【触覚#2】「痛み」について。

こんにちは。コトコです(^^)

先日、触覚の記事をあげた時にたくさんコメントをいただきました。
(コメントをくださる方ありがとうございます‼︎とっても嬉しいです✨✨)
その中のコメントに、山口創先生の本おすすめですよと教えてくれるものがありました。

コメントをいただき、図書館で山口創先生の本を借りてきました!!
4月には引っ越しでいなくなるのに大量の本を借りてしまい、読み終えられる気配が無く慌てております💦

『皮膚感覚の不思議』と言う本の第2章「痛い!」から興味を持ったところを文章にしようと思います!!


感覚をまず「特殊感覚」「体性感覚」「内臓感覚」の3つに分けます。
順に説明すると、

「特殊感覚」には、“視覚・聴覚・味覚・嗅覚・平衡感覚” が含まれています。
これらは、すべて“目・耳・舌・鼻・三半規管” という特殊受容器によって感じる感覚です。

「体性感覚」には、皮膚感覚(表面感覚)と固有感覚(深部感覚)が含まれています。後で詳しく説明します。

「内臓感覚」には、“空腹感や満腹感・尿意・内臓痛覚” が含まれています。


今日のテーマ「痛み」が関係するのは体性感覚に含まれる皮膚感覚です。
皮膚感覚とは、“触覚・圧覚・痛覚・温度感覚” のことです。

さあ本題です。
皮膚には “痛覚” “温点” “冷点” があるそうです。
これらは特定の受容器(視覚で言う目のこと)を持たず、自由神経末で感覚を捉えています。

温点が反応する最大の温度は35℃、冷点は25℃。
ですが、あまりに熱いと、あるいは冷たいと “痛い” と感じるようになります。
その熱いと痛いの境界の温度は45℃、冷たいと痛いの境界の温度は15℃です。

なぜ45℃なのか。
それはちょうどタンパク質が固まり始める温度だからです。
また温度が60℃を超えると、細胞が壊れ始めるため、激しい痛みを感じるようになります。

(この図の45℃以上で冷覚も反応しているのは、“矛盾冷覚” と呼ばれる現象です)


“痛み” を感じなければ、ずっと触れていて、タンパク質が固まり、火傷を負うかもしれない。逆に、冷たい場合であれば、凍傷を起こすかもしれない。
そう考えると、“痛み” というものは、警告信号としても機能していると言えます。

ですが、癌のように致命的な危険が迫ってから初めて痛み出すこともあれば、
ささくれのように、小さな傷でも痛くて仕方がない時もある。
そう考えると、“痛み” というものは、とても不完全なシステムだなあと思いました。生命の危機を維持するために痛みがある、とは言い難いような気がしています。

ちなみに、「脳」自体は痛みを感じないんだそうです。
初耳でした!!人間にとって重要な臓器の脳が、痛みを感じないなんて。びっくりです。



そういえば、痛みというものは思い出せないものだなと思っています。

「あの時怪我をして痛かった」と言っている自分は、痛みの不快さそのものは思い出せません。痛かったときの状況と、その痛みをどう対処したかどうかしか覚えていません。

ですが、それだけ覚えていたら十分で、不快さを正確に思い出せたなら、ずっと苦痛が付きまとう。
だから、痛みそのものの感覚は思い出せないようになっているのかなと思いました。


「痛い」。
良く出来たシステムなのか、不完全なシステムなのかよくわかりませんが、
今日は「痛み」について文章にまとめてみました。

山口創先生のことを教えてくださったお礼にAyaHori1181さんの記事を貼っておきます。

最後まで読んでくださってありがとうございます😊
とっても嬉しいです!!!
まだまだ知らないことばかりだけれど、知れば知るほど知りたくなる触覚についてまだまだ勉強したいと思います(*^^*)

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