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いままでに出会った「すごい上司や同僚」を振り返る

40’s Biz talkは法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。

音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第16回は「いままでに出会ったすごい上司や同僚(鉄人&親父編)」です。

サマリー
パーソナリティ2人が過去に出会ったすごい上司や同僚を語る
「鉄人」と呼ばれた元上司は凄まじい仕事量を外に見せなかった
「オヤジ」と呼ばれた元同僚はアナログで仕事が早い変わり者


それでは、本編の内容をお届けします。


「鉄人」と呼ばれた上司の話

柳澤:今日は「いままでに出会ったすごい上司や同僚」について話しましょう。“すごい”にも、いろんな定義があると思うんですよね。

とてつもなく仕事ができるとか、すごく面白いとか、突き抜けちゃってるとか。20年も社会人をやってると何人かいると思うんですけども。

それを話してみたいなと思って。僕はこれを話すときにパッと浮かんだ人が何人かいるんですけど、杉本さんはどうですか?

杉本:そうですね。私がいつも名前をあげる「Tバタ」さんは後にしようかなって思うんですけど。 

いま思い浮かんだのは2人。Tバタさんを含めて2人なんですけど、1人目は僕が社会人2年目の時からの上司の人ですね。 

これがすごい人で、名前を言うのはあれですけど、あだ名は、えっと、「鉄人」って呼ばれていました。 

柳澤:あだ名からしてヤバいですね(笑)。 

杉本:あだ名が鉄人なんですよ。日系大手の法人営業一筋でやってこられた方。学歴は確か高卒だった気がするんですけど、いわゆる通信キャリアって学歴が高い人が多い中で、大卒じゃない方がマネージャーになるっていうのは、ほぼなかったんです。 

その方は営業一筋でやってきて成果を出して、おそらく本来だったらつけない管理職に就いた。あだ名は鉄人。

で、何が鉄人かっていうとですね、とにかく仕事量。仕事量が半端ない。 

新卒の頃って朝9時出社で、30分ぐらい早く来いって言われてて、8時半に行ってたんですけど、その人は8時半には当然いるんです。 

ある日、仕事が溜まっていたので7時に出社したら、鉄人はもういらっしゃる。

で、残業で遅くなって、23時半ぐらいかな、まだ鉄人はいるんですよ。

次の日早く出てきたら、まだいる。この人いつ帰ってんのかなと。後々聞いたら、家は逗子の方なんですよ。 

だから帰宅しても時間がないからシャワーだけ浴びて、3時間ぐらい寝て始発で出社。始発と終電をずっと繰り返しているみたいな感じなんですけど。 

激務なのにいつも身なりが整っている

杉本:何がすごいかって、全く疲れている感じを出さないんです。顔がほんと鉄仮面ですよ。疲労は顔にも態度にも出さないで淡々と仕事をしている。 

あと、鉄人はいつも服が綺麗なんです。長時間労働している人って、どこかしら服とか靴とかに隙ができるんですよ。 

ワイシャツの袖が汚れたり靴が汚れたりするのに、それがない。いつもきれいに仕立てられたワイシャツを着ている。 

仕事の中身もすごかったんですけれども、とにかく仕事量とそれをやったことを外に見せないっていうすごさに、2年目の私は圧倒されましたね。恐ろしいチームに所属してしまった、恐ろしい上司についてしまったって思って。

で、またすごいのは、部下に自分のやり方を強要しないんです。「それは杉ちゃんが考えてやることだから」と。 

逆にそれが怖いっていうね。で、たまに言われるわけですよね。「杉ちゃんの名刺入れはどんな状態かな?」って。「汚いね(笑)」みたいな。笑いながら言われるから怖い。

この上司の下で8年間仕事をしました。その会社からLINEに移るまでずっとその上司だったんです。

珍しいんですよ。普通は2年〜3年で配属が変わるんですけど。結果的にはウマがあったから私を出さなかったんでしょうね。 

実は私の“ザ・法人営業”っていうのはこの上司に仕込まれたものです。

柳澤:そういうことなんですね。 

杉本:感謝してもしきれないですよね、その上司に。柳澤さんはどうですか?

