【スマホ・ゲームばかり…】アドラー心理学で子どもの心を育む時間の使い方
はじめに
子どもがスマホやゲームばかりで、他のことに興味を示さない…と、親御さんも悩んでいるのではないでしょうか。
「もっと勉強してほしい」「外で遊んでほしい」と、つい口うるさく言ってしまうことも。
しかし、そんな時こそ、アドラー心理学の教えをヒントにすることで、子どもの心を育む時間の使い方を見つけることができるかもしれません。
【スマホ・ゲームばかり…】に有効なアドラー心理学の教え
アドラー心理学は、「すべての人間は平等であり、それぞれが課題を抱えている」という考えに基づいています。
子育てにおいても、この考え方はとても重要です。
子どもがスマホやゲームばかりに時間を費やすのには、「何かしらの課題を解決しようとしている」と考えられます。
例えば、「孤独を感じている」「現実逃避したい」「達成感を得たい」などの理由が考えられます。
1. 課題の分離
子どもがスマホやゲームに時間を費やしていても、それは「子どもの課題」であり、「親が解決するべき課題ではない」ことを意識することが大切です。
2. 勇気づけ
子どもがスマホやゲーム以外のことに興味を持った場合は、「他のことに興味を持ったことを具体的に褒め」、「新しいことに挑戦する勇気」を育てることが大切です。
3. 信頼関係
子どもが安心して本音を話せるように、「共感」と「傾聴」を大切にすることが大切です。
教えの意味
アドラー心理学のこれらの教えは、子どもが「充実した時間を過ごせる環境」を作るためのサポートとなります。
子育てへの活用方法と具体例
1. 課題の分離:子どもがスマホやゲームばかりの時の親の反応
状況: 子どもがスマホやゲームばかりしている
親の課題: 子どもがスマホやゲームばかりすることで、親がイライラしてしまう
子どもの課題: 孤独を感じている、現実逃避したい
活用方法:
「何か寂しいことがあるのかな?」と共感する
なぜスマホやゲームばかりなのか、話を聞いて理解しようとする
一緒に他の楽しい活動を見つけられるようにサポートする
2. 勇気づけ:子どもが新しいことに挑戦した時の親の言葉
状況: 子どもが新しい習い事を始めた
親の課題: 子どもが新しいことを始めたことで、親が過剰に期待してしまう
子どもの課題: 挑戦したことを認めてもらいたい
活用方法:
「新しいことに挑戦できてすごいね!応援しているよ!」と具体的に褒める
「どんなことが学べるの?」と、話を聞いて興味を示す
「これからも頑張ってね」と励ます
3. 信頼関係:子どもがスマホ・ゲームについて悩んでいる時の親の態度
状況: 子どもがスマホ・ゲームについて悩んでいるようだが、話したがらない
親の課題: 子どもが話したがらないことで、親が不安になってしまう
子どもの課題: 自分自身のことを話せば、怒られるのではないか、否定されるのではないか
活用方法:
「スマホ・ゲームについて何か困っていることはある?」と、声をかけてみる
子どもが話したいタイミングで、話を聞く
「あなたの話を聞いて、理解しようとしているよ」という態度を示す
さいごに
アドラー心理学の教えは、子どもがスマホ・ゲームばかりにならないような時間の使い方を見つけるためのヒントとなります。
今日紹介した内容を参考に、ぜひ子どもとのコミュニケーションを大切にし、子どもの心を育む時間の使い方を一緒に考えてみてください。
この記事を読んでいただき ありがとうございます。
30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
「アドラー心理学に学ぶ 子育ての極意」をご紹介しました。
アドラー心理学や アドラー心理学を子育てに活かす意義については
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