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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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#習慣にしていること

「病気についての常識」で、改めて確認してみたいこと。

 なるべく外出しないようにしているけれど、昨日は、出かけた。  帰りの電車は、人がぴったりくっつくほどの距離だった。午後8時くらいになっているのに、乗れないくらい混んでいたから、もう1台待って、それでも、けっこう混んでいた。列の一番前で待っていたから、座れた。隣の男性が少しせきをする。同じ車両の遠くの方で、せきをする声が、複数聞こえる。  この前は、これまでだったら、駅の男子トイレは手を洗わない人も結構いたのに、3カ所ある洗面台の液体せっけんが全部、空だった。スーパーのアル

2024年の確定申告

 収入は今もとても少ない。  介護に専念していた10数年は、仕事をやめていて収入はなかったから、親の年金や貯金を切り崩して、ギリギリの生活をしていた。  だから、支出を減らそうとして、スマホも携帯も所持することもなかった。介護に専念し始めた20世紀の後半には、そういう人間もそれほど珍しくなかったけれど、2000年代に入ってアイフォンが登場したのが、確か2007年で、その騒ぎはニュースで見て覚えているけれど、自分とは無縁だった。それでも、その後、こんなに爆発的に普及した商品

「想像力」を鍛えることも、「好奇心」を忘れないことも、「本当に大事なこと」ではないと思う。

 何か、とても否定できないように、「常識」のようにいわれることが、いくつもある。  想像力を鍛えよう。  好奇心を忘れない。  そうした「常識」の中で、「想像力」と「好奇心」に関しては、あまり疑問がはさまれない。  だけど、いつも思っていたのは、「想像力を鍛える」ことも、「好奇心を忘れない」ことも、優先順位で言えば、本当に大事なことではない、ということだった。 想像力と好奇心 想像力が自分にあるかどうかわからない。それが人と比べて、優れているのか、劣っているのか、それ

本当に思ったことだけを、伝える。

 最初に入社したのがスポーツ新聞社で、ゴルフ記者として働き始めた。  大学4年の3月上旬から出社し、最初は現場で先輩記者に、いろいろと教わったり、怒られたりもした。  そして4月中旬には、記者一人、カメラマン一人で、国内の女子プロゴルフの取材に出かけた。  そうやって、すぐに現場での仕事が始まったから「どうやって取材をするか?」については、他社のゴルフ記者の人達の仕事ぶりを見て、さらに学ぶしかない。実際に、プロゴルファーの人たちを相手にし、様々な失敗を繰り返しながら、自

「川中島」で、つい思ってしまったこと。

 かなり昔、長野オリンピックの前だから、もう30年近く前のことになると思うと、そんなに時間が経ったことに、ちょっとゾッとするけれど、比較的、近くの出来事に感じる。  最近、買ってきたスイーツのシュークリームがあって、その白桃の産地が「川中島」と知って、あっという間にその時のことを思い出した。 川中島 まだ、ライターをしていたころ、長野オリンピック関連の仕事を発注してもらって、フォトグラファーと二人で、長野県を少し回ったことがあった。  その途中で、今になったら、どうして

耳たぶが、気になる。

 ある年齢以上が知っている「言い伝え」のようなものなのか。それとも、特定の地域に根付いていた「ことわざ」なのか。意外と今も広く信じられていることか。あまり定かでないのだけど、ずっと気になっていることがある。  耳たぶが、福耳だと、運がいい。  耳たぶが、厚くて、大きいほど、幸運と言われ、だから成功者が多いし、現代であれば、必然的に経済的にも豊かなので、よくテレビで目にする人気者の耳たぶを見て、あ、やっぱり大きい、とか、大御所的な人の耳をみて、はち切れそうに耳たぶがふくらん

それでも投票に行く理由。

 今は18歳に引き下げられたけれど、20歳で選挙権を得てから、基本的には、選挙がある時は、ほぼ全てに投票をしてきた。  だから、何回、あの不思議な感触の投票用紙に、政党の名前や、候補者の氏名を書いてきたのかは忘れてしまったけれど、もしも、その正確な数字がわかったら、次の投票に行きたくなくなるくらい、結果的に「死票」率が相当に高いような気がする。  さらには、統一地方選挙だと、投票率は50%を割っているから、ついに投票に行くほうが少数派になってしまった。  それでも、次も

