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コララインとボタンの魔女

こちらの本は、わたしが初めて「面白い」と意識した物語でした。恐らく読んだのは小学校低学年くらいだったと記憶しています。

主人公はコララインという少女です。両親と新しい土地へ越してきた彼女は、「ボタンの国」への入口を見つけます。両親は忙しく、友人もいないコララインは、「ボタンの国」で過ごしたい。そう考えるようになります。

あまり明るいお話ではなく、暗く、重く、恐怖を感じるけれど、どこかワクワクする。とても不思議な物語でした。

両親が忙しく、あまり遊んでもらえなかったコラライン。きっとひとり遊びは得意だったのでしょう。ですが、たくさん遊べる「ボタンの国」から「帰りたくない」と感じる。やはり幼い、可愛い女の子ですね。

幼い頃の記憶というのは、現実なのか夢なのか妄想なのか。大人になると分からくなります。自分だけが覚えている記憶や、周りの大人たちだけが覚えている記憶。「わたしは本当に幼少期があったのか…?」と考えることもあったり。笑

このぼんやりとした、現実、夢、妄想を、この本を読むことで感じられるのではないかなぁ。と思います。ホラーに感じる部分もありますが、小学生のお子様がいらっしゃる方にはお勧めしたい本です。

(写真は特に関係の無い、それっぽい雰囲気のものを選んでいます。)


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