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鬱:UTSU〜いつ仕事を休むのか〜

いつ仕事を休むのか?

鬱を持ちながら働いている人は、一度は、いや何度も考え悩むところではないだろうかと思う。

まして、朝起きれず無断欠勤などがあるわけでもない、ギリギリ仕事に行けている状態の時。しんどいけど、じゃあ仕事を長期に休むほどなのか?という疑問は鬱の人も、周りの人も持つのではないだろうか。


私もそう。仕事には行けているけど、精神科の主治医には何度か病気休暇を勧められている。その度に、「一応、仕事には行けてるし、職場に迷惑をかけるんで、ちょっと考えます。。。」と足踏みしてしまう。


さて、そんなときどうしたらいいだろうか?
仕事を休むか否かの境目はどこ?

今の自分の状態は、どうなってるんだろうか?


ここは一歩離れてまとめて見たいと思う。

環境はどうか?

  • 職場は理解があり、実質時短だがみなし勤務でフルタイムということにしてくれている。大変ありがたい。

  • 一人暮らしだけど、色々とサポートしてくれる母がいる。これ以上ない味方だ。


では、症状はどうか?

  • 眠れず、眠剤を飲んでも2~3時間しか眠れない。先週は7日間ほとんど眠れなかった。

  • ずっとだるい。頭痛がする。

  • 何をしてもすごく疲れる。

  • 物が選べない。

  • 思考が緩慢で直線的になって、周囲が見えなくなる。

  • 感情が平坦になって、なんだかぼんやりする。

  • 笑ったり、喋ったりすることがすごく疲れる。

  • 突然涙が出て止まらなくなる。

  • テレビや映画、本が見ていられない。

  • フラッシュバックがある。

  • 消えてしまいたい衝動が頭から離れず、自分に価値がないように感じる。

  • 死ぬ構想がどんどん具体的になって、気がつくと無意識に危険な行動に出ていることがある。

  • 職場にかける迷惑を思うと申し訳なくて仕方がない。


生活への影響は?

  • 朝、布団から出て着替えて出かけるまで電話で母に促してもらわないと何もできない。

  • 体力や気力がもたず、時短にしてもらわないと働けない。

  • 休憩時間は横にならないと続けて活動ができない。

  • 仕事で失敗が増えた。

  • よく車に引かれそうになる。

  • 友人やあらゆる連絡を避けている。

  • 習い事に行けない。毎回無断キャンセルしてしまう。

  • 何をするのも億劫で、お風呂は週にだいたい1回。洗濯は3週に1回。服が選べなくて毎日同じ服を着ている。洗顔も歯磨きもなし。

  • 買い物ができないので、食事は1日に1回。決まったものだけコンビニで。買えないときは食べない。


っと、ここまで書いてみると、結構ヤバいのがわかる。

環境はいいけど、環境でカバーできないぐらい症状が生活へ影響してる。

特に、眠れなかったり、食べられなかったり、死にたくなったり(死のうとしたり)するのは限界のサインだろう。

実は昨日、このリストを持って産業医の先生にも相談したら、「もし、“仕事を休まないといけないリスト”があるなら、もう既に全て完璧に満たしています。」と言われ、遂に病気休暇をとることにした。諸々引き継ぎもあるので、来週から。

こういうのを読むと、何がきっかけだったんだろう?って思う人もいるかも知れない。上司にも聞かれた。

再燃のきっかけなんて、いっぱいある。
もしかしたら、去年の大失恋のせいかもしれないし、父の命日の辺りから調子が崩れていったので、それかもしれない。年末に友人がALS(筋萎縮性側索硬化症:全身の筋肉が急激に弱っていって最期には呼吸が止まる難病)になったのが分かって、そのショックと新しい環境や体の変化に寄り添おうと頑張りすぎたせいかもしれない。鬱は冬に弱いと言うし、そのせいかも。あるいは、昨年やっと正職員になって、張り切りすぎただけなのかも。
つまりは、この場合きっかけを探しても今の役には立たないってこと。もしも、明確なストレスがあってそれを取り除ける状況なら別だけど。

とにかく今は休まなければならない。可及的速やかに。
そして、昨年までの長い休職期間で学んだことは、焦らないことと、仕事のことは考えないこと。じゃないとずるずると長い休暇が入用になってしまう。

そして、これを読んでくれる友人には、心配しないで気長に待っててと言いたい。個人的な連絡は何故か返せない星に私は今来てしまっているのだ。
みんなのいる星からは少し遠すぎて、世情も励ましの言葉も届かない。

私には、“休暇”という、普段なら嬉しいはずの壁が待っている。
このステージをクリアするには、【頑張らない】とか、【ゆっくりする】、【よく寝る】、でも【生活のリズムを整える】とかいった特殊スキルが必要で、私のレベルではまだ獲得が難しいものもあるけど。
一歩一歩レベルアップしていけば、いつかはゲットできるはずだ。

何故なら、先人たちもそうやってこの“鬱”という友人との付き合い方を模索しているのだから。

今は休むこと。
今が休むとき。

私のリストはもう埋まってるんだから。


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