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ロジカルコミュニケーションを読んだよ
安田正さんの「ロジカル・コミュニケーション」を読んだ。
感想文と本の要点をつらつら。2000文字未満なので5分で読み終わると思います。ぜひ読んでってください。
(note初投稿につき大目に見てください。。。)
読んだわけは、前に友達に「君ってネタは面白いんだけど、会話は要領が得なくてつまらない」と言われたのが少しショックだったから改善したくて。
感想は「知ってる」だった。大雑把に書くとそれは小学校の頃に書いていた読書感想文で自分がよく使っていた常套手段。「ポイントは3つ」って最初に書き出して、あとはその順番で話していくスタイル。
このスタイル(次からポイントスタイルとする)は意外と考えられていた。なぜかというと「ポイント=段落」でラベリングできるため要点をまとめられるからだ。また、先にポイント数をカウントすることで聞き手もどんな話が来るか?どれくらいで話が終わるか?などと話の展開・時間の予測もしやすい。
こんな当たり前のことが書籍化されているのは、「日本に住む大人が論理だてたコミュニケーションが出来ていないから」ということになる。
なぜなのか。
この問題を本の言葉を借りて書いていく。
日本では聞き手が話(空気)を読む文化がある。いわゆる、「察し」というもの。この文化が子供のころから蓄積されていき、大人になるころには上記のポイントスタイルさえできなくなっている。
いや、共通の「察し」を共有できる間柄での会話(ex友達やご近所さん、または職場の同僚など)では問題ない。むしろ「察し」により円滑に会話が進むこともあるだろう。
しかし、相手が”日本人”ではなかったらどうだろうか。あるいは日本人でも、初めて会う人に対してはどうだろう。これらの人に対しては「察し」が使えないことは言うまでもない。
このように違う環境に行くたびに人と話せなくなっては困るだろう。
そこでポイントスタイル等の、わかりやすく論理だてて話すことができるコミュニケーションスキルを使うことで誰とでも円滑に話を進めることができる。
以上から違う環境に行っても誰とでも円滑に話すことができるコミュニケーションスキルが必要なのである。
そこで「ポイントスタイル」である。
コミュニケーションスキルはたくさんあるが、ポイントスタイルは初めて使う人にでも取り入れやすい。なぜかというと要点を数字でまとめられるから。確かに小学生の読書感想文にはもってこいだ。
例を書いてみる。理論だてをする前とした後で分けているので比べてほしい。
<する前>
~新任管理職研修プログラム変更の提案について~
部長「君の提案を教えてくれないか?」
社員A「今年から新任管理職研修のメニューを一部変更することはできないでしょうか。ここ数年、新たに管理職となった者の多くは、部下とのコミュニケーションがうまくいってないようで、コミュニケーション・スキルを高める必要性を感じています。そこで、新任管理職研修のプログラムの中のコミュニケーションに関する部分を見直していただけないものかと思うに至りました。具体的な見直し内容については、今のところ何も案はありませんが、まず部下とのコミュニケーションの状況はどうなのか、管理職に必要なコミュニケーションのレベルはどの程度のものかを、各部の部長からヒアリングして確認してみます。次回の新任管理職研修まで時間はありませんが、ヒアリングの結果を受けて、内容の詳細を固めていく考えです。」
<した後>
部長「君の提案を教えてくれないか?」
社員A「今年から、新任管理職研修のメニューを一部変更することはできないでしょうか。そのために必要な作業としては、「具体的な見直し内容の決定」と「コミュニケーション状況の把握」の2つがあります。「見直し内容の決定」は管理職に必要なコミュニケーションのレベル調査をします。コミュニケーション状況の把握は部下とのコミュニケーション状況の調査をします。両方とも各部の部長からヒアリングを実施します。」
(安田正著 ロジカルコミュニケーションより抜粋)
いかがだろうか。理論だてて説明すると一目瞭然でわかりやすい。
小学生の読書感想文よりも文字は難しいものの、使っているスキルは同じものである。まず話を分けてラベリングし、その順番の通りに具体性をまぜて説明していけばよい。
このようにして理論だてを行うことによってだれとでも円滑にコミュニケーションを図ることができるのである。
私も聞き手が「察し」をしなくてもわかるような会話を心がけたい。
written by 3食パンケーキ
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