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人の行動を誘う“仕掛学”

こんにちは。コトコです(^^)
仕掛学ってご存知ですか?言葉は知らなくても、結構私たちの身近にある物なんです。最近はテレビなどでも取り上げられるようになってきました‼︎

私は、阪大で仕掛学を研究している松村真宏教授に会う機会があり、「仕掛学研究会」という学会で発表させていただく機会がありました。

そこからもう2年は過ぎているのですが、今改めて仕掛学について勉強したいと思い、『仕掛学』という本を買い、勉強中です。
今日は、その勉強したことを私なりに文章にしたいと思っています♪

仕掛学の身近な例

仕掛学の代表的な例だと思います。
トイレで、的があればそこを狙いたくなる。
ファイルに線が入っていたら、線を揃えたくなる。

ここで、ただ「整理整頓してください」みたいな張り紙だったら、みんなしないと思います。これは行動を強要しているから。
行動を強要されて素直に従う人は、多くないはずです。
仕掛学は、行動を強要するのではなく、つい行動を変えたくなるように仕向けます。
この “ついしたくなる” というのが仕掛学ではとても重要です。

“つい”で行動した結果、本来の目的が達成されていることが、仕掛けの成功だと言えます。
ここで、仕掛け学の定義を整理しておきます。

仕掛学の定義

仕掛学の3原則
・公平性
・誘引性
・目的の二重性

それぞれ詳しく説明します。

・公平性……仕掛けによって誰も不利益を被らないこと。仕掛けによって不快な思いをする人がいないこと。

・誘引性……行動変容を「強要」するのではないこと。仕掛けが行動の選択肢を増やしていること。そして私たちが自分の意思で自由に行動を選べること。

・目的の二重性……仕掛ける側の目的(解決したい問題)と仕掛けられる側の目的(行動したくなる理由)が異なっていること。

定義を整理できた上で、この仕掛学の三原則に基づいて最初に挙げたトイレの便器の方の例を考えてみます。
・目的の二重性……仕掛ける側の目的は、「トイレをきれいに使って欲しい」ですが、仕掛けられる側の目的は、「的を狙いたい」。よって、目的の二重性は満たしています。
・誘引性……的を狙っても狙わなくても良いが、つい、的を狙ってしまう。
・公平性……もちろん、この“的”という仕掛けによって不利益を被る人はいません。

こうやって考えてみると私たちは知らないうちに、上手な “仕掛け”によって行動を変容させられているのかもしれないですね♪楽しいです😆
まだまだ仕掛学について勉強したいです‼︎‼︎

最後まで読んでいただきありがとうございました😊嬉しいです(*^^*)

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