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ブラジル料理のフェイジョアーダを小豆とベーコンで作った理由。

日本に売っている食材で作るフェイジョアーダ。私なりの解釈でまとめたレシピをハフポストさんに掲載してもらいました。

おうちでブラジルごはん、2つの味が楽しめる豆の煮込み「フェイジョアーダ」【旅するレシピ】

レシピが全くその国のそれと同じでなければ正解ではない!わけではなく、本場でも家庭によっていろんな味があるだろうし。ただその料理の美味しいポイントがいったいどこなのか。それがちゃんとレシピに反映されてるかどうかは大事だと思います。

フェイジョアーダとは「お肉とお豆」の煮込みのことです。ブラジルでは黒インゲン豆という色が真っ黒で小豆よりほんの少し大きめサイズの豆を使います。またソーセージなどのスパイシーな味付きのお肉を使って煮込むことで、豆からの出汁と味付き肉の塩気で何ともいい感じになる、そんな料理だと私は理解しています。

ただ近所のスーパーに乾燥した黒インゲン豆は滅多に売ってないし、スパイシーなソーセージもあるかどうか。でも小豆、ベーコン、豚塊なら、ほぼどのスーパーにでも売っていますよね。

それで、以下のようにフェイジョアーダについて、分解して考えてみることにしました。

ソーセージの肉感は豚塊肉にまかせる
豚肉を漬け込む際の調味料で複雑さを出す
塩味と肉の味はじっくり炒めたベーコンを足すことで補う
黒インゲン豆は小豆で代用

この流れで出来上がったのが今回のレシピです。

私がフェイジョアーダに対してすごいなーと思っているポイントは、初めにも書いたけど「豆とお肉を煮込んで出てくる滋味深い優しい味わい」です。黒インゲン豆がない、ブラジル人が食べるようなスパイシーなソーセージもない、そんなことくらいでこの美味しさを知らずにいるのはもったいない。じゃあ小豆とベーコンで作ってみようか、食べて気に入ったら次は本場の食材にトライしても楽しいと思う。そんな感じなんです。

というわけで、材料のあれが違うこれが違うは大した問題ではなく、私はただ美味しいを伝えたいだけ。

追伸。ビナグレッチソースは必ず作ってくださいね、あんなに優しい味わいだったフェイジョアーダが、ソースをかけた途端に突然別物になります。その振れ幅というか変身具合がまたとても楽しいので、ぜひ。

★合わせる日本ワイン
ロゼがいいと思います。旭洋酒さんのロゼ「ソレイユクラシックロゼ」なんてどうでしょうか。豚肉とロゼはよく合うし、豆の優しさにちょうどいいと思います。

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