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【雑学解説集⑤】【Original Sin🍎サブタイトル】

全ての専門に精通している訳ではないので、説明としては、とても簡易(雑なもの)になってしまいますので、より詳しく知りたい方は此の機会に是非、他の方のnoteや他のサイトの検索もおすすめします🐰

では簡単に説明していきます🦀


第21話.ハーディング現象


 "herding phenomenon"の"herd"は【群れ】と訳する事が出来ます。

 多数派(集団)に同調する事により、『安心感を得られる』『孤立を避けられる』『考える行為から解放される(楽)』とのメリット故に、無意識に、
『多数派の意見』や『集団の判断』を重視し『多数派や集団の言動』に追随する傾向のことです。

 雑に言えば、人は多数派の真似っ子に安心を得るという話になります。

 お察し通り、この心理はビジネス戦略にも使われております。

 【ハーディング現象】では、安心安全他責メンタルを売りにし、定番、量産型に辿り着かせます。相反する様ですが、流行の素のひとつです。

「皆が買っているから」「行列が出来ていたから」と選んでしまう理由はこれ。
 つまり、皆が右に行くなら、とりあえず右でも良い。しかし『間違える時も皆一緒』という危険な面もあるのです。 


いじめ/誹謗中傷問題は【ハーディング現象】で考える


 各個人に『合理的な判断』や『自己の決定』(主義主張や正義)が例えあったとしても、
 周りと違う言動や反応をし少数派になる事、それが状況不利かつ孤立リスクを招くどころか、即死活問題(事件)に発展してしまう可能性があるとしたら。(あるのです)

 『多数派』をみつけて、『皆』をみつけて、真似をする事で得られる『個人の判断の不安<皆と同じという安心』の為に無意識(本能)に動かされた結果、
 (気が付いたら)『黙殺/いじめ/誹謗中傷行為に参加する多数派の集団』に属してしまう。

 やがて間もなく、判断や決定、意見が多数派仕様になってしまい、個人は思考を停止して、しかし、集団の一員になっている以上、一蓮托生、問題が起これば、紛う事なき『問題集団のメンバー』なのです。

 難しいけれども『個人』と『集団』を見続けて、自分の『選択』と『決定』の在り処を確認し続けて、『自分の状態』の確認を怠らない事が大事になるのかもしれません。

 それから多数派や集団の構成の大部分は『真似っ子』である事を理解し、【捜してみるべきがあるのなら】『発端になった人物』なのかもしれません。

余談ですが、怪談話にたまに出てくる【話を聞いた人の元にもやってくるタイプの幽霊】は【知っているのに何もしてくれない人も当事者カウント☆】しているのだと思います☻

  

 22話.10ルクス
 

 ルクスは明るさの単位。10ルクスは大体、上映前の映画館の明るさ、ろうそく1本程度の明るさ、ショットバーの明るさ、つまり光の側が少し明るい程度と説明される事が多いです

 それで。

 市民薄明という時間帯があり(天文学)、日の出の直前と日没の直後、夕暮れ周りの時間帯を指します。この時間から、街灯が点き始め、ヘッドライドを点けなければいけません。(ヘッドライドについては『トワイライト・オン』と言って、日没より1時間早めの点灯が推奨されていますので注意してね)

 交通死亡事故が多いのも夕暮れ周りのこの時間帯です。(気をつけて)

 温和しく【市民薄明】を使えば良いのに【10ルクス】をサブタイトルに選んでしまって(私は大体考えずに感覚でサブタイトルを置いており(今後のネタバレも含みつつ)
 市民薄明=10ルクスで合っていたっけ……と無責任にも混乱しているところです。 

 とりあえず、ルクスメーターのAPPをケータイに入れて、そのうち確認してみようと思います。10ルクスの明るさの説明は合っている筈なので、多分、安心してください。

第23話 オフィーリアに浮かぶ花群れ

 ジョン・エヴァレット・ミレーの絵画作品『オーフィリア』に対する、あくまで、わたしによる題名の言い換えです。作品は是非観てみてね。
(絵画とエピソードについてはWikipediaのリンクを貼っておきます) 

オフィーリアはウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の登場人物であり、この作品では彼女がデンマークの川に溺れてしまう前、歌を口ずさんでいる姿を描いている。

Wikipedia-最終更新日:6か月、Galaad1k

第24話.ニュートンの林檎


 一般的に『ニュートンのリンゴ』と呼ばれるものは、別名ケントの花を指します。

万有引力を発見したのは、この品種のリンゴが落果するのを見たのがその契機であると伝わり、「ニュートンのリンゴ」、「ニュートンのリンゴの木」などの別名でも知られる[1][2][3][4]。万有引力発見の逸話に登場する木は1814年に伐採されて現存しないが、接ぎ木で残された子孫の木が世界各地で栽培されている[1][2][5]  

Wikipediaより 最終更新:24日前、Gahukuro

 という訳で日本にも接ぎ木苗が送られ、高接病ウイルス感染疑いによる1年の隔離を経て、小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で、現在も公開されております。(ここの植物園を舞台にした文学作品はいくつもあります。泉鏡花『外科室』等)

 その後、この木を接ぎ木に日本全国各地で『ニュートンのリンゴ』は見られる様になりました。

※万有引力発見のまつわる逸話に関してはニュートン談ではない為、様々な議論がされています。

 で。肝心の万有引力の法則の説明。必要なのかこれ。

 兎も角、よくある勘違いの話。
 
 まず、万有引力の法則の発見は、重力の発見でありません。

 ニュートンは「林檎は地球の地面に向かって落ちること、地球の上にある月は地球の地面に落ちてこない理由(林檎が地球に引っ張られて落果するなら月も同様に落下する)」との考えを巡らせて、万有引力の法則を見つけ出しました。
 あらゆる物体各々が『引っ張る力(のひとつ)=万有引力』です。

地球は月を引っ張っているし、月も地球を引っ張っている。

 
 月は引っ張りながらも、より質量のある地球に引っ張られているのだけれども、遠心力と引力の境目辺りの球面に沿うという動き方をしている為、落ちていてても落ちてはこない。要は林檎の様に無防備に直線の落下はしません。

 詳しくは調べてください。毎回のお約束。あとは専門家の皆様の記事やサイトをお捜しください。 

 いつかサブタイトルにしたいニュートンシリーズに「ニュートンのキャットドア」と先に書いておきます。 

第25話.前後即因果の誤謬


それとこれとは関係がない。


・Aが発生した
→その後Bが発生した
・よってBが発生した原因はAだ

という誤謬(誤りです)

 例えを幾つかあげてみます。

①隣に公園が出来た
→その後、宝くじが当たらなくなった
・宝くじが当たらなくなったのは、隣に公園が出来たせいだ

②水族館に行った
→その後、会社をクビになった
・水族館に行った社員は会社をやめさせられる

③最近の若者は高いスマホを買う
→近年、バイク乗りが減った
・バイク乗りが減ったのは、若者がスマホを買って貧乏になったからだ

以上、例文。

うん。

それとこれとは関係がない。


 と言いたいですが、因果って難しくて、後から実は関係があったよ…となるものもあり、例文ですら難しい。

 なのですが、原因と結果を安易に結びつけると、迷信や陰謀論、ジンクス、呪術的思考が作られてしまいます。

 例えば、①では、公園が幸運の通り道を邪魔した結果、宝くじが当たらなくなったと言われて、腑に落ちたら大変です。

 しっくり来た後、しっくり来る事(納得が行く事)が続くと、綺麗に間違えていきます。流石におかしいといつか思う事が起きても、自分で辻褄合わせをしてしまい、そのルートから外れようがなくなります。

 やはり『Aが原因でBが起こった』と思う事に願望が入っていないか、思い込みが入っていないか、また自身(あるいは誘導側の)主張に都合の良い話になっていないか。
 
 その辺は、とても重要だと思うのです。

「オレが出掛ける時は雨が降る。つまり雨を降らせているのはオレ!」みたいなネタなら好きに言ったら良いと思うの!


という訳で、今回も浅学で申し訳無いと思いつつ、此のシリーズは続けていくつもりです。間違っている点があれば、お知らせください。それでは、マイペースにて更新していきます。


今回もお付き合いありがとうございました🐳3Z🌙 


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