おさくの読書感想日記

関東近郊のとある街に住んでいます。 家にいる時間が長くなり、心に余裕が出来ました。 読…

おさくの読書感想日記

関東近郊のとある街に住んでいます。 家にいる時間が長くなり、心に余裕が出来ました。 読んだ小説のこと、小説を通して自分の感じたこと等発信していきます。 少しですが、女の子の写真も撮ります。

最近の記事

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

とんでもなく久しぶりの投稿になりました。 この記事にたどり着いてくださった皆様、おはようございます。 本日は桜庭一樹先生の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」という本についてです。 ※ネタバレを含みますのでご注意ください。※ あらすじ中学2年生の夏休みの終わり。二学期が始まってすぐ。 青白い顔に長い前髪を垂らし、その隙間から大きな黒い瞳を覗かせた美少女。「海野藻屑」はあたしのクラスに転入してきた。 浮つく教室の中で自己紹介を始めた少女は「自分は人魚だ」と言う。 静まり返る

    • 夜は短し歩けよ乙女

      こんばんは。本日は森見登美彦先生の物語です。 森見登美彦先生は「四畳半神話大系」で知りました。色鮮やかで、不思議で、絵本を読むような、そんな文章を認める方だなぁ。と感じたのを覚えています。 こちらの物語ですが、主人公である先輩と、その後輩にあたる黒髪の乙女の、大学生の恋のお話です。 周りの人間や、他舞台で起こる事件に二人が巻き込まれ、そして足を突っ込んで、紆余曲折する。 子どもでもなく、大人でもない、そんな恋愛模様が、なんとも甘酸っぱい気持ちにさせてくれます。 大学在学時

      • コンビニ人間

        ご無沙汰しております。本日は村田沙耶香先生の「コンビニ人間」という物語です。 実は最近、ずっと京極先生の本に浸かっておりました。脳みそに別の空気を入れようと、ブックストアを漁っていたところこちらを発見。 わたし自身、大学在学時はコンビニでバイトをしていたので、「わかる」とつい声に出してしまう表現ばかりでした笑。物語の始まりを読んだ時は、なにやらヒューマンドラマのような空気を感じました。コンビニというのは、24時間365日、色んな人の出入りがあります。なので、そういった人間

        • 死ねばいいのに

          ご無沙汰しております。ここ数日どっぷり読書していて、更新が途絶えました笑。 本日は…いえ、本日「も」、京極夏彦先生の物語です。 「死ねばいいのに」の簡単なあらすじになります。鹿島亜佐美という、一人の女性が亡くなりました。「彼女のことを教えて欲しい」という男が、鹿島亜佐美の関係者を訪ねて回ります。お話は関係者ごとに視点が変わり、クライマックスへ。 大変失礼ながら、「死ねばいいのに」という作品名、そして「京極夏彦」という名前に騙されました笑。ミステリーだとは思うのですが、人

        砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

          いつか記憶からこぼれおちるとしても

          こんばんは。本日は江國香織先生の「いつか記憶からこぼれおちるとしても」という物語です。 この本を読んだ時、少し笑顔になるような、少し寂しいような、それでいて懐かしいような気持ちになりました。切ない、とも思えるのかなぁ。 私立の女子高に通う女の子と、家族の関係性、友だちとの繋がりや、異性への感情の移り変わり…。少女が大人になる成長過程が描かれています。 学生の頃って、無敵で、世間知らずで、大胆で、恥ずかしい。いっちょまえに、自分にとっての本当の幸せに向き合ったりして…笑。

          いつか記憶からこぼれおちるとしても

          魍魎の匣

          こんばんは。 昨日のnoteに、たくさんのスキを頂きありがとうございました。とても嬉しいです!自分のペースにはなりますが、楽しく更新して行きますのでよろしくお願いします。 さて、本日は京極夏彦先生の「魍魎の匣」という物語です。 滑り出しから話が脱線しますが、わたしはとにかく京極夏彦先生の物語が大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで…。どの作品から話をしようか、このnoteを書いている今も悩んでいます笑。 わたしが小学生になる以前の話になります。その当時、よく

          常野物語 光の帝国

          こんばんは。本日は恩田陸先生の物語です。 こちらは、お友達に勧めていただきました。元々、妖精だとか妖怪だとか、妖しいものに惹かれる質で…笑。もしかすると、それを知っていたが故にこの物語を教えてくれたのかも。 物語は10話に分かれて形成されています。視点がそれぞれ違う人物から成り、読み始めは「短編集なのか?」と思っていました。読み進めるとわかることですが、きちんとお話に繋がりがあり、最後にその繋がりをもって完結する。という構成です。 各話に所謂、異能のような性質を持った人

          常野物語 光の帝国

          コララインとボタンの魔女

          こちらの本は、わたしが初めて「面白い」と意識した物語でした。恐らく読んだのは小学校低学年くらいだったと記憶しています。 主人公はコララインという少女です。両親と新しい土地へ越してきた彼女は、「ボタンの国」への入口を見つけます。両親は忙しく、友人もいないコララインは、「ボタンの国」で過ごしたい。そう考えるようになります。 あまり明るいお話ではなく、暗く、重く、恐怖を感じるけれど、どこかワクワクする。とても不思議な物語でした。 両親が忙しく、あまり遊んでもらえなかったコララ

          コララインとボタンの魔女

          はじめまして

          はじめまして。おさくと申します。 家にいる時間が増え「何か知識を付けねばならない。」と思い、読書を始めました。幼い頃から読書は好きです。せっかくですので、記録もかねて。 また、この場で素敵な本に出会えたら…。等考えております。お勧めや、お好きな本等がありましたら知りたいです。(読書好きと上記しましたが、他の方に比べて全然読めていません…笑) 拙い文ではありますが、よろしくお願い致します。