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初の試み 秋起こし

今年は初の試みとして、田んぼの秋起こしをしてみました。

秋起こしの狙い 

狙う効果としては、来年の稲の健全な根の育成。その為に今年刈った稲の株やワラをしっかり発酵分解させておきたい。その為の秋起こし。

未熟なものが土中にあると、水田にした際、根を傷めるガスの発生要因となる。元気な稲を作る上では、避けられるのであればやっぱり避けたい所である。

必要な要素

ただ秋に耕運すれば良いというものでもない。しっかり分解させる為に必要な要素がある。その要素というのが。。

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・微生物

有機物を分解する主役。稲株やワラを分解するのはまさに微生物の働きのおかげです。彼らなしに農業は考えられません。彼らの動きを考える事が農業の技術と言っても過言ではないほど。

・窒素

微生物のエサとなり、分解度の良し悪しを左右します。エサがあれば微生物が増えやすく、微生物が多い土は有機物を多く分解しやすく、植物にとって良い状態を作り出す。ワラを分解する場合、10aあたり3〜4kgの窒素が目安とされる。鶏糞の場合、c/n比から考えると10 aあたり100〜150kg。

・温度

微生物が活発に活動する温度(地温)があり、秋起こしの場合、地温が18度は欲しいと言われています。私の地域では10 月下旬までがギリギリか。。?

実験的な秋起こし

今回は10 月6日に行う事が出来たが、正直今後行うかは微妙な所。そもそも私が行っている地域で私が作っている品種だと、稲刈り適期が10月中旬くらいの事が多そう。その後の秋起こしが、どれほどの効果があるのか正直まだわかっていない、というかデータを探していないので、そこは今後の課題としています。

またこの秋起こしの効果がどれほどあるのかも、来年の稲の根を見てからの判断となるので、あくまで今年は実験的な意味合いが強いです。

1年に1度。やりたい事は沢山あるけど、取捨選択して絶対やりたいものを外さないように、色々な情報を沢山浴びて、考察を繰り返す。いつかベストを見つけだす日を夢見て!

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