「オヤジ」と呼ばれた同僚の話

柳澤:僕も2人浮かんだんです。そのうちの1人は、あだ名が「オヤジ」。僕が営業だった時に勤めていた会社の同僚で、その方も営業だったんですよ。 

当時は20代後半〜30代前半の営業が多かったんです。でも、その方は一人だけ40代なんです。 

キーエンスの新規事業として発足した会社で仕事をしていたんですけど、オヤジは元キーエンスなんですね。 

キーエンス辞めてその会社に入っていたんです。普通は転籍するんですが、その人はキーエンスを辞めてその会社に入った。 

めちゃくちゃ変わってるんですよね。「転勤が嫌だから辞めたわ」みたいな感じ。すごいエピソードがいくつかあるんですけど、まず仕事が脅威的に早い。 

朝は8時半ぐらいに来て、夜は7時に帰る。当時の営業はみんな21時〜22時ぐらいまで残業していたんですけど、その人は帰るのがとても早いんです。 

杉本:鉄人とは全く逆ですね(笑)。 

柳澤:逆です。でも仕事量は営業の中で一番やってるんですよ。 

杉本:それはすごい。 

柳澤:その会社は東京にしか拠点がなかったんですけど、親父は大阪エリア担当だったんで、月の半分は出張しているんです。毎月70〜80件は客先に訪問していました。

営業の平均訪問数がだいたい月50件ぐらいだったんですけど、毎日19時に帰ってるのにそれぐらいやってるんですよ。 

親父は「時間内に終わらない仕事はやり方が悪いんだ」みたいなことを言うんです。 

杉本:その通りだね。 

とにかく変わり者だった「オヤジ」について

柳澤:すごく仕事が早いんだけど、量は誰よりもやる。でもめちゃくちゃ変わってて、携帯電話を持ってないんです。 

杉本:え?それで出来るの?仕事。 

柳澤:会社支給の携帯しか持ってないんですよ。 

杉本:え、プライベートの携帯持ってないの? 

柳澤:はい。今も持ってないと思いますよ。 

杉本:じゃあ連絡したい時には自宅の電話にかけるみたいな感じなのかしら? 

柳澤:みんな奥さんにかけてました。 

杉本:へー。それってめっちゃいいね。僕の悩みは自分の時間が作れないことで、いつも考えてるんですよ。その理由って、SNSもあるし、スマホもあるし、PCもあって、いろんなところからノイズが入るからだと思うんです。 

柳澤:商談で移動する時に電車使うじゃないですか?親父は乗り換え案内を印刷していくんです。

杉本:へー。すごいね。印刷か、いまだに…。 

柳澤:みんなSuicaを使うじゃないですか。その人は切符で電車に乗るんです。 

杉本:な、なに?もう全部のあらゆるデジタルツールというか、デジタルのサービスを使わないって決めてんの? 

柳澤:基本的に使わないんですけど、なぜか仕事がめっちゃ早い。

生産性と発言でカリスマ的な支持を得る

杉本:やるべきことだけやってて、これは意味ないなっていうものを極端に減らしてるのかな。 

柳澤:それはそうだと思いますね。あと特定の業務は同じ時間にまとまってやっていましたね。生産性をめっちゃ上げる働き方をしています。 

僕がその方に惹かれたのは、社長とか上司に物怖じしないで自分の意見をはっきりと言う人だったんですよね。「これ言ったら気悪くするかな」とかあるじゃないですか。「自分の昇進に響くかな」みたいな。 

ただ親父はそういうことはお構いなし。良くないものは良くないってはっきり言う人。 

僕はそんな会社員を初めて見たので、すごくかっこよく見えたんですよね。 

杉本:あー。なるほどね。 

柳澤:そういう生き方ができたらいいなっていう。 

杉本:わかる。部下からもそうですけど、お客さんからも信頼されるんじゃないかなって思います。 

柳澤:そうそう。でも社長にもそうやってはっきり言うので、煙たがれるんですけどね。ただ営業からは圧倒的な支持があって。カリスマみたいな人でした。


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