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「植物活動」のことを、改めて教えてもらった話。

 暮らしまわりのことを書いていて、柿のことと、妻のことがよく出てきているので、読む人によっては、うんざりするかもしれませんが、それは、毎日のように妻が「植物活動」をしているからで、そのことを、もう少し詳しく聞いてみようと思いました。

 春頃は、庭や、近所の並木の根本に「雑草の庭」を作ったり、「雑草の種を集めて、理想の雑草の庭」のプランを進めたりしていました。

 家や近所だけでなく、人に聞かれたら、知らない植物の名前を調べて、ふだを作り、それを持って、少し遠くのご近所に「出張」したりもしていました。

柿の葉活動

 そして、秋になり、庭の柿の葉が色づいてきてからは、毎日のように、玄関先の古い机の上に、柿の葉が並ぶ日が続きました。葉っぱを使って、ツルを折ったりもしていました。

 もうすぐ冬になりそうで、庭の柿の木の葉っぱは、どんどん散っていくのですが、ここまで、毎日のように柿の葉っぱは、机の上に並んでいました。洗濯をしようとすると、洗濯槽に何枚も色づいた葉が入っている日々も続きました。

 妻の「植物活動」は微妙にバリエーションが増えているようでした。

「植物活動」の話

「毎日、朝、そうじをして、きれいな葉っぱがあると掃けなくなっちゃう。
 掃くと、いなくなってしまうから。

 それから、裏返しでも、あキレイかも、と思うのがあって、表を見るまで、あたりかどうかで、ちょっとドキドキはするけど、やっぱり全部がいいわけではなくて、たぶん、2割くらいの感じだと思う。

 毎日、きれいで、拾って、並べるけど、多い日で20枚くらい。

 それで、並べて、めでてているんだけど、それだけだともったいないので、どうしようかと思って、それから、毎年のようにコピーはとって、切って手紙にはったり、切り抜いた葉っぱのコピーをつないで包装の帯にしたりしてた。(これはコピーです↓)。

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 それから、今年は、そのコピーを切って、折り紙にしたりしていた。

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 もう少しもたないかな、とも思って、表面にボンドをうすめて塗ったりして、それで、2日くらいはもつようになったけど、その一方で、ほんとにその旬を楽しみたいと思って、今年は、葉っぱを丸く切って、懐紙に並べて貼って、それをご近所の方と、お茶をする時に持って行ったりした。とても喜んでくれて、うれしかった」。

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秋の終わり

 無限かと思うくらい、毎日のように柿の葉っぱは紅葉し、落葉もしていたのですが、12月になろうとする頃になって、さすがに、柿の木はむきだしになり、残った実に鳥がよく来て、ついばむようになっています。

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 そうなると、妻も、柿の葉も、そろそろ最後かな、という感じで、もうあんまりなくなっている、と言っています。でも、寂しい、というのではなく、秋が終わったな、秋を楽しめたな、という気持ちらしいです。

 これから冬になっても、植物に実がなる姿が楽しみだし、これからタネを植える楽しみもあるそうです。

 近くに川が流れ、土手がありますが、都内のすみっこで、一見、そんなに自然が豊かとは思えません。それでも、いろいろな「植物活動」は可能のようです。

 庭の柿の木の残っている実に、メジロがいっぱいやってきて、残った柿の実でバイキングをしているように、あっちつついて、こっちつついて、としている姿から、妻は目が離せなかったようです。それも、今日の「植物活動」の一環のようでした。




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