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【社外PJ参加記録②】VUCA時代の新しい組織の形とは?

多様性が重視される時代、自社の働き方をアップデートしようではないかというオズビジョンさんの、これからの組織のあり方を一緒に考えていくプロジェクト。

「現状分析、ありたい姿、ギャップを埋める打ち手を決める」のうち
ありたい姿の部分をこの2回で決めていったので活動内容をまとめていきたいと思う。

※まとまりがなくほぼ議事録みたいになっている…が、そのまま伝えた方が生々しいということで。

最後にお知らせもあるので最後まで見てね!

長期目線でみた時、組織の中で働く上で課題となっていることは何だろうか?

ハイパフォーマー


前回までのPEST分析やターゲット整理結果からディスカッションを実施。

ターゲットを決めるにあたり、よく出てきた「ハイパフォーマー」「即戦力」について深掘りした。
ハイパフォーマー=能力 ✕ 環境 
環境がマッチして、強みが120%発揮できている状態の人がハイパフォーマーなのでは?
自分の能力レベルは同じでも、一緒に働く人や雰囲気でパフォーマンスが変わる経験をしたことがある人は多いのではないだろうか。

私自身は、高圧的な人や自分が主語になっている自己中な人がチームにいるとモジモジウジウジして
「こいつらの悪意を跳ね返すために強い気持ちを持たねば…!」
とよくわからない敵を自分の中に勝手に作り上げ、戦い始め、どんどんアウトプットが遅くなっていく。遅くなると恥ずかしさから毎回の質も低くなる。
今の職場は自由でありつつ自分の考えを求められ、最後までフィードバックをくれる上司もいる環境で、以前に比べ自信を持てるくらい丁寧な仕事ができるようになっている。
今回のプロジェクトも、参加者はそれぞれ違う領域や環境で普段は働いているが「より柔軟に個人も組織も成長できる」という共通のゴールを目指しているのですごく安心感がある中で自分の意見を発言できている。
それもこれも、自分の努力というよりは自分の弱みを補強してくれる人や意見を言いやすい環境を作ってくれる人のおかげなので、環境の重要性をとても感じる。
全ての人にそういった環境があれば日本の生産性ももっと上がるのでは?と夢は膨らむ。

能力を上げることも大切だが、環境は今だと転職するというのが主な選択肢になっている。
会社としても、こういった人材が能力発揮するのに自社組織は良い、逆にこうゆう点が今後欲しい人材を育てる上で課題である、と把握できるようになれば、不要な採用の抑制や文化醸成、離職率の改善、あらゆる課題の解決になるのでは?
以下、ディスカッションを通して見えてきた、育成に対する課題感。

・育成の場所が自社しかないと、そこがたまたま合わない環境だった時に転職するしかない
・会社は退職のタイミングで自社の組織課題を突きつけられ、タイムリーに改善に活かしていくことが難しい
・個人は自社で評価されている能力が他社でも通用するのか試す機会が副業などでしかなく、外交的な人にはチャンスが多いが、内向的でも成長意欲のある人には少しハードルが高い
・企業も個人も、副業から得られた成果を正しく言語化し成長に活かせているわけではない

自分たちが思う理想像とは?

各自が思うこれからの理想像について、案を持ち合ってディスカッションを実施した。整理する切り口や発想が人によって違う点が個人的には
「こうゆう考え方もあったか!」と大変勉強になった。

・社員を視野(内向き/外向き)と会社への貢献度(低い/高い)で考え、4つに分けた時、外向きで貢献度も高い人がまずは好事例を作ることで、内向き上昇志向>現状維持志向>停滞志向(環境が合っていないだけの可能性も大いにる)の順で刺激され、玉突きで変わっていくのでは?

・多様な価値観、経験の人が増えていくと、ある意味1社で全員を育成するには限界がある。であれば、転職と複職のいいとこ取りで「ある特徴の人材を育てる環境を提供できる」ということ自体を組織の成果と見なせるような仕組みを複数社で作れたらいいのでは?

・契約期間(有期/無期)、期待役割レベル(マネジメント+スキル)で考えた時、マネジメントも絡んでくると最初は有期の予定だったが、ずっといて欲しくなったり、逆に即戦力を求めていた場合は期限があるからお互いやりやすかったりと、相手に期待する役割で期間や契約方法(直接なのか、エージェントを介するのか)が変わってくるのでは?

・理念や価値観について共感する、と言う軸で誰と仕事やプロジェクトをするか選べる環境ができれば、個人の成長機会も企業が必要な人材を獲得する機会も最大化されるのでは?

・個人の今の強み(戦略/コミュニケーション/リーダーシップなど職能とはまた別軸)、スキル(職能に近い)、自分が強みを発揮しやすい環境、企業や組織の今の状況などを、正しく言語化し共通認識できるカルテのようなものがあれば、個人も企業も自分たちの成長を可視化できるようになるのでは?

・幸せだとパフォーマンスを発揮しやすい。誰もが幸せに、自分の可能性を無限大に発揮できるようになれたら良いが、今は専門性のある人が副業などで選択肢を広げている。複数社で協力すればイノベーションを起こせる人材の育成が今よりやりやすくなるし、幸せでパフォーマンスを発揮できる個人の数も増えていくのでは?

