【子どもの友達関係が心配…】アドラー心理学で子どもの心を育むコミュニケーション術
はじめに
子どもが友達関係でトラブルを抱えていると、親としても心配ですよね。
「友達ができない」「いじめられている」「友達と遊べない」など、様々な悩みを抱えている子どもたちは少なくありません。
そんな時こそ、アドラー心理学の教えをヒントにすることで、子どもの心を育むコミュニケーション術を見つけることができるかもしれません。
【子どもの友達関係が心配…】に有効なアドラー心理学の教え
アドラー心理学は、「すべての人間は平等であり、それぞれが課題を抱えている」という考えに基づいています。
子育てにおいても、この考え方はとても重要です。
子どもが友達関係で問題を抱えているのは、「何かしらの課題を解決しようとしている」と考えられます。
例えば、「自分の意見を主張したい」「自信がない」「周りに合わせるのが苦手」などの理由が考えられます。
1. 課題の分離
子どもが友達関係で問題を抱えていたとしても、それは「子どもの課題」であり、「親が解決するべき課題ではない」ことを意識することが大切です。
2. 勇気づけ
子どもが友達と仲良く遊べている場合は、「友達と仲良く遊べていることを具体的に褒め」、「自信を高める」ことで、友達関係を築きやすくなります。
3. 信頼関係
子どもが安心して本心を話せるように、「共感」と「傾聴」を大切にすることが大切です。
教えの意味
アドラー心理学のこれらの教えは、子どもが「思いやりと協調性を身につけた人間」へと成長していくためのサポートとなります。
子育てへの活用方法と具体例
1. 課題の分離:子どもが友達関係で悩んでいる時の親の反応
状況: 子どもが友達と喧嘩をしてきた
親の課題: 子どもが喧嘩してきたことで、親が心配してしまう
子どもの課題: 自分の意見を主張したい
活用方法:
「喧嘩して大変だったね」と共感する
なぜ喧嘩になったのか、話を聞いて理解しようとする
「友達と仲直りできるように、一緒に考えてみようか」と、協調性を促す
2. 勇気づけ:子どもが友達と仲良く遊んでいる時の親の言葉
状況: 子どもが友達と楽しそうに遊んでいる
親の課題: 子どもが楽しそうに遊んでいることで、親が嬉しくなってしまう
子どもの課題: 友達と仲良く遊んでいることを認めてもらいたい
活用方法:
「友達と仲良く遊べて楽しそうね!素敵だね」と具体的に褒める
「どんな遊びをしてるの?」と、話を聞いて興味を示す
「これからも友達と仲良く遊んでね」と励ます
3. 信頼関係:子どもが友達関係について悩んでいる時の親の態度
状況: 子どもが友達関係について悩んでいるようだが、話したがらない
親の課題: 子どもが話したがらないことで、親が不安になってしまう
子どもの課題: 自分自身のことを話せば、怒られるのではないか、否定されるのではないか
活用方法:
「友達関係について何か困っていることはある?」と、声をかけてみる
子どもが話したいタイミングで、話を聞く
「あなたの話を聞いて、理解しようとしているよ」という態度を示す
さいごに
アドラー心理学の教えは、子どもの友達関係を改善するためのヒントとなります。
今日紹介した内容を参考に、ぜひ子どもとのコミュニケーションを大切にし、子どもの健やかな成長をサポートしましょう。
この記事を読んでいただき ありがとうございます。
30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
「アドラー心理学に学ぶ 子育ての極意」をご紹介しました。
アドラー心理学や アドラー心理学を子育てに活かす意義については
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