なにか物足りないと思う時は、「幸せの要素」を思い出して、確認してみる。

 辛い時ほど、その辛さで頭がいっぱいになる。  それを何とか乗り越えて、ほっとした時期を過ぎると、脱力したような、何もしていないような、ぼんやりした時が来る。  考えたら、辛さという圧力がなくなって、それは気になることが一応なくなったのは、実は幸せなのではないか、といった気持ちにもなるのだけど、それでも、何か物足りないような、つまらないような、そんな思いになることがある。  そんな時、時々、思い出す本がある。 「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」 前野隆司 この書籍

テレビ画面に映った「風景」が、やたらと気になる。

 ロンドンブーツが深夜の番組で、「ガサ入れ」というコーナーをやっていたことがある。  それは、主に若いカップルのどちらかが、相手の行動が怪しいから、浮気などをしていないか、調査してほしいという依頼を受けて、ロンドンブーツの二人が、その住居を家探しする、という今では考えられない企画だった。  当初、ロンブーの二人は、気が乗らないように見えたが、そのうちに、この番組の人気が上がったせいもあったのか、だんだんと気持ちが入っていくように見えた。特に田村淳の、相手をうまく誘導してい

「公衆電話が、また消えた」。

 最初にnoteに書いたのが、スマホも携帯も持たない自分が、どんなことを感じているか、という記事だった。2020年3月のことだった。  それから半年がたって、微妙に状況が変わったように思えたので、また電話について、書いた。 持たない理由  さらに時間がたち、2022年の現在でも、まだスマホも携帯も持っていない。  介護に専念し、仕事もしていないから徹底的に節約した15年ほどがあって、その間にスマートフォンが発売され、世の中に普及していったことは知っていたが、今も、コロナ

「クイズ番組視聴」に関する「ハウスルール」。

『突然ですが、問題です。見出し写真に映っている「鉄の枠でできたサッカーボール」のような物体は、どれくらいの大きさでしょうか?』               (答えは最後にあります)。  テレビを見ていると、時々、クイズ番組が映る。  もしくは、何かの拍子に番組の中で、クイズが出題される。    それを見ていると、つい答えたくなるのだけど、うちの中でのルールがある。  早く答え過ぎてはいけない。 答えたい気持ち  妻と一緒にテレビを見ていて、それが、いわゆる本格的なクイズ

「自分は頭が悪いので」と開き直ることは、無責任なのかもしれない。

 本当に、自分のことを、根本から「バカ」だとは、なかなか思えない。  多少のうぬぼれのようなものがないと、自分を否定し尽くしてしまったら、生きてはいけないとも思う。 幼い頃の評価  それでも、幼い頃に、知能テストや、学力テストを通して、数字として、“あなたの能力は低い”といったことを、あからさまでなくても伝えられ続けた記憶があると、その後、色々なことを学び、それなりに能力が上がって、なんとなく少しは頭が良くなった気がしても、幼少の頃の否定的な見られ方は、ずっと残っている気が

とても久しぶりに「美術館」に行き、「初めての店」で食事をし、気持ちが少し救われた話。

 コロナ禍になり、特に今年(2021)の夏は感染者数が増大し、東京都内に住んでいると、とても怖くなり、外出を控える日々が続いた。  これまで、特に介護をしている19年の間は、気持ち的に辛い時には、アートを見に行って、それ以上、気持ちが沈み込むことを避けられてきた。  でも、この2年くらいは、見に行きたい展覧会や企画や作品があっても、毎日の新規感染者数の数を見て、家族には気管支の持病があるので、とにかく感染しないことを優先する日々だった。 無力感 外へ出ないようにしている

「本を読む時間を増やしたい」と考えたら、改めて「図書館のありがたさ」を思った。

 読みたい本を、図書館に予約する。  場合によっては100を超える人と一緒に待っているので、半年以上の時間が必要なこともあるのだけど、そういう本を複数、予約していると、いつ「ご予約の資料が用意できましたので、下記の図書館までおいでください」というメールが来るか分からない。  最近、予約していた書籍に関して、いっぺんに何通もメールが来て、それなりにページ数のある本が家に揃った。  2週間で、3冊で1000ページくらいの小説と、さらに、3冊の新書版を読むことになった。(読む