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で、電池交換した初期型リーフの航続距離ってどうよ?

駆動用リチウムイオン電池交換を果たして最初の春がやって来た。冷房のいらない今の時期が最大航続距離を記録できる絶好の機会

と思いきや関東は軒並み夏日の気温の週末に軽井沢,碓氷峠の向こうを目指します。

ルートは関越下り休日渋滞を避けるべく都心から首都高大宮線を大宮駅の手前出口迄利用,出口の左の寿司店を左折して国道17号に合流。
あとは混雑していないポイントを狙って並行するバス通りを北上するとご同輩の群れにも出逢う。目論み通りノー渋滞でR17BPへ

大宮バイパスから上尾道路に進むと圏央道桶川インター到着。ここまではセグメント一つあたり11km台で快適な走行.渋滞が遠ざかったのを確認して関越道入り、距離的には10キロ程不利ながらこのさきはノンストップで横川サービスエリアを目指せるはず
でも、大宮の先まで来てそろそろ充電andトイレ休憩を考慮するタイミングに❗本当なら素直に練馬から入って上里辺りを目指したいところが高坂サービスエリアを前に残り少ない電池表示が気がかり。とりあえずは急速充電器の空き具合(あらかじめスマートphoneで確認済み)を見て考えよう!

予想通り先客にはオレンジの新型リーフが。充電時間の終わり頃若い親子連れが車に戻って来たので、若干の走行可能距離を残して第一回急速充電。ここまでは80km走破。

満充電を前に次の充電客が現れたので予定を早め、スィッチオフ。どうせ横川SA迄の距離をカバーできりゃあ良いのだから‼️

実は藤岡JCTを過ぎると上信越道は緩やかな上り勾配なので消費効率も落ちてくる。瞬間電費も5キロ台が現れる様になり行動半径の内側だった横川はみるみる円の外側に❗これじゃあ、2度目のQCもやむ無しと思って小さなパーキングエリアに立ち寄って見ると…❗

なんとそこには二台の同型リーフの姿、しかも両者ここから遠く離れた他県のナンバープレート。ひょっとしたら同一行動なのか?ということは最悪一時間待ちを覚悟。一台目が充電を終えて2台目が充電を開始,今から30分でこちらが充電開始??

は、さすがにご免蒙りたいので作戦変更、周囲には国道254沿いの日産ディーラーが複数あるはず。最寄りインターから数キロと分かり迷わず直行です。高坂からは70kmの距離で自宅から150km地点、登って来た標高だけ距離が延びていない。やはり新品電池に交換するべきだったのか?それとも?

ここではトイレ休憩の数分のちに必要な充電量をあっという間にカバーでき、さっさと器具をはずしてひとつ先のインターから再度高速に❗実はこの判断が的確だったのでした❗

目指す横川SAには余裕をもって到着。しかも先程の2台組らしき一台目がちょうど充電を終えたところに出くわした。(つまりjust30分程先行されていた?)程なくして我が愛車のリーフが、満を持して急速充電へ。実のところ30分かけてのフル(時間いっぱい)急速充電は本日初めてなのだった❗

と、そこに先ほどお見かけした2台目のリーフが到着。どのEVも標高1000m近い県境を前に横川SAを素通りはありっこない。そう、敵の充電時間中に下道に降りて短時間充電を経て先回りに成功していたのだった。数分の到着時間差が最大で30分の遅れを生み出すところだったが、ここは相手側に休憩時間を余分にプレゼントする結果となった。

正直なところ往路では交換したリビルト品電池の実力を確かめるには至らなかった。メーター読みではトリップカウンターに航続可能距離をプラスして110km台の後半は期待できたのが、上手く充電スポットに届かなかったり手前過ぎたりで当初予定のワンストップ横川到達は叶わなかった。
軽井沢プリンスホテル駐車場到着までの200km中に急速充電は二回、積算で大体31分位だったものの、到着時点での電池残量はまだしっかり半分残っており、帰りの下り坂が楽しみになってきた。

さて、こうした東京近郊へのEVドライブに必要なものは?といえば、やっぱり急速充電期の拡充、それも販売台数に併せて急速に拡充しないとEVの評価を押し下げる結果になりかねない。

主な高速道にはほぼ50km間隔をめどにサービスエリアの急速充電基が設置されている。中にはパーキングエリアに新設された充電器も目立つが、100kmあたり、何台の急速充電基が設置されているかといえば3台以上あればマシな方で東京から100km圏内だとせいぜい倍と考えても10台には届かない。これらの充電器がフル稼働して1時間に給電出来る台数は多めに見積もっても100Kmの区間あたり10数台が限度、ということだ。

土日の関越や東名の渋滞を考えてみよう。断面交通量が1時間当たり1000台を超えると自然渋滞が発生するといわれる、3車線なら1500台か?これだけの台数が道路上にズラリと並んでいる計算になる。練馬から高崎のあたりまで、用賀から御殿場の先まで、これだけのクルマが道路上にいる中で1時間に充電器を使えるのが最大で10数台?甘く見積もっても1%以上電気自動車が普及すると、とたんに充電難民が発生する計算になる。さあ、これから新型EVが街に溢れたら充電設備の看板も比例して増えていくのだろうか???


さあ、果たして交換済み電池の実力を確かめることは出来たのか?今後もリーフは長距離ドライブのお供に連れていってくれることになるのか?次回、乞う御期待!

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