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知られる努力

みなさんお元気ですか。
スプリントコーチ の「秋本真吾」です。
子供たちからトップアスリートまで人の足を速くするという仕事をしています。


この週末、陸上の日本インカレが行われていました。
日本で一番強い学生を決める大会です。
まず、様々な大会が中止される中、開催に踏み切る決断をされた関係者の方の決意は本当にすごいと思います。


安全に最悪の事態を恐れての決断ももちろん分かります。
ただ、結果何事もなく参加者が満足して終われた場合はその運営側の工夫を参考にし機会を創出する考えにならない限り選手達にとっての貴重な機会を主催者側が奪うだけになります。「開催しない」が正しい判断とは僕は思わないです。


さて、話は本題に戻りまして、今回YouTubeでライブ配信も行ってました。
これは陸上ファンからするととてもありがたいことです。早く、選手のパフォーマンスに感動したら選手個人に課金ができるようなシステムになってほしいものです。陸上ファンのたくさんの応援が選手の活動資金になればいいなと思います。


今回インカレを見て感じたことは応援したい選手とはどういう選手なのか?という点です。


僕なりの答えは「ストーリーが分かる選手」でした。


その選手がどういう選手で、普段どんなトレーニングをしてきて、どんな気持ちでこの大会に望んでいて、背景が分かる選手は気になります。


同じ大学の選手を応援したいと思えるのは、その選手がどういう選手かを分かっているからです。お互いあんな苦労もしてきた、4年生だし主将だし頑張ってきた、だから応援したいと思える。例え同じ大学でもブロックが違えばあまり交流や接点もない。正直、あまり感情移入しにくいのではないでしょうか。


先日も、アスリートのSNS発信について触れましたが、目的を持っての発信が伴えば多くのファンを獲得できるのではないでしょうか。


当たり前ですが、その選手のストーリーはその選手にしかないです。
今やtwitterやinstagramなどやっていない学生の方が少ない世の中です。
そこで、どんなことを発信するのか。


例えば僕が気になるアスリートがいたとします。すぐに検索をかけてSNSを覗きにいきます。発信を見た時にまず更新頻度が低い、内容が本当のただの呟き(焼肉美味かった、天気悪いわあ、など)他者のリツイートメイン、だったとしたらフォローはしないでしょう。みなさんがフォローする基準はなんでしょうか?刺さるポイントはそれぞれですが、自分にとって有益かどうかだと思います。


いかに、自分自身のプロフィールを明確にし、自分の認知を高め、周りに興味を抱かせるような発信をするかが、自分自身のストーリーを分かってもらうことではないかと思います。


今やオンラインサロン 、クラウドファンディング、SNSの投げ銭など、資金調達の幅が広がってきました。自分を知ってもらえる手段がたくさんあるということです。



思えば、僕も「スプリントコーチ 」という世の中にはない職業を自分で確立しようと決めてからは、とにかく現場経験を積み、自分の職業を知ってもらう努力を続けてきました。いくら「知ってもらえる」ための宣伝がうまく僕の「人の足を速くできるという商品」がどうしようもなければ一時的には売れますが後には続きません。その逆も然りです。世の中の商品全てに同じことが言えるのではないでしょうか。アスリートの場合、自分という商品を磨きながら、知られる努力も必要です。


時代は変わり、それぞれがそれぞれの名刺とも言えるようなホームページのようなものを持てるようになりました。発信の仕方次第で自分は何者かを世の中にアピールすることが可能になり、自分のやりたいことが現実になる可能性があるということです。


知られる努力のためには、普段から自分しか持ってないストーリーを出していくことで、応援してくれる人を増やす。今後はそんな選手たちで陸上界、スポーツ界が溢れてほしいです。





僕が運営する「走る」を考えるオンラインサービス「CHEETAH」も興味ある方は覗いてみてください。https://www.cheetah.tokyo/

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