで取り付けたかったので、寸法を調べてサイズオーダーで注文してみた。
待つこと一か月弱。
遂にその日を迎えた。
配送業者さんが我が家のらせん階段を巧みに旋回して持ち上げていく。
「せーの」でゆっくりと着地。
収納ボックスの取り付けと後片付けをしてお礼。自分の作業に浸る。
棚板を適当な高さに設置し、ベッドの横に山積みになっていた本たちを並べ始めた。
せっかくなので、ここからは暫し自分の構成要件となっている本たちの内覧会としよう。
画集は前職のアート関連での資料として頂いたものから買い求めたものまでさまざま。特にピカソのレゾネは、初めてピカソの真筆を観た直後に古本屋で買い求めた。
本棚はその人の性格を表すという。
辻邦生、竹西寛子についてはそのうち時期が来たら個別で書いてみたいと思う。後世に語り継ぐべき素晴らしい作家である。
川上弘美については、初期のnoteのタイトルにするなど思い入れのある作家さん。小説や短編も面白いが、彼女の神髄は東京日記シリーズである。
この日記は電車の中で読んではいけないものとして早々に危険図書として認定済み。
この前もマスクがあってよかったと思うほど二ヤケ顔が収まらなかった。
なお、これらの本棚に収まる本や図録類は、ほぼすべて古本市で出会ったもの。大型書店にはそう取り扱いがない。
新刊で購入したものと言えば森見登美彦さんくらいか。
いい本との出会いはすべてセレンディピティ。
いわゆる偶然の産物である。
進んで本棚を購入したのは初めて。
多少お金を出してでも大切にしていきたいと思ったので、そこに収まる本のちゃんとした「居場所」をお出迎えすることに決めた。
ここにある本はすべて死ぬまで手元に残っていくであろう。
文学を乱雑に扱うことは出来ないタチである。
今日は自己紹介に等しい本棚と本の内容になった。
最後に、古本屋さんには個人や法人から引き取られた、たとえ絶版でも優れた作品が残ります。
対して新刊の本屋では売るための本が積まれます。
それぞれの特徴を理解しながら、本屋に通ってください。
本を買ってください。
全ての読書人に幸多からんことを祈り。
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