2.contain 〈tain:保つ・つかむ〉
第2講の<見出し語>は、containです。
コンテインがピンと来なくても、「コンテナ」や「コンテンツ」という表現は聞いたことがあるはずです。語源を知れば「なるほど!」と既知の情報と
つながります。
☑️記号のルール
1. 発音記号は使わずカタカナ表記をします。アクセントは太字で表します。
2.★マークは良く使われるカタカナ語、※マークはポイントです。
A.「語源」で〈見出し語〉を覚える
contain = con (一緒に=一つの所に)+tain (保つ=keep)
→ ①一つの所に入れておく、②感情を一つの所(=心の中)に入れておく=(動)コンテイン①「~を含む」、②「(感情)を抑える」
▶語源<tain>=「保つ」「つかむ」
※-tainという形のほか、ten, tentのような変化形もあります。
★「コンテンツ(contents:中身、内容)を充実させる」
→con(一つのところに)+tent(保たれたもの)
=中に含まれたもの=(名)「中身」 「内容」
<発展> content には (1)「内容」という名詞のほかに、(2)「満足した」(be content with~)という形容詞があります。
これも語源で考えてみると、
con(一つのところ=心の中に)+tent(保たれている)→他のものに心が動かない
=(形)「満足した」、につながると理解できます。
B. 「接頭語」で〈同一語源の単語〉を覚える
➀maintain = main(=manu:手で)+tain(保つ)
=(動)メインテイン「維持する」
★「車をメンテナンス(maintenance:維持・保守)する」→main(=manu:手で)+ten(保つ)+ance(名詞化:こと)
➁sustain =sus (=sub:下から)+tain(保つ)
=(動)サステイン「~を持続させる、支える」
➂obtain = ob(~の方に向かって)+tain(つかむ) → ~の方に手を伸ばしてつかむ
=(動)オブテイン「~を得る、手に入れる」
④entertain = enter(=inter:~の間で)+tain(つかむ)→ 人々の間で(心を)つかむ
=(動)エンタテイン「~を楽しませる」
C.「接尾語」で〈派生語〉を覚える
➀container → -er (名詞化:~するもの、~する人)
=(名)コンテイナ「容器」、「コンテナ」
★「コンテナ車」「コンテナ船」、のコンテナ
★「エンタテイナー(entertainer:芸人)」
→enter(=inter:人々の間で)+tain((心を)つかむ)+er(人)
➁containment → -ment(名詞化:~すること)=抑えること
=(名)コンテインメント「(感情の)抑制、封じ込め」(見出し語contain ②「(感情)を抑える」の方の派生語です。
★「エンターテインメント(entertainment 略:エンタメ)業界」→enter(=inter:人々の間で)+tain(心をつかむ)+ment(こと)
=(名)「娯楽・もてなし」
▶️どうでしたか?第2講で10語の見出し語&関連語を確認しました。
▶️ただ「回す」のではなく、語源の意味を理解しながら繰り返し読めば、読んだ分だけ蓄積があります!
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