などなど。

ちなみに
プロジェクト形式で、今の会社にいながら週1くらいの時間で日中に他社のお困りごと解決のお手伝いをする
におけるメリットや具体的なミッションの私のイメージはこちら。

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1時間以上のディスカッションを経て、理想の組織の状態は以下の仮説にたどり着いた。

個人
・強みを発揮できる、成長できる環境を転職ではなく手に入れられる
・複数の環境に上司やFBをくれる存在がいるので多面的に自分を振り返ることができる
・安心できる居場所が複数できる
企業
・その時に必要な人材を採用以外の手段で獲得できる
・人材育成を複数社で行うことで自社の組織的な強みが見えてくる
・自社のみで行うより育成効率が良い
環境
・プラットフォームを形成し、人材育成の1手段として人材が自由に行き来できるようにする
・プラットフォーム内の企業、個人は共通の価値観で繋がっている

ターゲットは、誰か?

疑問

成功実績を作っていくことで背中を押される企業、個人が増えることから、徐々に対象を広げて行くことになった。

Step1
個人:外向き志向で、自分の市場価値を知りたい/上げたい、やりがいを探索している。既に副業を始めていたり、情報収集に積極的。
企業:即戦力、起爆剤が欲しい。

Step2
個人:転職がしたいわけではないが、成長はしたいし外の誰かの役に立ちたい。行動には移せていないが、チャンスがあれば他社のプロジェクトに挑戦したい。
企業:育成の機会として人を受け入れ、社員のマネジメント力/PM力を上げたい。

具体的に、どう進めるのか?

理想像も、先行して行う個人/企業のペルソナもできたので
では、やってみよう!!
となりオズビジョンさんが受け入れ企業及び人材放出企業となって実績を作ることに。
そこで必要になるのが、
受け入れてもらう個人を受け入れ先企業にどうアピールするのか?
欲しい人材に来てもらうためにオズビジョンは自社をどう打ち出すのか?
という、わかりやすいフォーマットのようなもの。
早速
①個人の応募フォーマット
②企業の募集フォーマット
③個人、企業が共通認識として抑えておくべき項目
を作成。

共通項目として抑えておくべき大項目は以下の3点でそこから枝葉が分かれていく。
・スキル/職能
・価値観
・稼働工数
1点目のスキルは実績のアピールでいけそうだが、2点目の価値観はその後のプロジェクト内での炎上リスクを抑える上でも重要となる。3点目は頻度・場所の話なのでどこまでプロジェクトに関与できるかに影響してくる。

1時間たらずのディスカッションでほぼ項目が決まったので、実際にメンバーの一人が自分の履歴書を作り、アタックしてみよう!と言う、実にスピーディーな展開となった。
同時に、このプロジェクトの追加メンバーを募集するという設定で、企業側の求人票も作成。
※そうなんです募集します!詳しくは「まとめ」ご参照。

小さくて恐縮だが、仮で作成したフォーマットはこちら。

↓個人の応募フォーマット

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↓企業の募集フォーマット

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まずは埋めてみて、やってみて、項目のブラッシュアップをしていく。

さらに議論したことは?

プラットフォーム化していくことで、個人も企業も1社では解決できない悩みを解決できる、というのはやはり魅力である。

ただ、個人の方は比較的容易に集められるが、やはり課題は人材を受け入れる企業を集めることだろう。
一体何がハードルとなるのか。一つは、報酬かもしれない。

期待する成果を出せるかわからない、まして育成の一貫となると、取り組みには賛同できてもお金はまた別の問題。
なので、週40時間の業務時間の一部を他社で役務提供するという発想で、
人材放出側の企業が他社で稼働している間の給料も支払うようにすれば、ここはクリアできるかもしれない。
これは、受け入れ企業が報酬も出すとなると、結局は資金に余裕があり高報酬を提示できる企業に人気が集中すると言う、本来の目的とのズレも解決できるので一石二鳥だ。

一方で、想定を上回る成果や組織への効果を出してくれた人に感謝の気持ちを表すにはどうしたら良いか?
ここで出た案
・このプラットフォーム内にお金を納めて、運営費やプラットフォーム参加企業の研修費に使う
・ふるさと納税みたいに、受け取り側が指定する先に寄付できる。
どれも利他の精神に溢れていて素敵な考えだ。

まとめ

これからは、成長の機会が社内に限らず「価値観に共感する」を軸に広がっていくような組織、働き方になっていくのかもしれない。

新しい仕組み作りは「まずはやってみよう!」のスピード感が改めて大切だと感じた。
磨き込みながら、
プロジェクト形式で人材が行き来して個人も企業も成長の機会/スピードを最大化できる
を1日も早く実現したい。

ここで、唐突に募集。笑

自社の人材育成の1手段として、プロジェクト形式で企業間で人材を交換トレーニーしてみたい
とお考えの現役人事の方。
一緒に新しい仕組みづくりをしませんか??

実行フェーズにうつるにあたり、是非現役人事の方の力を貸して欲しいので、気になる方はご連絡ください!

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