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コンビニ人間

ご無沙汰しております。本日は村田沙耶香先生の「コンビニ人間」という物語です。

実は最近、ずっと京極先生の本に浸かっておりました。脳みそに別の空気を入れようと、ブックストアを漁っていたところこちらを発見。

わたし自身、大学在学時はコンビニでバイトをしていたので、「わかる」とつい声に出してしまう表現ばかりでした笑。物語の始まりを読んだ時は、なにやらヒューマンドラマのような空気を感じました。コンビニというのは、24時間365日、色んな人の出入りがあります。なので、そういった人間模様のお話なのかな…と。

主人公は古倉恵子という女性です。コンビニで、とても真面目に、アルバイトをしています。彼女は自分と向き合い、周りに溶け込んだ生活を送ります。ですが、周りの言葉や行動に疑問を抱き、変化を求め…………。というお話です。

簡単にあらすじを纏めてみましたが、わたしの伝えたい5パーセントも伝わっていませんね笑。

とにかくすごいお話でした。

初めは主人公の立場になって考え、周りにやきもきしましたが、そのうち主人公本人にもやきもきしたり…。そして、主人公の周りに自分を当てはめてみたり…。人間という面倒な動物をが、とてもわかりやすく描かれているなぁ。と感じました。

わたしは読み終えた後、スッキリとした感情で負えられたのですが、視点によってはまた変わるかもしれません。
読む人によってはただの日常の変化かもしれないし、また別の人にとってはホラーかもしれない。また別の人は、このお話から勇気を貰うかもしれない。

普通っていったい何?

元々読書はそういうものですが、十人十色の解釈が聞けそうな物語だなあ。
友人に読んで欲しいですね、そしてこの物語について話してみたい!

おやすみなさい。良い夢を。

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